クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者 作:オービタル
その頃、銀河連邦本部ではアジマス連邦に対抗するための会議が開かれていた。
「このままではアジマス連邦の思うがままになってしまう!やはりここは、各惑星のコロニー防衛軍に応援を要請し、武装を強化したほうがっ!」
「だが、応援を要請したらコロニーにいる民間人はどうなる?要請すればコロニーの警戒が手薄になってしまうぞ?」
「くっ!.........」
若き上官が悔やんでいると、
「上官!!」
「何だ?!会議中だぞ!」
「それが.......!大気圏外に.........未知の次元反応を観測しました!」
「何だって!?アジマス連邦の新型兵器か?!」
「いえ、全くの別の物です!」
連邦の会議は中断され、数人の上官達は至急司令部へと向かって行った。
司令部のドアが開くとオペレーター達が騒いでいた。
「こんな状況は初めて見た.....!?」
すると男性のオペレーターが報告する。
「ルナベースのコロニー衛星から映像を受信出来ました!」
「見せろ」
「はい!」
オペレーターがモニター画面を出すと月面近く映像が出ていた。そして同じく頃、月面基地ではグリフィン級連邦艦と連邦戦闘機、対アジマス連邦人形兵器『MEC』が警戒体制をしていた。
「来ます!」
すると前方からワームホールが現れ、中からネイビーカラーをした木馬型の戦艦が現れた。
「何だあの戦艦は!?」
「木馬のような形をしているなぁ」
その時、全連邦艦内に放送が流れる。
「『攻撃を中止してください』」
「!?」
「『こちらは敵意を否定している。繰り返す、我々は敵意を否定している。』」
「もしかして......味方!?......っ!?艦長!?」
「私はこの第2銀河連邦艦隊 旗艦ゼウス艦長 スティーブだ。お前達は一体何者だ?」
「『私は種族銀河同盟加担国家 人類銀河共和国軍所属 超光速旗艦ウラノス艦長 アリスです。』」
「人類銀河共和国?そんな国家はない!本当の事を言え!」
「『仕方ありません。信じられないかも知れませんが、私達は貴方達の銀河系より、遠く離れた別の銀河系から来た地球人なのです。』」
「別の銀河系から来た地球人!?その.....我々銀河連邦に何の要件で来たのだ!?」
「『要件は貴方達が前に、アジマス連邦の攻撃を受けた人達がメトロに移住して来たが、アジマス連邦が襲撃してきて、逃げ延びた子供達を保護している。』」
「保護している!?まさか.......あのアジマス連邦と殺り会ったのか!?たったの1隻で!?」
「『そうです。』」
「信じられん!?我々銀河連邦の戦力で複数で相手したアジマス連邦が.....良かろう!」
「『感謝いたします。』」
ウラノスは連邦艦隊と共に月面基地『ルナベース』へと向かった。
ウラノスはルナベースの港に発着すると、銀河連邦兵がウラノスを囲むと同時に、ウラノスのハッチが開き、アリス艦長が現れた。アリス艦長は会議室に呼ばれた。
そして陽弥達はアリス艦長の命令で自室に待機していた。
「何かつまらないなぁ~」
「しょうがないでしょお兄ちゃん、アリス艦長は今、連邦の上官と会議中だから、アタシ達は自室で待機」
「と言っても、銀河連邦との協定条約が出来なかったらどうするんだ?」
「それは.........」
「まっ...その件は置いといて、一番気になっていたのは.....何でアジマス連邦がエミリアを狙っているかだ。」
「向こうからでは、奴隷だから?」
「それもありだけど...良く考えてみて?奴隷だったら一人逃がしたら、その他ので足りるじゃん?だけど......何でエミリアの場合あんなに死ぬ気で捕らえようとしているのか.........」
「........確かに.....」
「そう言えば.....!」
「何か心当たりがあるの.....お兄ちゃん?」
「ああ、俺達側の地球にアジマス連邦が襲撃してきたの事を皆.....覚えているよなぁ?」
「「「「「うん」」」」」
「あの時、父さんとタスクさんとリュウガさんが相手していた......α将軍が.......『あの御方』って.......言ってたんだ」
「「"あの御方"?」」
「あの御方って?」
「分からない......分からないけど....」
「けど......?」
「多分......そいつが......アジマス連邦の首領だと思う。」
「首領かぁ........つまり、アジマス連邦の首領を倒せば、占領された星々が解放される......って言う訳か?」
「恐らくは........」
「う~ん.......考えても仕方がないかぁ......そうだ!エミリアに俺達の世界の歴史を教えたら?」
「そんな長話......待てよ、良いね!それだったら、充分な暇潰しになるかも、赤い単細胞良い案思い付くじゃん!」
「良い?まず..........どこら辺話す?」
「はぁ、分かったわ......私が話す。」
全てはこの話から始まった.........
遠い、遠い..........遥かな昔.........地球はあらゆる問題を抱え、争っていました。
そこで政府は地球の人口を減らすために新たな新天地を探すために計画を進め、発見した..........ヴェクタ.............陽弥とルナの先祖の................地球人にとっては......第2の故郷と読んだ。そして地球人はヴェクタ星に移住し、そこから、別の星系へ交流し、様々な種族との協定を結んだ。
科学力と呪紋に適した種族『エルダー人』、銀河の監視者と呼ばれる組織『モーフィス』、銀河の治安を護る種族『ザンダー人』、武力と科学力、バイオティクス、テレキネシス、未来視と言う能力が使える古代種族『プロセアン』と共に未来を歩んでいたが、突然異次元から『リーパー』と言う邪神族と.....かつて太陽神ヘリオス、月光の女神セレーネによって封印された全ての邪神を統治できる最強最悪の邪神の皇帝『ドゥーム』が襲来し、様々な星々の生命を捕食していった。それを察知した。
プロセアン帝国は急いでヴェクタ同盟国、エルダー共和国、モーフィス、ザンダー中立国に援軍を要請し、種族銀河連合は迎撃に当たったが、無限の再生増殖力を持つ、邪神族に勝てなかったが.......ヴェクタ人は最終手段として、パラメイルの原型ラグナメイルの......それのまた原型......で........神も悪魔も滅ぼせる......原初の禁断の機体『パンドラメイル』を投入した。
ペルシウス、、ジャンヌ、ヘラクレス、シグムント、ヤマト、ヒミコ、百鬼、百魂、百霊、百妖の10機のパンドラメイルでリーパーを形勢逆転し、もう1つの最終兵器.....惑星、時空、多次元、銀河をも操作できる兵器『ギャラリック・リング』を投入し、邪神皇ドゥームとリーパーと共に味方を巻き込んで、別の次元へと追放したが.......超高度の科学力を持ったヴェクタ人は味方を巻き込んだ罪に囚われ、ヴェクタ星を捨て、別の星系へ追放された。
時は流れて、100年後、追放されたヴェクタに反乱を起こした種族が現れた。
『ヘルガスト』.......皇帝スカラーヴィサリがヴェクタ政府に武力行使したが、返り討ちにされ、ヘルガストは環境悪化で開拓中の惑星『ヘルガーン』に追放され、10年後、戦力を蓄え、ヴェクタ星に侵略してきたが、またしても返り討ちにされ、ヘルガーンに撤退した。
ヴェクタ政府はヘルガーンに強襲作戦を命じし、大艦隊を引き連れ、ヘルガーンに刃向かった。
そして同じ頃、ヘルガストにも恐るべき計画を進めていた。ペトルサイトと呼ばれる反重力粒子を使った兵器で地球侵略を準備していた。
ヴェクタとヘルガスト.......激しい攻防戦を繰り広げた。
そしてヴェクタはペトルサイト兵器を破壊したが、ペトルサイト粒子の炎がヘルガーンを覆い尽くし、惑星ヘルガーンは不毛の地と化した。
両国政府は危うい停戦条約し、生き残ったヘルガスト住民は難民になり、ヘルガーンを奪った種族ヴェクタの隣に住まわされた。
さらに、その700年後、地球では孤島に見せかけたアルゼナルと言う素粒子研究所でエンブリヲと言う科学者が多次元宇宙を航空するために原初のラグナメイル『ヒステリカ』を開発した。
だが、実験中に事故があり、孤島ごと時空の間と言う次元の中心点に跳ばされた。
そして最悪なことに時空の間には700年前、種族銀河連合によって封印された邪神皇ドゥームが甦り、エンブリヲに悪魔の囁きで地球の政府をたぶらかし、ヴェクタ星に侵攻してきた。
奴の狙いは10機のパンドラメイルとギャラリック・リングだった。
7機のパンドラメイルとギャラリック・リングは地球政府に強奪されたが、残りの3機のパンドラメイル ジャンヌ、ヤマト、シグムントはヴェクタ人住民と共に別次元の彼方に消えた。
その後、地球ではリョウマの種族 ドラゴレイドの宝物『ドラゴニウム』巡っての統合経済連合と汎大陸同盟機構による第7次世界大戦『ラグナルク』"Dwar"と呼ばれる【終末大戦】が開戦された。
統合経済連合政府は戦争に終止符を打破するためにパンドラメイルのデータを元にヒステリカと同じラグナメイルを6機を投入し、汎大陸同盟機構の各国に収斂時空砲を放った。
しかし、各国にあるドラゴニウムを貯蔵する塔『アウラの塔』が収斂時空砲による次元共鳴を起こし、大爆発を起こした。
それのせいで.........環境汚染化し、地球文明は滅んだ。
地下に逃れた人々はある.....二つの決断を言いました。
・新天地を探しに宇宙に出るか
・自らの体を改造し、地球に散らばるドラゴニウムを浄化するか
「まっ........話せるのはこれぐらいかな?」
「え?........でも、その後はどうなったのですか?」
「そこまでは分からない、ママとパパがその後の事を話してくれなかった.......」
「拙者も......父上と母上、叔父上、叔母上も申し上げなかった。」
「アタシも........話の続きを聞きたかったけど親父とお袋が黙り込んだからなぁ.......想像以上な話なんだろうなぁ」
「俺等も同じ.......ただ、分かった事がそのソフィアが話した事と母さんが言った......その間の後に復活した邪神皇ドゥームがまた星々を捕食しようとしたが、父さんが阻止した事だけだ。」
「皆の親はどうして始まりと終わりの間の話してくれないんだろう?」
「う~ん........」
「謎だなぁ.......」
「.........そうだ!」
「何が?」
「ヴィヴィアン隊長とメイさんなら知っているかも!」
「名案だ!メイさんは少し難しいかも知れないけど.....隊長ならっ!」
その時、艦内に警報が鳴り響く。
「何だ.......!?」
「『緊急事態発生!!緊急事態発生!!アジマス連邦の大艦隊が地球に迫っています!全乗組員は至急迎撃に当たってください!繰り返します.......』」
「ちっ!アジマス連邦め!エミリアと逃げ延びた難民を取り返しに来やがったか!」
「しつこい連中だ!.......皆、行くぞ!」
「「おお!」」
陽弥達は急いで格納庫に向かった。
『皆様.......どうか、ご無事で..........!』
エミリアが両手を握り、陽弥達を強く祈った。
そして木星軌道付近にワームホールが現れ、その中から複数のアジマス連邦大艦隊が現れた。その中にα将軍の旗艦がおり、艦橋にα将軍とその後ろに4つの影がいた。
「『さぁ、下等な猿の同類を粛清するぞ.........!』」
α将軍の目が赤く光、4つの影の目も青、黄、緑、紫、オレンジに光輝いていた。その4つの影の中の青い目をした高貴の装甲をした人物が笑っていた。
そして同じ頃、とある銀河系で赤紫の戦闘艦が浮遊しており、戦闘艦の艦橋に耳が尖って、体中傷だらけの孤高の洗戦士と桃色で輝いている目をした女性型のアンドロイドが銀河連邦の通信をハックしており、情報を見ていた。
「全く.......これだから地球人は.........」
「『隊長......どうしますか?指示を........』」
「仕方がない.........Δ(デルタ)、進路を地球に変えろ........アホ共を援護するぞ!」
「『かしこまりました。』」
Δは戦闘艦の舵を右に回し、ワームホールを開き、地球へと向かった。