クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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外伝:二人からの祝福

陽弥達が終わらせたソロモニア戦記から6ヶ月後、ホライゾンや各惑星で最高の祭りが開かれていた。それは全国民が待望していた陽弥・ギデオン総統とエミリア・ヴァルネア・クリーフ姫殿下の結婚式が開かれていたのであった。

 

先ず、式場に行くためにヴァルキュリアスのパレードがあると、そしてウェディング用の馬車には陽弥が白のタキシードを着ており、ルナと父親のシンがいた。

 

「いよいよだねぇ!お兄ちゃん!」

 

「う......うん.....滅茶苦茶、緊張する......」

 

「らしくないぞ......陽弥」

 

「父さんも......」

 

「一様、エスメラルダに話して、呼び戻している。彼女も急いでドレスに着替えながら、向かっているって、」

 

「そうか.......しかし、これは.......」

 

馬車を引くための馬がパレード用の装飾品を身につけた陽弥の愛馬ユニゴルディアンとルナの愛馬ミスティックが並んでいた。さらに陽弥の膝に愛犬のガルディオラが幼体のコマイヌに戻っており、陽弥の顔を見ながらワクワクしていた。勿論、コマイヌにも黒のタキシードを着ていた。

 

「派手じゃない?」

 

すると、向こうから純白のウェディングドレスを着たエミリアがやって来た。

 

「お待たせしました♪」

 

陽弥はエミリアのウェディングドレスを見て、魅了されていた。

 

「じゃあ、俺らは、この辺で♪」

 

「先に式場で待っているから♪」

 

ルナとシンは式場に向かう。そして馬車の中でパレードが始まるの待つ陽弥とエミリア。すると陽弥はオムニツールを起動し、あるディスクを見る。

 

「本当に.......これ見せるの?」

 

「はい♪きっと、陽弥様のお義父様とお義母様やルナさん達もきっと、大喜びですよ♪」

 

「だけど......これはちょっと......そうだ!!」

 

「?」

 

「エミリア!ちょっと付いてきてくれないか!?」

 

「え?えぇ......」

 

陽弥は馬車から下り、叫んだ。

 

「シグムディア!」

 

するとシグムディアが次元跳躍で現れ、陽弥に問う。

 

「陽弥様.......結婚式なのに、何故、我を?」

 

「ちょっと、行きたい時代があるんだ!」

 

「?」

 

陽弥はエミリアのコックピットの後部座席に乗せ、何処かへと時間跳躍した。数秒後、元の時代に戻ってきて、シグムディアを急いで隠し、そのまま馬車の中で待つ。そして数分後、パレードが始まり、陽弥とエミリアを乗せた馬車がエルシュリア王国の街道を通っていく。前列に吹奏楽団が楽器を鳴らし、ヴァルキュリアス兵士やエルシュリア王国兵士が華麗な行進を見せ、さらにセイクリッドメイル、パラメイル、ガルドメイル、インゼクティアメイルでの行進があり、国民が興奮に満ちていた。

 

《おおおお~~~~!》

 

「キャハハ!うるさ~い♪」

 

子供が花火の音や吹奏楽団の音楽、耳を塞ぎながら、喜ぶ。

 

「陽弥・ギデオン!バンザーイ!!」

 

「エミリア様!おめでとうございます!!」

 

「お美しいですよ~♪」

 

陽弥とエミリアは国民の笑顔を見ながら、言う。

 

「ふぅ、何とか間に合った.....」

 

「良いのですか?その映像をサプライズプレゼントの中に収めて......」

 

「良いんだよ♪ちょっとした......礼だ♪」

 

そしてパレードが終わり、陽弥とエミリアは式場に着いた。中ではギデオン一家を含め、ソフィア達やラルフ達、ラフィ達と各国の王達が集まっており、座っていたそして、

 

「新郎、陽弥・ギデオン、貴殿は新婦エミリア・ヴァルネア・クリーフと共にどんな時でも苦難を乗り越え、愛し合うことを誓いますか?」

 

「はい、誓います。」

 

「新婦、エミリア・ヴァルネア・クリーフ、貴殿は新郎陽弥・ギデオンと共にどんな時でも苦難を乗り越え、愛し合って行く事を誓いますか?」

 

「はい、誓います。」

 

二人は誓いの言葉を言い、神父が言う。

 

「それでは、指輪の交換と、誓いの口づけを。」

 

陽弥はエミリアのマリアヴェールを上げ、誓いのキスをした。それに皆から大きな拍手が送られてきて、シンとヒルダは陽弥とエミリアの結婚式を見て、若かった頃の事を思い浮かべる。

 

「昔のあんたとの結婚式........こんなんだったねぇ♪」

 

「あぁ、思い返すなぁ......立派になりやがって、スッカリ一人前の男になりやがって......」

 

シンは陽弥の姿に納得していた。

 

 

 

 

 

 

式の後、披露宴でアリシアが今までの事をスピーチにし、皆や二人の前で泣きながらスピーチしていた。

 

「本当に!幸せです!私たちが育て上げてきたエミリアが........こんなに美しく!さらにイケメンの陽弥・ギデオンと結ばれることが!本当に嬉しいです!」

 

「オーバーだなぁ.....お義母さんの方は.....」

 

アリシアのスピーチが終わると司会者がアリシアからマイクを預かる。

 

「えぇ、ありがとうございます。アリシア・ヴァルネア・クリーフ王妃様........最後は、陽弥・ギデオンの両親 シン・ギデオン大将様とヒルダ・ギデオン様のスピーチです。では、御二人とも、前へ」

 

シンとヒルダは陽弥とエミリアの横に並び、スピーチをする。

 

「え~、この度、息子とエミリア姫の結婚式に集まってありがとうございます。陽弥、エミリア.........結婚おめでとう♪」

 

シンとヒルダスピーチを始める。内容は今までの事や自分達が若かった頃の苦労差、ヴェクタ人(超人類)としての使命、そして自分の息子が成長し、自分よりも遥かに強くなったことに感動していた。そして、

 

「どんなに......くよくよ......しても....も...も.....も~」

 

シンの目には涙が溢れており、陽弥も泣きそうな表情をしていた。

 

「シン....頑張れ」

 

ヒルダが慰め、シンは落ち着きを取り戻し、言う。

 

「何時だって、親は.....一生、お前達のことを誇りに思う!」

 

シンのスピーチを聞いた皆が拍手をする。

 

「よぉ、頑張った♪」

 

「よっ!シン大将!立派だぞ!」

 

ウィルとβがシンを応援する。

 

「ありがとう......ありがとう」

 

シンは泣きながら、アリアの所に戻ると、陽弥がエミリアに言う。

 

「エミリア......そろそろ、」

 

「えぇ、」

 

エミリアが司会者を呼び、耳を近付け、あることを言う。

 

「......あ、はい♪」

 

司会者が皆に報告する。

 

「え~っと、実は、新郎、新婦から二人の御両親からのサプライズプレゼントがあります。」

 

「え?」

 

皆が不思議に思うと、陽弥はオムニツールからディスクを取りだし、機械の中にセットした。するとモニター画面が現れ、そこに映っていたのは、まだ若き頃のサムとアリアであった。

 

「っ!?」

 

そしてアリアが産まれたシンを抱き上げ、嬉し泣きをする。そしてそこに心配で駆けつけたサムが大喜びする。

 

「あ!そうだ!私、シンを産んだ時、こんなだった!」

 

次に赤ん坊であったヒルダがシュリーフォークト夫妻が映っていた。

 

「私も映っているぞ!?」

 

次にアリアがココを生み、嬉し泣きをし、子供の頃のシンがヒルダの家の近くの林檎の木に一緒に上っている姿が映っていた。

 

「まさか!?」

 

「フフ♪」

 

「子世代が生まれる前は.......こんな人生を送っていたなぁ......」

 

「懐かしい......」

 

そして今度はアンジュの若き頃や皆の笑顔、そしてサリアの親友の"アン"の姿が映っていた。それを見たサリアが思わず泣く。

 

「アン.......!」

 

さらに、赤ん坊のエミリアの姿も映っていた。

 

「そうだ.......赤ん坊の頃のエミリアもこんな風に輝いていた......」

 

「忘れていたわ........あの思いで....」

 

そして映像が終わると、陽弥とエミリアが映る。

 

『最後に......父さん、母さん、ルナ、ココ叔母さんにミランダ叔母さん、婆ちゃん♪』

 

『お義父様、お義母様、マリア、お姉さま♪』

 

二人は互いの顔を見つめ、カメラの方を向き、言う。

 

『『これを見てください♪♪』』

 

映像が変わり、映ったのは......

 

《ッ!!?》

 

何とそれは、現在妊娠6ヶ月のエコー写真であり、皆は驚き、特にギデオン一家やクリーフ王家はさらに驚いていた。

 

「まさか!!?」

 

「そう.......エミリアは.......俺の子供を身籠っているのです!しかも、女の子を!」

 

陽弥とエミリアのサプライズプレゼント及び妊娠報告が来たことにより、シン達は興奮する。

 

《ふぉ~~っ!!!》

 

「あ~.......気付かなかった........」

 

「孫ぉぉぉぉぉぉぉ!!!♪♪♪」

 

ルナが唖然し、アリシアが発狂しながら、興奮する。

 

「く........初孫!..........しかも女の子.......こんな嬉しいサプライズは初めてかもしれない!!♪♪」

 

「最後の最後で......あの二人からのダブルクリティカルが来るなんてなぁ♪」

 

シンとアストラッド王が涙目で呟く。その時ドアが開き、現れたのはドレス姿のエスメラルダであった。

 

「ゼェ!....ゼェ!..........ゼェ!..........終わっちゃった!?」

 

「え?いいえ.......まだ続いてますよ.....」

 

「はぁ、よかった~........ん?」

 

エスメラルダがモニター画面に映っているエコー写真を見る。

 

「あれって.........まさか!?」

 

「♪」

 

エスメラルダがエミリアに問うと、エミリアは満面な笑顔で返す。

 

「.......」

 

エスメラルダはポカーンとなり、唖然する。

 

「あの~、エスメラルダさん?」

 

司会者が唖然したままのエスメラルダに手を降るが、反応しなかった。

 

「完全に硬直していますね」

 

会場に笑い声が響き、陽弥とエミリアは幸せな思い出を作った。

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