鳥居の向こうから少女がやってきた
ピンク色の長い髪にお面をつけている
「……!」
「……!」
その少女に2人共反応した
文字通り『気を引かれた』のだ
その2人にその少女も気付いた
「…えっと、誰?」
「……。」
「……。」
2人はその少女をじっと見つめていた
すると2人はずいっとその少女に顔を近づけた
「ひっ!?な、なんですか?」
その少女は『無表情』のまま驚き、軽く後ろに仰け反った
彼女は『秦 こころ』
付喪神である
「貴方達何してんのよ。」
霊夢が2人に問いかける
しかし2人は彼女を見つめたまま動かなかった
「……。」
「……。」
2人は感じていた
この少女と自分達とで何か『似ている』そう感じていた
「全く何見つめてんのよ。」
「そうだぜ、怯えてるじゃないか。」
2人が彼らに言ってやっと2人ははっと気付いたようだ
「……。」
キーパーが2人に何か伝えようとする
「え?そいつが何者かって?
本人に聞けよな〜。」
「……。」
「……。」
そう言われ2人は彼女の方に振り向き同じように伝える
「え?自己紹介?私は秦 こころ、よろしくね。」
「……。」
「……。」
「あの2人なんであんなに見つめてんだ?」
「さぁ?好意を抱いてるってわけでもないようなあるような。」
「あ、もしかして彼奴が付喪神だからか?」
「あ〜、ありえるかもね。2人共付喪神っぽいし。」
「……。」
「……。」
「え〜っと、どちら様で?」
なんやかんやで自己紹介が済み、彼女が来た理由を話す
「というわけで能楽をやりに来たの。」
「そういえば最近来てなかったよな。何してたんだ?」
「ちょっと表情の研究を。」
「あ〜。」
「……。」
「……。」
「まぁ、そんなことよりも貴女が来てくれてよかったわ。
これで参拝客が増えて御賽銭ももらえるわ。」
「とことん自分で稼ぐ気がないんだな霊夢。」
「……。」
「……。」
「あの…、その人達が凄い見つめてくるんだけど…。」
「あ〜、お前が付喪神だからじゃないのか?似てるし。
仲間だと思われてたりして。」
「え〜…、こんな怖いのと一緒にされても…。」
「……。」
「……。」
「う…、よ、よろしく…。」
「……。」
「……。」
「ん〜、表情に困るよ〜。」
「確かに困るな、まぁ、似た者同士仲良くしてやってくれ。」
「え…?」
「流石に私も疲れるからさ。似てるし、気を引いてるお前の方が適任だと思うぜ?」
「え…あの…ちょっと…。」
無表情のままオロオロとする
「……。」
「……。」
「う…、付喪神じゃないですよね?」
「……。」
(付喪神ってなんだ?)
「……。」
(多分俺たちみたいな奴らのことだろう。)
「……。」
(俺たちは付喪神だったのか。)
「ま、まぁ、よろしく…ね?」
「……。」
「……。」
そう言い2人共握手をした
※▲■コンビは付喪神ではありません