クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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今回の話は彼を出します!


afterstory09:空の世界

 

陽弥達は先ず、レオン・マクライトのいる時空へ来た。

 

「ここが......似て異なる別の宇宙........この宇宙にも、俺の母さんがいるって言うことか........一目見てみたいなぁ」

 

「きっと叶いますよ♪でも、先ずグリニア帝国の進行を止めなければなりませんから。」

 

「そうだな、頼りにしてるぞ!ヴァルキュリアスの勇者♪」

 

陽弥は勇人の頭を撫でる。

 

「ま、取り合えず.....真実の地球にシタデルは目立ちすぎる。よって、この世界の偽りの地球の山奥に着陸する。良いな?」

 

「イエス!」

 

勇人が陽弥に敬礼し、持ち場へと戻った。陽弥はパソコンを開き、レオン・マクライトの情報を見る。

 

「さて、『レオン・マクライト』本名は牧田 玲央と言う別世界の地球人。エンブリヲのラグナメイルの実験により生まれた異次元生命体『ドレギアス』を倒した英雄でアースセイバーに選ばれし者.........お前の腕、じっくりと観察させてもらうぞ♪」

 

陽弥はそう言いながら、パソコンを閉じた。

 

 

 

 

 

シタデルが壊滅した旧ミスルギ皇国に近い森林に光学迷彩で着陸した。ハッチが開き、中から陸上戦艦が走行する。そして陸上戦艦の艦長はアースガルドの護星神であるラフィが指揮を取っていた。ラフィが作戦室で勇人を含む数多の種族の兵士達が集まっていた。

 

「えぇ、先ず僕たちの目的はレオン・マクライトに関する情報を入手。つまり、レオン・マクライトの師匠であったヒュウガ・トウジの生徒達に彼の情報を聞き出す。何か質問は?」

 

ラフィが問うと、アサリの兵士が返答する。

 

「もし、私たちが異星人とバレて、さらにこの世界の民と交戦してしまったらどうするのですか?」

 

「その時は、"迷わずシールドを張って、話し合いをする"」

 

すると今度はエルフの男性が問う。

 

「でも、それが駄目でしたら?」

 

「"迷わず撃て"......以上♪」

 

その直後、陸上戦艦が揺れた。

 

「っ!!?どうした!?」

 

「何者かの地雷による攻撃です!」

 

「さっきの話の通り、皆!シールドを張って外に出るよ!」

 

《イエス!キャプテン!》

 

兵士達はシールドとエネルギーアーマーを展開し、外に出た。

 

 

 

 

 

外には、先の地雷の爆破で戦艦の巨体なタイヤに穴が空いており、周りに複数の盗賊達に囲まれていた。ラフィ達はドーム型のシールドを展開し、警戒した。

 

「陸上戦艦『ガルベロス』艦長 ラフィ・ギデオンだ。君達とあまり交戦したくないんだ。ここは黙って無視してくれないかな?」

 

その直後、ドーム型のシールドに弾が直撃した。

 

「仕方ない.......手荒な真似はしたくないが、」

 

ラフィが手を上げると、陸上戦艦の主砲が別の方向へ向けて放った。砲弾が着弾し、火が吹き荒れる。それを見た盗賊達が一目散で逃げた。

 

「はぁ~......僕たちのいる彼らの方がまだ良い方のような気がする。さぁ、皆!」

 

ラフィの掛け声と共に、兵士達はタイヤを修理し、陸上戦艦を再起動させた。そしてラフィ達はレオン・マクライトとその仲間達が修練していた道場を見つけた。

 

「わぁ、この道場.....完全に潰れていますね。」

 

「無理もない.....時空融合でこうなったんだから仕方がないよ......きっと、この道場をまた見に来るものが居ると思う。」

 

ラフィと勇人はそう思っていると、別の場所から足音がした。

 

「「?」」

 

そこにいたのは籠手を装着している青年であり、腰に太刀を背負っていた。ラフィと勇人は警戒しながら、彼に近付く。

 

「すみません!......レオン・マクライトと言う人物を知っていますか?」

 

「!?」

 

すると青年が走ってきて、ラフィの肩をガッチリ掴む。

 

「え!?」

 

「お前!レオンを知っているのか!?」

 

「え!!?」

 

ラフィは青年に事情を話した。青年の名はエリオ・ディキンソンでかつてレオンや四人の友である"ジュン"、"コモン"、"アラド"、"リアース"と共に、ヒュウガの道場で一緒に修練をしていたと言う。彼の話によれば、レオンがノーマだと判明され、アルゼナルへ輸送されたと、それから数日後にあちこちの世界で変な物が出てきて、人々が石の中に埋められていく光景を見たと、そしてそれが消えたのが二年前と判明した。

 

「二年前......人々が石の中に......"時空融合"だ!他には?何か、時空融合が起こっている上空で機体のようなロボットが戦っていた?」

 

「ん~、分からなかったが......その中に白と青と黒の3色もある機体が綺麗な刀を持ってピレスドロイドを倒していたからなぁ......はぁ、俺もあんなカッコいいロボットに乗ってみたいなぁ~」

 

「そうですか、」

 

それから、エリオの長話に付き合わされ、エリオは仲間の所へ戻る。そしてラフィと勇人はエリオの話していた機体の事を考えていた。

 

「エリオさんが話していたその機体.....もしかしてレオンさんが乗ってたかもしれない.......」

 

「確定だね.....彼がその後、何処かへ消えたと言うのは、僕達も知っているね?」

 

「はい、もしかしたらレオンさんやその仲間達は今も.......」

 

「可能性は十分高い.......」

 

そう言うとラフィは通信機で、シタデルに連絡する。陽弥はラフィの情報を聞き入れ、早速その機体のデータを調べ、報告してきた。

 

「恐らく、その白と青と黒の3色を持った機体は"ヴェルトサーガ"と言うオメガメイル一号機かもしれない。しかもヴェルトサーガにはアーティファルソードと言うアースセイバーと同じ武器を持っている。この意味が分かるかな?」

 

「はい、陽兄ぃさんと同じガイアブリンガーと同様の力を発揮できている。それが出来ると言うことはクアンタの意思を知らずに継いでいるって言う事になる!」

 

「けど、待ってください!それ本人は知っていないと言うことは...........っ!!」

 

「っ!!」

 

「「まずい!!」」

 

二人の考えが一致し、急いでシタデルに戻り、レオン達のいる真実の地球へと向かった。格納庫では武装したシグムディアやクーフリンが待っていた。

 

『主よ!』

 

「シグムディア!」

 

「マスター!」

 

「クーフリン!」

 

「シグムディア!グリニア帝国が真実の地球に進行しているのか!?」

 

『奴等は宇宙魔獣スペースハルピュイアとスペースハーピー及び、ドラキュラスの大群を連れてきている。彼らの戦力では元もこうもない........だから、』

 

「軌道上で奴等の進行を食い止める.......そうだろ?」

 

『あぁ、』

 

「クーフリンは?」

 

『同感だ......』

 

「良し!」

 

陽弥達はそれぞれの機体に乗り込み、空間へ出る。シタデルが旋回し、インフィニットプライムスも警戒体制をとる。

 

「来ました!グリニア帝国艦隊です!!」

 

兵士が報告してきた直後、ワームホールが出現し、グリニア帝国艦隊がワープしてきた。

 

「おや?まさかこんな所まで追ってくるとは........私はグリニア帝国軍第5将軍ケラ・デ・ジャム。我が軍に逆らうとは愚かなもの達です♪さぁ!魔獣達よ!レオン・マクライトの持つアースセイバーを奪ってきなさい!」

 

《ア"~~~~~ッ!!!!》

 

艦隊の檻から血肉に飢えた待っていた達が出てきた。

 

「全機!構え!!」

 

ヴァルキュリアス兵士やシタデル、インフィニットプライムスが武器を構える。そして陽弥が命令を放った。

 

「撃ちまくれ!!」

 

銃口や砲口からビームやパルス弾が発射され、魔獣達の胴体を貫通していく。だが、魔獣達も応戦してきた。口から魔方陣を発生させ、超音波攻撃をしてきた。陽弥はシグムディアのルミナスビットを展開し、魔獣達を切り裂いていく。勇人はクーフリンの槍武器"ゲイボルグ"を振り回し、ハルピュイアやドラキュラスの頭部を突き刺していく。ラフィ達もそれぞれの特性を生かしつつ、魔獣達を撃破していく。

 

「シャイニングランサー!」

 

光の槍が上から降り注ぎ、グリニア帝国艦隊突き刺さる。

 

「シャドウニードル!」

 

空間から黒き影が闇の針を射ち続ける。

 

「圧しきれぇぇ!!」

 

陽弥がガイアブリンガーを抜刀すると、シグムディアの手から陽弥のガイアブリンガーと同じ武器"デメテルブリンガー"が現れ、シグムディアはデメテルブリンガーでハルピュイアの顔を切り裂いた。裂け傷から赤い血が吹き出し、シグムディアに付着する。そしてハイパーノバビームライフルでグリニア帝国装甲巡洋艦3隻を一撃で撃沈させた。その光景をケラ・デ・ジャムは楽しそうに見ていた。

 

「ほぉ~.......中々、殺りますねぇ♪だが、」

 

ケラ・デ・ジャムが指を鳴らすと、陽弥の後方からワームホールが出現した。

 

「何っ!!?」

 

現れたのは何と、グリゴリア帝国の邪神尖兵ロイガーであった。

 

「おい!おい!嘘だろ!!?」

 

すると、ロイガーの目が真実の地球に目が入り、猛スピードで向かっていった。

 

「マズイ!!」

 

陽弥は急いでロイガーの後を追う。

 

「師匠!」

 

勇人もそれに気付き、陽弥に追い付く。ロイガーは既に軌道へ入り、大気圏を突入し始めた。

 

「ヤバイ!大気圏突入を開始しやがった!」

 

ロイガーの体から岩石が出てきて、隕石状態へとなった。

 

「勇人!先回りするぞ!」

 

「え!?」

 

「良いから!俺の後を付いて来い!」

 

陽弥と勇人は機体を旋回させ、軌道上を回るかのように大気圏を突入していく。真実の地球に暮らしている人々が上空から赤く輝く流れ星に見とれる。そして大気圏を突入後、辿り着いた場所はアウラの都に近い廃墟となった旧市街地であった。

 

「最悪な場所に降下してきたなぁ.......」

 

そして目の前にロイガーが衝突したと見られるクレーターがあり、中から無数のイングが涌き出てきた。陽弥と勇人はシグムディア、クーフリンから降りると、互いの武器を抜刀した。

 

「剣を抜刀せよ!」

 

陽弥は七星剣と魔剣グラムの二刀流、勇人はフォトンソードとオムニシールドを抜刀し、イングの大群へ突撃していった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

正にその頃、謎の隕石が落ちてきた場所へレオンや此方の世界のサラマンディーネ、アンジュ、タスク、サリア、ヒルダ、そしてジュン達やロザリー達が向かっていく。

 

「何なんだよ、今のは!?レオン、あれ何なんだ?」

 

「分からない.......だけど、父さんと母さんが隕石らしき物体が落ちるのを確認したって言っていたけど......隕石らしき物体って.......」

 

レオンは頭の中で隕石の中からエイリアンが飛び出てくる妄想を思い浮かぶ。

 

「まさかぁ.....」

 

「見えてきた!」

 

すると目の前に衝突した場所から煙が舞い上がっていた。レオン達は断崖絶壁になっているクレーターの近くで降りる。

 

「何だ、あれは!?」

 

クレーターの中心点からグンタイアリのようにイングが出てきており、レオン達はその光景を目にする。

 

「何じゃ、ありゃ!?」

 

「気味が悪いよ......あれ....」

 

「たくさんいる~!」

 

ロザリーとクリスはイングのおぞましき姿に怯え、ヴィヴィアンはイングを見て興奮していた。

 

「あれは一体、何なんだ!?.....ヴェルトサーガ、アイツ等は一体......『まさか!?......イング族!?』.....え?」

 

ヴェルトサーガが突然、イングの名を言う。レオンはヴェルトサーガに問う。

 

「ヴェルトサーガ、アイツ等を知ってるのか!?」

 

『あぁ、奴等は異次元により生まれし、邪悪な生命体だ。だが、何故だ?』

 

「どう言うこと?」

 

すると今度はエクゾディアスも喋り出す。

 

『本来なら、この世界にはいない筈........それが何故......』

 

「ここに、と?」

 

タスクがエクゾディアスに問う。

 

『そうだ........』

 

その時、サリアが何かに気付く。

 

「ちょっと、あれ!」

 

サリアの指差した先に、二つの影がイングの大群へ突撃していく。

 

 

 

 

 

 

 

 

そして陽弥と勇人は襲い掛かってくるイングに攻撃した。

 

陽弥の二刀流が複数のイングを切り裂き、勇人も師である陽弥に遅れをとらないようイングを倒していく。その光景を見ていたレオン達が驚く。

 

「凄い......たった二人で、あの大群を.....」

 

その時、ヴェルトサーガとエクゾディアスがあるものに気付く。

 

『あの二刀流の使い手........あの赤髪.....そしてあの国旗は!!』

 

『間違いない!あれはヴァルキュリアスの国旗だ!!』

 

「ヴァルキュリアス?」

 

「何ですか、それは.....?」

 

サラの問いに2機が説明する。

 

「"ヴァルキュリアス"我々のいるこの星より遠く離れた別の世界に存在する大銀河連邦共和国の事だ。」

 

「大銀河連邦共和国?.......それって!!?」

 

レオンが分かったような表情になり、ヴェルトサーガがまだ説明する。

 

『そうだ........彼らは、宇宙から来た我々と似て異なる文明を持つ者達だ......』

 

ヴェルトサーガの言葉にレオン達は驚く。

 

《宇宙から!!?》

 

次にエクゾディアスが説明してきた。

 

『そして今、イングと戦っているあの赤髪.........間違いない!あれは.......護星神だ!』

 

「護星神?何それ?」

 

アンジュが首を傾げると、エクゾディアスが解説する。

 

「星や生命を護りし神の事だ。」

 

「神!?と言うことは!!?」

 

『彼は.......正真正銘、本物の神様だ.....』

 

《えええええええぇぇぇぇぇ~~~っ!!!???》

 

レオン達が叫んで驚いている一方、陽弥と勇人は無数に増殖していくイングに苦戦していた。

 

「糞......切りがねぇ」

 

その直後、ラフィからの通信が入った。

 

「どうした?」

 

『陽兄ぃさん!グリニア帝国艦に苦戦しております!PED(Phazon Enhancement Devices)の使用の許可を! 』

 

「良し、よく頑張ったぞラフィ、PEDの使用を許可する!」

 

『yes!we fuhrer!!』

 

ラフィの通信が切れると、陽弥は勇人に連絡する。

 

「勇人!PEDを使うぞ!」

 

「はい!」

 

勇人は掛け声で返答し、クーフリンを呼んだ。

 

「クーフリン!」

 

「シグムディア!」

 

陽弥と勇人の後方から待機していたシグムディアとクーフリンが次元跳躍で現れ、二人はそれぞれの機体に乗り込んだ。そして2機はハイパーノバビームライフルを取り出すと同時に、背部に装着されているPEDを起動させた。フェイゾンがアーマーに注ぎ込まれ、青白く光る触手が出てくる。

 

「遅れを取るなよ、勇人!」

 

「はい、師匠!」

 

2機がハイパーモードでイングの大群に襲い掛かった。シグムディアの両腕部からサーメットブレードを展開し、青白く光るフェイゾンの刃がイング切り裂き、クーフリンの両腕部の二問のバレットバズーカを乱射する。たった2機のパンドラメイルが無数のイングを次々と消滅していく光景にレオン達は驚きも隠せない表情をしていた。

 

「凄い.......!あんなにいたイングが.......あっという間に.....」

 

その時、クレーターの中心点にいるロイガーが目覚めた。

 

『主よ!ロイガーが!』

 

「来たか!」

 

ロイガーは巨体を動かし、真っ直ぐシグムディアとクーフリンの方を向く。さらに奥にいるレオン達のヴェルトサーガを見る。

 

「っ!?」

 

『ロイガーだ!!』

 

「ロイガー!?」

 

『邪神尖兵だ!』

 

「え......!?」

 

レオンは首を傾げると、ロイガーが吼えた。

 

『ガァァァァァァァァァッ!!!!!!!!』

 

ロイガーの咆哮で高層ビルが崩れ、窓ガラスが次々と割れていく。レオン達はあまりの大音で耳を塞いでしまう。それを楽しむかのように、陽弥は笑っていた。

 

「勇人......」

 

「はい」

 

「今から俺は......シグムディアとブラムを融合させる......だから、後ろにいる彼らを遠ざけてくれ、良いな?」

 

「分かりました.....」

 

勇人は急いでレオン達の方へ向かった。

 

《!?》

 

「皆さん!急いで離れてください!今から師匠がロイガーを駆逐する見たいです!」

 

「え?」

 

「早く!!急いで下さい!」

 

「え!?あぁ、分かった!」

 

レオン達は急いで離れ、クレーターが見える高層ビルの高台へ到着した。勇人はクーフリンから降りて、双眼鏡でクレーターを見る。

 

「一体、何が起ころうとしているんだ!?」

 

「.......師匠」

 

そして陽弥は体の中のブラムに話し掛ける。

 

「行けるか、ブラム?」

 

「言われなくとも、俺は何時でも何処でも行けるぜ!」

 

「じゃぁ、行こうか!シグムディア、モードチェンジ!........ブラム ザ・アビス!!」

 

陽弥が叫んだ直後、ブラムのアーマーが強制解除され、シグムディア ザ・オリジンへとなる。その様子を双眼鏡で見ていた勇人とレオン達が驚いた。

 

《ッ!!?》

 

シグムディアのフレームが機械ではなく、装甲を身に纏っていた生命体であることに、皆は唾を飲み込んだ。そしてシグムディアの色が黒く染まり、血のように真っ赤な眼とビームウィングを放出し、喉まで届くほどの裂けた口を開き、大咆哮を上げる。

 

『ウォォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!』

 

『ガァァァァァァァァァッ!!!!!!!!』

 

ロイガーが威嚇した直後、シグムディア消え、物凄い速さでロイガーを蹴り飛ばした。そしてシグムディアが吹き飛ばされるロイガーより、先回りし、また蹴り飛ばした。ロイガーは起き上がり、触手を伸ばしてきた。シグムディアは伸ばしてきた触手に噛み付き、鋭い爪で切り裂くが、触手が絡まり、シグムディアが捕まる。

 

『ガァァァァァァァァァッ!!!!!!!!』

 

ロイガーが咆哮を上げた直後、触手がバラバラになり、中からサーメットブレードを展開したシグムディアが出てきた。シグムディアは鋭い牙でロイガーに噛み付いた。

 

『ガァァァァァァァァァッ!!!!!!!!』

 

『ウォォォォォッ!!!!』

 

ロイガーが悲鳴を上げ、シグムディアも卯なり声を上げた。高層ビルの高台から見ている勇人は心配するが、レオン達から見たシグムディアに唖然していた。シグムディアがロイガーの首を掴み上げ、そのまま投げ飛ばした。そしてシグムディアは腰に装備されているデメテルブリンガーを抜刀した。

 

『あれは......デメテルブリンガー!』

 

「ガイアブリンガー?」

 

『レオン......落ち着いて聞け、あのデメテルブリンガーは私のアーティファルソードと同じ武器なのだ......つまり、レオンの持つアースセイバーと彼の持つガイアブリンガーは同じ剣なのだ......』

 

「.......」

 

レオンはシグムディアのデメテルブリンガーを見ると、デメテルブリンガーの黄金の刃からエネルギーブレードが放出され、渾身を込めて、降り下ろされた。ロイガーがデメテルブリンガーによって斬られ、溶けながら消滅した。そして同じ頃、軌道上でグリニア帝国艦隊と交戦していたラフィ達はPEDを発動し、ハイパーモードでグリニア帝国軍を圧倒していた。ケラ・デ・ジャムは驚きながら、叫んだ。

 

「クッ!......小癪な真似をぉぉぉぉぉっ!!!」

 

そしてケラ・デ・ジャムの戦艦だけが撤退していった。

 

「良し!何とか追い払った........」

 

ラフィはガッツポーズをし、シタデルへ戻る。

 

 

 

 

 

 

 

そして陽弥達の方では、シグムディアが元の姿へと戻り、陽弥が降りる。

 

「ブラム.....久しぶりの戦いはどうだった?」

 

「まだ足りないなぁ.......しかも、奴等がロイガーを使ってきたから、それに驚いたぞ。」

 

「ハハハ♪俺もだよ........これもギガオロチの影響なのかな........」

 

ブラムと陽弥は話していると、勇人がクーフリンに乗って、降下してきた。

 

「師匠!」

 

「勇人、心配かけたな♪で、そちらの方は?」

 

勇人の後方からレオン達が降下してきた。

 

「君は.....一体何者なんだ?」

 

「俺?......俺の名は陽弥。ヴェクタ人の陽弥・ギデオン......ミッドガンドの護星神で種族大銀河連邦共和国ヴァルキュリアスの総統だ。それで、」

 

「新川 勇人です。陽弥・ギデオンは僕の師匠で、27人目の見習い使徒です......」

 

「あ、どうも、俺の名は「レオン・マクライト、だろ?」........え?」

 

「知ってるよ♪二年前、異次元生命体ドレギアスを倒した英雄.......そしてサラマンディーネの夫と言うこともな♪」

 

「え!?何でおまっ、じゃなく、ヴァルキュリアスの総統が知っているんだ!?」

 

「俺の世界にも、サラマンディーネさんがいるからだよ♪」

 

レオン達は驚き、今度は此方のアンジュが問う。

 

「じゃあ!私は!?」

 

「いますよ♪相変わらず旦那さんであるタスクさんをボコボコにしていますよ♪」

 

アンジュとタスクが驚き、今度はサリアやヒルダが問う。

 

「それじゃ、私は!?」

 

「私はいるのかよ!?」

 

「サリアさんは、ある国家の皇帝の奥様で......」

 

「嘘っ!私、結婚するんだ♪」

 

「かなりの乱暴者ですが、娘さんもいますよ♪」

 

「本当にっ!!?」

 

「それで、私は!?」

 

「ヒルダさんは........正直に話します。俺の母さんです。」

 

ヒルダが陽弥の放った言葉に疑問点を持つ。

 

「...........え?」

 

《えええええぇぇぇぇぇ~~~!!!???》

 

「嘘言うな!私があんたの母さん!?冗談にも程があるぞ、おい!」

 

「冗談ではありません。これがその証拠です......」

 

陽弥はオムニツールでアルバムを見せる。ヒルダはあっちの旦那さんであるシンや妹たち、さらに陽弥の嫁さんの写真を見て、納得した。

 

「うん、良いね♪あっちの私は大家族に恵まれるんだなぁ.....」

 

「お分かりいただけただろうか?」

 

「分かったよ、未来の息子♪」

 

「母さん......ありがとう♪母さんって、生で見たらけっこう美人だね?」

 

「え!?あ、ちょっ!息子にそんな事を言われても.......♪」

 

ヒルダが恥ずかしがりながら、顔を隠すと、レオン達は呆れていた。

 

《何だこのバカ親子は.........?》

 

「でも、確かに陽弥のその赤髪はヒルダ譲りだね。しかもロングだ。」

 

「アンジュさんだって、かなりのロングヘアーでしたよ。」

 

「嘘っ!?今度から前の髪型にしないと♪」

 

「それで、俺たちは?」

 

「........レオンさんたちは、いません。」

 

「そうか......」

 

レオンが落ち込んでいると、レオンの端末から通信が入る。

 

「どうしたの、父さん、母さん?」

 

「レオン!早く戻ってきて!ヒュウガ君が今さっき喋ったのよ、「ばぁっ♪」って!」

 

「本当に!?サラ!」

 

「えぇ!」

 

「お子さんがいるのですか?」

 

「あぁ、名前はヒュウガ......生後9ヶ月だからなぁ、」

 

「9ヶ月........(マナよりちょっと年下だ........)」

 

陽弥は考え、行動を開始した。

 

「俺も、付いていって良いかな?実は仲間達が軌道上で待機しているからなぁ.......」

 

「良いぜ♪」

 

「良かった........」

 

陽弥はラフィに通信する。

 

「ラフィ、地球に降りてきても良いぞ。」

 

陽弥は通信を切ると、カウントダウンを言い始めた。

 

「3.....2......1......」

 

すると上空から黒い何かがどんどんと見えてきだしたと思いきや、巨大な戦艦がゆっくりと降下してきた。その大きさにレオン達は驚く。

 

《デカッ!!!!》

 

「なんちゅう大きさだ!?」

 

「スゲ~っ!!!」

 

「これが俺の旗艦.......シタデルだ!さぁ、乗っけてってやるぜ!アウラの都までな!」

 

レオン達はシタデルに乗り、アウラの都へ向かっていった。




陽弥とレオン.......一度、こんなクロスオーバーやってみたかった!
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