クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者   作:オービタル

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afterstory14:ドレギアスの野望

 

勇人は夢を見ていた。

 

「あれ?.........ここは?」

 

すると赤子の泣き声が聞こえてきた。

 

「何だ?」

 

勇人がその泣き声が聞こえてくる場所へ向かうと、扉があった。

 

「この扉......確か、」

 

勇人は扉をそっと開けると、中にいたのは勇人の父親と母親、そして生まれたばかりの勇人であった。

 

「あなた、この子の名前....決めたの?」

 

「そうだなぁ......」

 

勇人の父親は息子の名前を考える。

 

「そうだ!.....勇人はどうかな?勇気ある者......そして自分は強いと.....」

 

「勇人........良いですね♪」

 

「だけど、勇人と名付けたから、真名もあるんだ.....」

 

「真名?」

 

「そう、勇人だから.......」

 

すると光が強くなり、勇人は目を閉じてしまう。そして勇人は何処か知らない部屋で起きた。

 

「ハァ.....ハァ.....ハァ.....ハァ...........ここは?」

 

勇人が辺りを見渡す。王室のような部屋で、テーブルに勇人が普段着ていた私服が置かれていた。勇人は私服に着替えると、光指す窓を見る。そして窓の外を見ると勇人は驚く。

 

「......何で!?」

 

そこは何と、グリニア帝国によって破壊された筈の勇人とシンディが住んでいた地球であった。

 

「何で、地球が!?」

 

すると後ろの方で花瓶が割れる音がした。勇人は後ろを振り向くと、そこにいたのは.......

 

「........え!?」

 

何と、ゼロの生体ユニットにされた筈のシンディがいたのであった。

 

「シンディ.......?」

 

「勇人!!」

 

シンディは嬉し泣きしながら勇人に抱き付いてきた。

 

「良かったです!良かったです!」

 

「シンディ......」

 

勇人はシンディの頭を優しく撫でる。その後、シンディは今までの事を話した。ネザーに拐われた後、目が覚めたら、部屋のベッドの上に寝ており、側にteacherの娘であるマナもいた。そして窓を見るとそこが間違いなくあの地球だと分かり、廊下を歩いていると、ドレギアスと言う人物が二人やマナをゼロから解放し、ネザーを始末し、そして住んでいた地球と皆を生き返らせたと仰っていたと、........

 

「それで、そのドレギアスは?」

 

「多分、書斎室にいると......後、ワタシのdaddyとmammy が生き返っていたのです!」

 

「ええっ!!?」

 

シンディはマナや勇人を連れて、シンディのお父さんとお母さんに会った。

 

「久し振りだね、勇人君......♪元気にしていたかな?」

 

「えぇ......お久し振りです。」

 

「まさかシンディのboyfriendがユウト君だなんて、ワタシは心から幸せよ♪」

 

「あ......ありがとうございます。」

 

「それと、この子は?」

 

「あ、この子はマナ.......僕の師匠の娘さんで、預かるよう頼まれているのです♪」

 

「ほぉ、勇人君の師匠の娘さん。いやぁ、まさか勇人君に師匠と呼べる人がいるなんて.......」

 

「いえいえ、呼べる処かそうでもありませんから、アハハハハハ♪」

 

「ま、とにかくここで立ち話は何だか、邸に入りなさい♪お茶を入れておくから♪」

 

勇人はシンディの家にお邪魔し、紅茶を飲みながら、これまでの事を話す。異星人とのファースト・コンタクトと師匠であるミッドガンド(人間界)の護星神 陽弥・ギデオンの事、色んな科学力も.........(因みに自分がクアンタ人と地球人のハーフクアンタで荒神だって言うことは秘密にしている。)全て話した。二人はにわかに信じられない表情をしていたが、シンディの父親であるダニエル・マリーシェと母親のエイダ・マリーシェは勇人の言葉を信じる。

 

「異星人とのファーストコンタクトかぁ.........ワタシも会ってお礼がしたい、勇人君の師匠さんに.......勇人君とシンディがお世話になったと......」

 

「えぇ♪」

 

「ところでダニエルさん.......どうやって生き返ってたのですか?」

 

「........ワタシも分からない、シンディを守ろうと二人で庇ったところまでは覚えている。気が付いたら椅子に座っていたたんだ......」

 

「ワタシはベッドに寝ていたわ.......後、御近所さん方々も........」

 

「.......ドレギアスが皆や地球を元に戻した........そんな事が出来るのか?.......(それに、『ドレギアス』.........何処かで聞いたことがある名前だ........)他には?」

 

「後、根岸 英二 御曹司が逮捕されたのよ.......民間人をシェルター内に入らせなかったことで、行政府から逮捕されるようになったのよ.......」

 

「なるほど........僕が眠っている間にそんな事が........」

 

「それで、世界を束ねる代表者はワタシ達を生き返らせたドレギアスになったの.......」

 

「..........(やっぱり、聞いたことがある名前だ。でも、何でだろう......この感じ.........ドレギアスの名を聞くだけで、胸騒ぎがする。それに......)」

 

勇人は自分の手を見る。

 

「(こんなに震えがくるなんて、起こる前の虐め以上かもしれない......!)」

 

勇人は考えていると、シンディやダニエル、エイダは勇人を心配する。

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、勇人とシンディは普通に学校へ登校した。クラスの皆も同じことを言っており、根岸 洋介はあの襲撃で責められ、退学になった.....恐らく、権力者が居なくなったことを良いことに........マナはマリーシェ邸に預けている。放課後、勇人とシンディは一緒に帰っていた。

 

「本当に何も覚えていないの?」

 

「yes♪」

 

「う~ん、僕もなんだ........ネザーが僕に襲い掛かって、そこから意識を失ったんだ。気が付いたら、ドレギアスの邸にいた.......そうだ!師匠やレオンさん達......大丈夫かなぁ.....」

 

「大丈夫ですよ!teacherが負ける筈がありません♪」

 

「そうだな、師匠は護星神だから.......」

 

勇人はそう考えていると、前方からボロボロのカーディガンを着た男性が歩いてきた。

 

「ん?」

 

その時、男性はポケットからナイフを取りだし、勇人に突き付けてきた。シンディは慌てていたが、勇人はそんな脅しに恐怖しなかった。陽弥直伝の格闘技で回避し、さらにカウンター攻撃をする。最後に陽弥から教わった最強奥義『粒子発勁』を喰らわせた。男性は数メートル吹き飛ばされ、転げる。勇人は落ちていたナイフを折り、そこらに捨てると、男性の胸ぐらを掴み上げ、問う。

 

「何で僕に襲ってきた?」

 

「クッ!」

 

すると男性はカーディガンのフードを外し、素顔を現した。その男性の素顔に勇人は驚く。

 

「洋介!?」

 

「ケッ!」

 

「何でお前が!?」

 

「何でって?フンッ!此方は家も全て無くなった!そうなったのはお前のせいだ!お前が居なくなればいつもの生活にもどっ!!」

 

勇人は洋介の下らない復讐に呆れ、洋介の顔面を殴り、一発で洋介を気絶した。

 

「ごめん.....洋介......」

 

陽弥は気絶している洋介に謝り、シンディの手を繋いで走る。それぞれの家に帰った二人はスマホで通信していた。

 

「大丈夫?」

 

「......大丈夫じゃないと思う......」

 

「そう.......」

 

「それに、洋介の奴は殴って正解だったかもしれない。いつもアイツにバイトで稼いだお金を取られていたから、あの一発で十分だったかも........」

 

「そうだね、」

 

勇人がホッとしていると、何処からか声が聞こえてきた。

 

『.......』

 

「?」

 

『ウト......』

 

「誰?」

 

『ユウト......』

 

「その声は!?」

 

『勇人.......』

 

「師匠!?」

 

『良かった......無事に暴龍化が解けたんだな.......』

 

「師匠!何処に!?」

 

『分からない.......何処か暗い、未知の領域の中に閉じ込められている.......フェイズ、皆も無事だ......だが、レオンだけが......』

 

「........」

 

「して、お前は一体何処に?」

 

「師匠、僕がいる星は僕やシンディが住んでいた地球なのです!」

 

『何だと!?』

 

「何でも、ドレギアスって言う人物が皆を生き返らせて、地球を元に戻したのです......」

 

『ドレギアスだと!?』

 

「え?師匠.......ドレギアスを知っているのですか?」

 

『まずいぞ、ソイツは!ソイツは人間じゃない!レオン達の世界のエンブリヲが生み出してしまった"異次元生命体"だ!そしてレオンのいた地球を壊し、偽りの地球と真実の地球を時空融合で"ザ・コア"で全てを滅ぼそうとしている!』

 

「ええっ!?」

 

『何て事だ........奴は一体、何を企んでいるんだ?クソッ!早くマナを助けないと.......』

 

「あ~、それの事なら.....大丈夫だと思います....」

 

『え?』

 

勇人は陽弥にマナの無事を知らせる。

 

「.......事なのです。」

 

『ハァ~、良かった.....無事じゃなかったら母さんに殺されると思ったよ.......だが、注意しろ。ドレギアスは.....絶対に信用してはならない.......多分、何処かにゼロを隠している......』

 

「分かりました..... 」

 

勇人はそう言うと、陽弥の声が聞こえなくなった。

 

「ドレギアス.......一体、何を企んでいるんだ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その頃、とある研究所では.......格納庫に収容されているゼロが改造されていた。そしてそこにドレギアスがいた....

 

「もうすぐだ......もうすぐ我の復讐が終わりを遂げる........そうだろ?レオン・マクライト.......嫌、牧田 玲央......」 

 

ドレギアスの目の前に電磁ワイヤーで締め付けられたレオンがいた......

 

「ハァ......ハァ......ハァ.....ハァ.....ハァ.......ドレギアス.....!」

 

「憎いだろ?我が........」

 

「黙れ!どうやって生き延びた!?」

 

「......簡単な事だ......あの時、お前の奥義に敗れた我は、一部をダイダイトウに移した.......そしてそこにネザーがやって来て、ダイダイトウを回収した.......それだけの事だ」

 

「クソッ........あの時か、」

 

「我の計画は勿論......分かっているだろ?」

 

「当たり前だ........偽りの地球と真実の地球を時空融合で破壊し、アンジュとサラの永遠語りでザ・コアを出現させて、完全体にになるつもりだろ!!」

 

「その通りだ.......だが、ザ・コアと並ぶ存在を.......見つけた.....」

 

「何っ!!?」

 

「マナ・ギデオン.......あの小さな娘に宿るインフィニティソウル、クアンタニウムハート、グリゴリ、アーククリスタル.......我はネザーを取り込んだ後、マナ・ギデオンから四つの力を奪い取った。そしてその四つとザ・コアを融合させると究極の力『永遠の命』が生み出される.......それを手にすれば、我は完全体以上の究極体へ覚醒し、不死身の生命体.......嫌!神を超越した破邪神へと神化する!」

 

するとドレギアスの背面から白く輝く光輪を放つ。

 

「っ!!」

 

レオンはドレギアスの神々しさに驚く。

 

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