クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者 作:オービタル
次元歴84年 惑星ヴェクタ ヴェクタ連邦裁判所 そこに裁判員達が並び、ある被告人を裁判していた。名はジュリオ.........
「判決を言い下す。ジュリオ・飛鳥・ミスルギ.......全次元を揺るがした罪及び、数多の種族を奴隷により、有罪と見なす。よって終身刑に処する!」
裁判員の下った言葉にあらゆる種族の議員が静かになる。
「これにて、閉廷!」
その後、ジュリオはヴェクタの警察庁の牢獄に入れられた。するとそこにシンクレア長官が現れ、ジュリオに話す。
「どうだ?.......これがお前がやろうとした結果だ.......もう王家なんて関係なくなったんだ。ジュリオ........」
「.......私は.........私は........いつもの生活に戻そうとしたかっただけなのに.......何故?」
「........時間は絶対変えてはならない理なんだ........これは神達も禁じた法でもある。」
その時、ジュリオの表情が怒りに変わり、怒鳴った。
「元に戻せ!!悪魔どもめ!!何が守護者だ!!?自分達の存在を守ろうとした腑抜け共がっ!!!」
するとシンクレアが言う。
「........私ではない........お前の両親からの.....願いだ.....」
「っ!?」
シンクレアは陽弥・ギデオンがやろうとしてきた事と、ジュライ・飛鳥・ミスルギとソフィア・斑鳩・ミスルギの願いを話す。彼の語った真実にジュリオは泣き崩れる。
「これが真実だ.........」
「私は........取り返しのつかないことをしてしまった........どうすれば......?」
「.......最後まで......罪を償い続けるんだ。ジュリオ.......きっと死んだとき、お父さんとお母さん、そしてアンジュリーゼとシルヴィアは......お前の事を許してくれるだろう........」
シンクレアはそう言うと、去っていった。警察庁から出ると、ルーカスが車の中で待っていた。
「終わりました?長官......」
「うん........それとルーカス....爺ちゃん達の所へ送ってくれないかな?」
「はい........」
ルーカスはシンクレアの指示に従い、何処かへと向かった。
シンクレアが着いた場所はギデオン家の遺骨が入っている墓場であった。シンクレアはマテリアライズで花を作り出し、墓に供える。
「三人の英雄.......第47代目当主 サム・ギデオン.......48代目当主 シン・ギデオン.........そして49代目当主 陽弥・ギデオン.........凄いですねぇ♪」
墓石に三人の英雄の名前が刻まれていた。
「だろ?」
二人は念仏を唱え終え、帰ろうとすると、シンクレアが大空を見上げる。
「爺ちゃん.......頑張ってるよ......自分は.......」
シンクレアは満面な笑顔空を見続けた。