東方異形頭   作:憂鬱な者

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▲様には日本家屋は似合わないだろうな〜。
狭いし。


【第六話】就職〜▲サイド〜

数十分前三角頭は。

 

 

ギィィィィィッ ギィィィィィッ ギィィィィィッ

 

 

人里で大きな金属を引きずる音が響く。

 

「……。」

 

ギィィィィィッ ギィィィィィッ ギィィィィィッ

 

三角頭が歩く度に鳴る大鉈が地面と擦れる音だ。

 

「……。」

(仕事場…。仕事場は…。何処だ?)

 

ものの2〜30分程人里を彷徨うが一向に仕事場は見つからない。

 

おまけに人々がジロジロと見てくる。

そりゃあ、こんなものが彷徨いていたら人の目にもつくだろう。

 

(諦めようか…。)

 

そう思い、立ち止まると。

 

「あ、やっと見つけたぞ三角頭ー!!」

 

「……?」

 

来たのは魔理沙だった。

 

どうやらずっと探していたらしい。

 

「ふぅ、見つかってよかったぜ。

で、仕事は見つかったか?」

 

「……。」

 

三角頭は静かに首を振った。

 

「そうか〜、キーパーの方は見つかったらしいぞ?」

 

「……!!」

 

それを聞き、三角頭は大鉈を強く握り締める。

 

「そ、そんな怒るなよ…。

お前だっていつかきっと見つかるよ。な?」

 

「……。」

(わかった。)

 

そう言われ三角頭はこくりと頷いた。

 

その時。

 

 

「きゃあぁぁぁぁぁ!!」

 

 

何処からか悲鳴が聞こえた。

 

それも一つではなかった。

何十人もの悲鳴が聞こえたのだ。

 

「な、なんだ!?あっちみたいだぜ!?」

 

「……。」

 

2人は悲鳴が聞こえたところに行く。

 

 

 

「おい、早くしろ!!」

 

「……。」

(無理言うな。)

 

三角頭を急かしながら悲鳴の元に彼女は走る。

 

曲がり角を曲がろうとしたその瞬間。

 

 

ドンッ

 

 

「いてっ!!」

 

彼女は曲がろうとした瞬間、誰かにぶつかった。

 

彼女は衝撃でその場に尻餅をついてしまった。

 

「いてて…。す、すまん、急いでいたから…って、は!?」

 

彼女が見上げた先にいたのは2mを越えるであろう巨漢が立っていた。

 

汚れたタンクトップに巨大チェーンソー。

そして顔には異様なヘッドギアの様なものを着けている。

 

そしてそのヘッドギアの下には悍ましい変形した顔が。

 

そしてその男は彼女を見るや否やチェーンソーを唸らせ、振り上げた。

 

「わ、わぁぁぁぁぁ!!??」

 

振り上げたチェーンソーが彼女に振り下ろされたその時。

 

 

ブゥゥゥン!!

ガチィィィィィン!!

 

 

彼女の頭を何かが掠め、振り下ろされたチェーンソーを弾いたのだ。

 

「へ、へ?」

 

何が起きたかわからずにいるところ、彼女の身体が浮いた。

 

「うわぁ!?」

 

そのまま彼女は『誰かに投げられた』

 

「いって…。ってお前!?」

 

彼女の視線の先にいたのは三角頭だった。

 

彼は彼女の後ろ襟を掴み、後ろに投げたのだ。

 

「……。」

(下がっていろ。)

 

彼は彼女をチラッと見ると直ぐ男の方に向き直った。

 

「お、お前、まさか…。

私を守って?」

 

「……。」

 

しかし彼は答えなかった。

 

「グゥルルルルル…。」

 

男は唸り声を上げながら三角頭と向き合った。

 

この男は『サディスト』

ここには存在しないはずのクリーチャーだ。




突如現れたサディスト。
一体何故!?

次回、▲様達の運命や如何に!?



それより最近鼻炎が辛いです。
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