東方異形頭   作:憂鬱な者

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最近近所で鴨の親子を見ました。
超可愛いかった←愛鳥家


【第十一話】異変

もう何十分か経った。

既に日は完全に沈み、真っ暗だ。

 

「大丈夫?もう少しだから頑張ってね。」

 

「……。」

 

そしてようやく竹林を抜けた。

 

暗くてよく見えないがかなり開けた場所のようだ。

 

「ふぅ、もう案内人無しに入るんじゃないぞ。」

 

「……。」

 

「こんなところはもう懲り懲りだ」とでも言いたげなキーパー。

 

そして彼は直ぐに何処かに向かっていく。

ただ真っ直ぐと。

 

そんな彼を見送りながら彼女が一言。

 

「さっきはありがとう…。」

 

「……。」

 

一瞬立ち止まったが直ぐ歩きだす。

 

彼は初めて「感謝」されたのだ。

 

妙な感情に彼は戸惑うが直ぐに忘れようとした。

 

ただひたすら真っ直ぐと夜の闇に消えてゆく。

 

 

 

夜が明けた。

 

気がついたら森の中にいた。

 

大きな三角形の頭をした彼は悩んでいた。

 

「……。」

 

あの居心地のいい館から出たのもだが、脱出して夜道を歩きまわっていたら森で迷子になってしまったのだ。

 

ここは「魔法の森」紅魔館の近くにある大きな森だ。

 

「……。」

 

道もわからず彷徨っていると…。

 

「号外だよー!!」

 

空から声が聞こえた。

 

見ると人が飛んでいた。

 

すると彼の頭に何かが落ちてきた。

 

「コンッ。」

 

見るとそれは新聞紙だった。

 

しかし彼には見たこともないものなので何かわからなかった。

 

開いてみるとそこには。

 

『幻想郷に異変!?無数の古びた金庫と不審者が!!』

 

見出しに大きくそう書かれていた。

 

写真も載っていた。

 

「……!!」

 

その写真に写っていたのは、フランと戦っていた時に落ちてきた金庫と同じものが写っていたのだ。

更に写っていたのは。

 

彼にはとでもよく見慣れたものが写っていた。

 

ナース服に顔の無い頭。

「バブルヘッドナース」だ。

 

この怪物は彼がいた世界の住人だ。

 

この世界にいるはずが無いのである。

 

しかし新聞にはハッキリと載っている。

 

わけがわからずも彼はまた彷徨い出した。

考えるのは嫌いなのだ。

 

ただひたすら歩いていたら開けた場所に出た。

 

そこには1つの建物が。

 

とりあえず彼はその建物に入りに行った。

彼には人の家などどうでもいいのだ。

 

 

「え〜っと、何処にやったのかしら?

確かにここに仕舞っておいた筈なんだけど〜。」

 

本棚をごそごそと探る1人の少女。

彼女は「アリス・マーガトロイド」

魔法使いだ。

 

彼女は何かの本を探してるみたいだ。

 

「はぁ〜、やっぱり見つからないわ。

魔理沙に貸したきり返してもらってないんだわきっと。」

 

溜息を吐く。

魔理沙とは彼女の知り合いの名前だ。

 

「はぁ〜、今度まとめて返してもらおうかしら。」

 

…ィィィ …ィィィイイ ギィィィイイ

 

何かを引きずるような音が外から聞こえてくる。

それもだんだん近づいてくる。

 

「何の音かしら?」

 

気になった彼女は玄関に行き、ドアノブに手をかける。

 

「音が止まったわ。一体何かしら?」

 

玄関を開ける。

そこにいたのは。

 

「……。」

 

赤錆びた三角形の鉄兜を被り、彼女の身長よりあろうという巨大な大鉈を片手にもった筋骨隆々の大男だった。




ある日扉を開けたら▲様が。

こんなことあったらぶっ倒れるな。

次回、▲様無双か!?
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