クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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afterstory04:ザーコフセクター

 

グリニア帝国軍旗艦アルマダが廃墟惑星クシティ:通称"ザーコフセクター"に到着すると、後部ハッチが開き、輸送ドローンがデプリが入ったコンテナを次々と捨てる。そしてアルマダがオルデランから去っていくと、コンテナからシグムディアが出てきて、コックピットハッチが開き、最後の地球人である勇人とシンディが出てきた。

 

「行っちゃったね」

 

『あぁ、早速ヴァルキュリアス本部に連絡だ.....』

 

シグムディアの頭部からアンテナが展開され、ヴァルキュリアス本部に通信するが、

 

『ん?』

 

「どうしたの?」

 

『電波が何者かによって妨害されている........』

 

「「え!?」」

 

『困った.......』

 

するとシグムディアは勇人とシンディを見る。

 

『勇人とシンディ........お前達に頼みがある。ここから北西にあるデプリの山からレムニウムと言う紫色に輝く結晶を取ってきてくれないか?それを使えば電波妨害されなくなる。』

 

勇人とシンディはシグムディアに言われた通りに北西にあるデプリの山へ向かった。

 

「何で自分で取りに行かないんだろう?」

 

「きっと燃料がemptyなのですよ......どんな機械だって、燃料無かったら、ハングリーな気分♪」

 

「.......良かった、いつものシンディに戻って.....」

 

勇人がほっとするとシンディの手に七つのビー玉が付けられたブレスレットを付けていた。

 

「そのブレスレット.....」

 

「oh!このブレスレット、幼い頃に勇人がプレゼントしたブレスレットです♪ワタシの家族は代々、16歳の誕生日に恋人からのプレゼントを貰い、それに告白したら、交渉成立として、結婚するのです♪」

 

「え?......と言うことは....あの時、教室で言ったあれは......」

 

「yes♪勇人の将来のお嫁さんはワタシなのです♪」

 

「えぇ~っ!?」

 

勇人は天高く叫ぶ。そうしている内にデプリの山に着いた。勇人とシンディは早速レムニウムを探し出す。

 

「見つかった?」

 

「no!」

 

シンディが英語で返答すると、二人の知らない場所で誰かがレムニウムと手紙を置いた。シンディが辺りを探していると、レムニウムを見つけた。

 

「あった!」

 

「見つけた?」

 

「勇人!見つけたよ~!」

 

「よく見つけたな!何処にあったんだ?」

 

「そこにありました!後、手紙も!」

 

「手紙?」

 

勇人はその手紙を読み始めた。

 

「『ヴァルキュリアス本部に到着し、陽弥・ギデオン総統に出会ったら、壺と黄金の剣と盾を手に入れろ。』........え?」

 

「剣と盾?しかも壺を?どう言うことですか?」

 

「分からない......でも、頼みならやるしかない.......さ、シグムディアの所へ戻ろっ」

 

勇人とシンディはシグムディアに戻る。するとデプリの山の陰から両足がバッタの足のような骨と一体化した錆び付いた義足、両腕も骨と一体化しており、左半分の肉が露出し内臓も機械でカバーされており、心臓も露出しておりケーブルと電気で動いていた。顔は右半分が潰れ、縫い傷で覆って、髪の毛も火傷で燃え付き、変わりにケーブルを髪の毛代わりにしており、左半分は眼を除き、火傷の後があり、包帯で火傷の所を覆っていた。首に泥で汚れたマフラーをしており、微かだが、王家の家紋があった。謎の旧式のサイボーグはシャーマンスタッフを持ち、勇人とシンディの後を追う。

 

 

 

 

シグムディアの所に戻った勇人とシンディはレムニウムを渡す。するとシグムディアはレムニウムのエネルギー粒子を吸収し、アンテナを展開した。すると通信が入った。

 

『此方、ヴァルキュリアス本部 どうぞ。』

 

『此方、シグムディア.....救助を要請します。』

 

『シグムディア!?そうか!一年半も行方不明だと聞いて、大変でした!陽弥・ギデオン総統も心配していますよ!』

 

『主が!?そうか.......それと緊急事態だ。連れている別次元の地球人の地球がグリニア帝国と言う武装組織に滅ぼされた。』

 

『分かりました!』

 

相手がわは通信を切り、シグムディアは二人に報告する。

 

『救助が来ると.......』

 

二人は喜ぶと、シグムディアが何かを索的し、勇人とシンディのここから数十キロ離れている地点に何かが追い掛けてくる。シグムディアはズームし、確認すると、追ってきたそれはおぞましき姿をしたこの世とあの世と思えないほどのサイボーグであった。

 

『接近者あり!』

 

「「っ!!?」」

 

勇人はシンディを守り、アサルトライフルを構える。謎のサイボーグは勇人達に近づくと、リュックの方に指を指す。勇人はリュックからクアンタムシーカーを取りだし、ページを開いた。すると謎のサイボーグが勇人の額に触れた。

 

「っ!!?」

 

勇人の意識とクアンタムシーカーが共鳴し、陽弥の記憶を見る。そこは何処かの庭園で噴水に綺麗な緑の髪をしておる美しい女性が座っていた。

 

「エミリア.......」

 

「何?」

 

「お腹の調子は?」

 

「もう生まれても可笑しくないと.....♪」

 

エミリアと言う女性はホッコリ膨らんだお腹を撫でる。

 

「そうか......」

 

陽弥が笑顔になっている直後、

 

「っ!!」

 

突如エミリアが急にお腹を抑え、苦しむ。陽弥はそれを見て様子を問う。

 

「どうした!?」

 

「っ.....!....う...」

 

「う?」

 

「生まれ.....ます!」

 

「えっ!!?」

 

突然の言葉に陽弥は驚く。さらに、

 

「あ!」

 

「今度は?」

 

「破水.....した見たい....です...う!.....やっぱり生まれます...!」

 

「ああ、マズイ!誰かぁ!」

 

陽弥は急いで助けを呼ぶと、意識が途切れ、勇人は目を覚ました。

 

「っ!」

 

「勇人!」

 

シンディが途中で倒れた勇人を心配しながら問う。

 

「シンディ?」

 

「良かった!」

 

シンディは泣きながら勇人に抱き付いた。

 

「.......」

 

さらにシグムディアや謎のサイボーグも心配していた。

 

『見たのか、陽弥様の記憶を......』

 

「うん。陽弥さんの奥さん......エミリアって言う人が庭園で座ってて、そこで陣痛が来たところ.......」

 

『そうか.......あの日だな。』

 

「あの日?」

 

『今こそ話そう........97年前......何があったのかを......』

 

 

 

 

 

 

 

 

97年前.......エルシュリア王国、王室から赤ん坊の泣き声が聞こえてきた。中では産まれたばかりの小さな赤ん坊が泣いており、エミリアが赤ん坊を抱き、落ち着かせる。

 

「良し♪良~し♪......良し♪良~し♪」

 

赤ん坊は泣くのを止め、エミリアの方を見て、笑う。

 

「あう~」

 

そこに陽弥の双子の妹のルナと両親であるシン・ギデオンとヒルダ・ギデオンや親族が集まっていた。

 

「うわぁ~、可愛い♪」

 

「ほら♪あなた似で可愛いよ♪」

 

エミリアは赤子を陽弥に渡す。陽弥は赤子の顔を見て、言う。

 

「そうか?.........おい、チビ......お前の名前はマナだ.....このホライゾンの大地から溢れる霊力の源から産まれたんだ。これからはずっと一緒で......お前を守ってやるからな♪」

 

「ふわぁ~」

 

赤ん坊はあくびをし、ルナが抱きたいと言う欲に抑えきれず、

 

「わぁ~!今度は私にも抱かせて~!」

 

「気いつけるんだよ♪」

 

ヒルダが興奮するルナに注意する。陽弥はマナを抱き移すと、オムニツールから通信が入る。

 

「ん?」

 

「あら?こんなに可愛い子と美人な奥様を置いて、仕事に行く陽弥様........酷いパパだねぇ♪」

 

「ハハハ......でも、これが最後の仕事なんだ........あの星系にある惑星マントラの未開惑星保護条約を守らなければならない.....」

 

「そうね♪気を付けて、あなた♪」

 

「じゃあ、行ってくる♪」

 

「気を付けて、お兄ちゃん」

 

「分かってる......母さんと父さんも.....体壊さないようにね♪」

 

「言われなくとも、壊さないよ♪」

 

「そうだ♪」

 

その別れが.......後に悲劇を招いた。突如、惑星マントラに向かっている最中、陽弥の部隊が謎の敵機に奇襲を仕掛けられた。陽弥はシグムディアを旋回させ、赤黒いビームを回避するが、ビームが屈折し、陽弥を追撃する。

 

「糞!何だあのビームは!!?」

 

陽弥はシグムディアの次元跳躍を使い、振り切る。

 

「次元跳躍なら、ここまでは.......何っ!!?」

 

何と、次元跳躍を使ってもあの赤黒いビームが追ってきた事に驚く。陽弥は急いで次元跳躍をから出て、別の星系へ辿り着いた。陽弥はハイパーノバビームライフルをマシンガンモードに切り替え、赤黒いビームに向けて狙い撃ちをする。

 

「何処まで追ってくるんだ!!このビームはっ!!」

 

次々と来るビームを爆破していくと、全周囲から複数の戦艦がステルスを解除し、現れた。そして艦隊から赤黒いホーミングレーザーを発射し、全周囲 360度からもくる赤黒いビームがシグムディアに直撃した。

 

「うあああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!!!!」

 

陽弥は爆熱に巻き込まれ、突如発生したブラックホールの中へ消えていった。そしてブラックホールの中へ吸い込まれる最中、シグムディアは再生能力を使い、コックピットを見る。だが、コックピットハッチが開いており、中に陽弥の姿が見えなかった。そして97年前.......別の次元にある地球.......そこでは第二次世界大戦が勃発しており、シグムディアは旧日本軍に改修され、大日本帝国の秘密兵器として扱われていたが、乗る相手が陽弥ではなくど素人でさらに高家の血筋を持たない者であったため、日本軍は負け、あの廃墟の地下室に置き去りにされていた。

 

『そして我は陽弥の遺品であったクアンタムシーカーをあの書斎室の本棚に置き、主の代わりの乗り手を待っていた。』

 

「そして僕が........クアンタムシーカーを見つけ......シグムディアの乗り手に選ばれたと?」

 

『そうだ.........だが、我が主はヴァルキュリアスに改修されていたと聞いて、安心した。』

 

「良かったじゃん.......持ち主が無事で♪」

 

『あぁ、』

 

すると勇人はサイボーグの方を見る。

 

「なぁ、シグムディア........君はこの星の事を知っているのに、どうしてこのサイボーグが居るって言うことは知らないんだ?」

 

『分からない........このサイボーグから発している暗号や電波......全てが旧式であるため、何を言っているのかも分からないんだ。ただ、このサイボーグはかなりの優れものだと思う。陽弥様に近い何かを持っている.......』

 

シグムディアがそう言っていると、何処からかエンジン音が聞こえてきた。

 

「あれは!?」

 

シンディが上の方に指を指すと、母艦や艦隊数隻がワープしてきた。

 

『ヴァルキュリアス艦だ......』

 

シグムディアの言葉に勇人とシンディは喜ぶ。そして巡洋艦が着陸し、シグムディアが搬送される。そして勇人とシンディはプロセアン兵士に部屋をご案内される。勇人とシンディは部屋の窓から、遠ざかっていく謎のサイボーグに手を振る。だが、サイボーグは途中で暗号音を発した。

 

「2^.0`.4’.2*.9`..........」

 

サイボーグはデプリの山に戻り、勇人とシンディがレムニウムを見つけたデプリの残骸の山を崩し始めた。すると中に巨大なバトルアーマーが隠されていた。

 

「7.4’43.4*.1^.9`.........7.204.1^.7`.5`」




サイボーグの発した暗号.......一体何を意味しているのでしょう.......

分からなかったら、調べてみてください。
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