クロスアンジュ 天使と竜の輪舞 銀河の守護者 作:オービタル
一方、ジュン、コモン、アラド、リアース、フェイズは陽弥が使っていたトレーニングルームでこれから起こる戦闘に備える為、トレーニングしていた。DARPA社の社長であるシンに頼み。高機動ゲオルギードロイドを相手していた。ジュンはスパーダを振り、ゲオルギードロイドの銃弾を弾いて行き、接近し切り裂く。コモンもヤトノカミの蛇腹刃を伸ばし、中距離のドロイドを切り裂いた。アラドもトワイライト・サーガを振り回し、先端部の剣でドロイドのモノアイを刺した。リアースもエクスカリバーンを駆使し、相手の急所を狙い射貫く。フェイズはエンジェリック・ナイツでドロイドを切り付けた後、呪紋でアースグレイブを発動し、地面から尖った岩を突き上げ、ドロイドを破壊した。すると室内にブザーが鳴り響き、それと共にシンの声が聞こえてきた。
『良し!五人のバイタリティが激しく膨張してきた!後は中に眠っている龍達と契約を交わせば、龍装光が発動できる!』
シンのアドバイスを聞いていたジュン達は休憩を摂る。
「いや~!まさか陽弥のトレーニングルームがこんなに広く、凄い設備だったなんて!?」
「びっくりだよ」
ジュンが陽弥が使っていたトレーニングルームの広さに興奮していると、シンが来る。
「どうだ、陽弥が使っていたトレーニングルームを使用した感想は?」
《最高♪》
「陽弥の奴はソロモニア戦記終戦後…ここでよく体を鍛えていたからなぁ…あちこちの壁や床、天井にも傷が付いているだろ?あれが陽弥がトレーニング中に付けた傷跡だ♪」
《へぇ〜〜》
「そこでだ、お前達の相手をしてくれる奴等が来るんだ。」
「奴等?」
するとトレーニングルームのドアから数人の男女が入ってきた。一人はルナで、もう人はアンジュと同じ、金髪の女性、もう一人は龍の尻尾と翼を持っており、車椅子に乗っている人魚と人魚の胸の所に小さな赤ちゃんを抱いていた。もう二人はサリアと同じ青い髪のポニーテールをした女性と高貴な服装した男性。最後は全身が金属で覆われている生命体であった。
「私の娘と仲間達だ♪」
シンが紹介すると、ルナ達はジュン達にお辞儀で返す。
「シン・ギデオンの娘『ルナ・ギデオン』いつも双子のお兄ちゃんの陽弥がお世話になっています♪」
「『ソフィア』よ、あっちの世界のママとパパと会うのは本当にビックリしたけど、あの赤単細胞がピンチな為、来てやったわ」
「『リョウマ・ネイル』と申す。こちらは妻のローレライと娘のレイネシアで御座る♪」
「アレクトラ……アレクトラ・ヴィサリよ」
「僕はヴァルヴァトール帝国新皇帝のルチル・ヘリッドです。よろしく♪アレクトラさんは僕の妻です♪」
ルナ達は自己紹介を終えると、シンが説明する。
「彼等は新世代の銀河の守護者で、陽弥と共に戦った仲間達だ。ルナ…彼等に"龍装光"を見せてやりなさい」
シンがルナに言い、ルナ、ソフィア、リョウマ、アレクトラ、ルチルは整列し、銀河七聖龍の宝石が付いている腕輪、刀、イヤリング、ガントレットを取り出し、叫ぶ。
《龍装光!!》
ルナ達が叫ぶと同時に四人の身につけている宝石が光だし、宝石から月光神龍、雷光神龍、妖精神龍、双頭神龍が現れ、ルナ達の体に纏い、光の鎧へとなった。
「スゲェ!!」
「これが…龍装光」
「格好いい…」
ジュン達が感心すると、シンが説明する。
「今から、お前等とルナ達を戦わせる。そして、お前達の龍装光を解放させる。そこで、姫殿下とヴァルキュリアス星騎士団の四星騎士達を呼んだ。本来なら、四星騎士達を束ねている星騎士団の団長は陽弥だが、ここは副団長である義理の娘が務めると…」
するとトレーニングルームのドアが開き、中からヴァルキュリアスの鎧を着用したヴァルキュリアス星騎士団の副団長『槍を持って進む冥王の姫騎士』"エミリア・ヴァルネア・ギデオン"、そして騎士団の一人。『轟かす流星の戦士』"テスタ"、『軍勢の戒める黒星の魔術師』"ミラーナ"、『軍勢の星刻の番人』"オルト"が武装して現れた。
「テスタ…久し振りだな」
「お久しぶりです…シン大将」
「うむ♪ミラーナとオルトも…537星系の任務から帰って来た所をすまないことをしたな…」
「いえいえ、帰っても暇でしたから♪」
「その通り、我等ヴァルキュリアス星騎士団団長『勝利へ導く太陽の騎神』"陽弥・ギデオン"団長の名誉と人権、治安の為に尽くしていますから♪」
テスタ、ミラーナ、オルトがシンに礼儀正しく挨拶すると、アストラ、ベイボルス、アイリスが言う。
「へぇ〜〜、あたし達に似た騎士団もいたんだ」
「だな、」
「だが、あの四人…明らかだが、凄まじい殺気を感じる…」
するとこちらを見ているアストラ達に、テスタは気付く。
「何か用?」
テスタが問うと、アストラ達はテスタ達に言う。
「……お相手……してくれんか?」
アストラの言葉にシン達は驚く。テスタ、ミラーナ、オルト、エミリアは頷く。エミリアはベイボルスに手を伸ばす。
「喜んで♪」
エミリアは微笑み、アウラ近衛騎士団とヴァルキュリアス星騎士団の試合が始まるのであった。アストラ、ベイボルス、アイリスは大剣、槍、細剣を持つ。テスタ、ミラーナ、オルトも巨大な斧、巨大な鎌、巨大な二つの盾
…そしてエミリアは愛用のランスと盾を持つ。そしてトレーニングルームの地形が変わり、荒野に変わった。
エミリア、テスタ、ミラーナ、オルトとアストラ、ベイボルス、アイリスは武器を取り出す。
『これより、アウラ近衛騎士団とヴァルキュリアス四星騎士の試合を開始する。"相手をゼロにするか"、時間が立ち、"どちらが多く生き残っているか"の試合だ…。』
エミリア達とアストラ達はそれぞれの武器を構える。観覧席から見ているジュン達とルナ達はそれぞれのチームを応援する。そしてシンが試合開始のブザーを鳴らした。
『始め!!』
開始と共にエミリア達が先攻してきた。
「「「速いっ!?!?」」」
アストラ達は思わず驚いてしまい、先頭のエミリアがランスを突き、エミリアの後方にオルトが盾を構え、後左右後方にいるミラーナとテスタを守っていた。そしてエミリアはフォーメーションアタックをする。
「『トライデント』!!」
エミリア、テスタ、ミラーナが槍の矛先の様に描き、突進してくる。アストラ、ベイボルス、アイリスはエミリアのフォーメーションアタックの衝撃波により、回避ができなかった。観覧席から見ていたジュン達は驚く。
「…ヤバッ!?!?」
煙が晴れると、エミリアがアストラの首元にランスを突き付ける。
「立てますか?」
エミリアがランスを納刀し、アストラに手を差し伸べる。アストラは言葉を返せなかったが、エミリアの手を掴み、立ち上がる。するとエミリアのオムニツールからメロディーが鳴る。
「はい、」
「『姫様!大変です!マナ様とオリバー、ライラ様が中々寝付けません!!アストラッド王様やアリシア王妃様、マリア姫様、エスメラルダ様が何とかあやしているのですが、嫌っているのです!!』」
「あらら!?」
エミリアは急いで愛する子の元へ駆け付ける。
マナ、オリバー、ライラがいる子供部屋では、メイド達や祖父と祖母であるアストラッド王とアリシア王妃、姉と妹であるエスメラルダ姫殿下とマリア姫殿下が三姉弟等をあやすが、さらに泣く。
「何でだろう〜!?さっきまではニコニコ笑っていたのに。」
「こんな時……陽弥君(お父さん)が居れば……。」
アストラッド達はそう考えていると、ドアが開き、愛する我が子の元へ、エミリアが駆けつけて来た。
「マナ、オリバー、ライラ」
「あ~っ!良かった~!やっと来てくれた!」
アリシアが安心し、エミリアは三姉弟達をあやす。三姉弟は泣くのを止め、ぐっすり眠る。
「何があったのですか?」
「分からないのよ、突然…この子達が急に泣き出したのよ……。」
「え…?」
「まるで……何かに察知したように……」
不安が高まり、エミリアとアストラッド王達は部屋から出て、衛兵に見張りを頼んだ。そして……その数分後、見張っていた衛兵が何かに首を噛まれ、気を失う。部屋の天井裏から、体長一メートルもあるイモムシ。グリニア帝国隠密軍用魔蟲「ドラガワーム」五匹が天井裏から現れ、寝ているオリバー、ライラに迫る。ドラガは口から糸を吐き、オリバーとライラを連れ去らおうとしたその時、鋭く尖った尻尾が物音を立てずにドラガの腹を突き破った。
「ギチギチギチギチ!!」
ドラガ達は牙を鳴らしながら威嚇すると、ドラガを刺したままの尻尾がゆっくりと、動く。すると天井裏から体長二メートルもあり、白、赤、黄の色をした怪物……『Sonne Ritter(太陽の騎士)』が、第三の目を光らせ、牙を向く。
「キシャァァァァァァァ!」
陽弥はカオスから授かった銀河の翼を拡げ、ドラガ達に威嚇する。
「グルルルルルルル!!(俺の子達に……手を出すな!!)」
陽弥がドラガを掴み、頭ごと喰らいついた。残り4匹になったドラガは威嚇し始める。
「ガウゥゥッ!!」
陽弥は威嚇し、銀河の翼から手が出てきだし、マナ、オリバー、ライラを持ち上げ、翼で三人の子を守るようにする。
「ガァァァァッ!!」
その直後、天井からドラガの成虫体が陽弥に襲い掛かってきた。蝿のような体格であり、口から毒液を吐いてきた。陽弥は間一髪の所で回避すると、毒液で壁が溶ける。
「(硫酸!?)」
陽弥はドラガの首元に噛み付き、窓や壁を壊し、外へ出た。4体のドラガワームも追い掛ける。
物音がして、メイドが倒れている衛兵に驚き、子供部屋を開けると、巨大な大穴空いていて、ベビーベッドにマナ、オリバー、ライラがいないことに叫び、知らせに行った。