東方異形頭   作:憂鬱な者

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読みやすいように台詞の前に名前を入れるようにしますね。
▲様まじイケメン。


【第六話】鉄と銀

三角頭「……♪」

 

真紅の廊下を歩く三角頭。

 

一面真っ赤で窓が少なく薄暗い。

 

彼は中々ここが気に入ったみたいだ。

 

「ずっとここに居たい」そう思う三角頭の前に一人の少女が。

 

咲夜「随分と変わった侵入者ね。」

 

銀髪にメイド服を着た少女。

彼女は「十六夜 咲夜」

この紅魔館のメイド長である。

 

三角頭「……。」

 

せっかくご機嫌だった時に最悪の展開だ。

 

咲夜「事情はどうあれ、無断侵入は許さないわ。」

 

銀色に輝くナイフを取り出し、三角頭に向ける。

 

三角頭「……。」

 

咲夜「何か言ったら如何かしら?」

 

三角頭「……。」

 

三角頭は黙ったまま。

いや、そもそも彼に「言語」を喋ることは出来ないのである。

 

咲夜「大人しく立ち去れば危害は加えないわ。」

 

三角頭「……。」

 

「せっかく良いところを見つけたのに…。」そう思う三角頭。

 

咲夜「……。」

 

三角頭「……。」

 

沈黙が続くばかりだ。

 

彼は「罪の象徴」という存在、いわば「断罪人」「処刑人」といえる存在のため、罪を持たない者には危害を加えられないのである。

そのため、彼女を今ここで殺害することは出来ないのである。

 

そんなことも知らずに彼女は行動に出た。

 

咲夜「出て行かないということは覚悟は出来ているわね?」

 

ナイフを構える。

 

咲夜「悪いけど少々怪我をしてもらうわ。」

 

そう言うと彼女は三角頭の脚を目掛けてナイフを投げた。

 

避けるか我慢するかすればよかったものの、彼は大鉈でそのナイフを弾いたのだ。

その行為が彼女には誤解された。

 

咲夜「へぇ、私とやる気ね?」

 

三角頭「……!?」

 

喋れないため弁解出来ない。

 

咲夜「そうとわかれば遠慮なく行かせてもらうわ!!」

 

ナイフの束を三角頭を目掛けて投げる。

 

またも大鉈で防いだが、数本逃した。

 

三角頭「……。」

 

片脚に2本程刺さったがビクともしない。

 

咲夜(随分と浅く刺さったわね。あの筋肉、一筋縄ではいかなさそうね。)

 

三角頭「……。」

 

ギギギギギッ ドスン ギギギギギッ ドスン

 

流石に痺れを切らしたのか三角頭が動く。

 

咲夜「……。」

 

咲夜のすぐ目の前に立つ。

 

咲夜(近くで見ると本当にデカいわね…。)

 

圧倒的な体格差だ。

背丈だけでも彼女の1.5倍近くある。

 

すると三角頭は突然彼女の腹部にブローを叩き込んだ。

 

咲夜「!?」

 

「ゴッ!!」

 

ガードは間に合ったもの5〜6mも吹っ飛ばされた。

 

咲夜「……っ!!」

 

咲夜(想像より遥かに強烈ね。まともに食らっていたら危なかったわ。)

 

三角頭は彼女を気絶させて何とか戦いを免れるつもりだが、これのせいで戦いの火蓋が切られてしまった。

 

咲夜「お返しさせてもらうわ!!」

 

そう言うと彼女は懐から1枚のカードを出し、宣言する、

 

幻符『殺人ドール』

 

すると一瞬にして三角頭の周囲に無数のナイフが現れ、彼を襲う。

 

三角頭「……!?」

 

全身に大量のナイフが突き刺さる。

 

咲夜「これは効いたかしら?」

 

三角頭「……!!」

 

咲夜「え?」

 

キレた。

流石にこの一方的な攻撃に三角頭はキレた。

「何もしてないのに突然襲われた」

つまり彼は明らかに無罪であるのに、こんな目に遭ったのだ。

キレてもおかしくない。

 

三角頭は大鉈の峰を使い、思い切りフルスイングした。

 

三角頭「……!!!!!」

 

「ブォォォォォン!!」

 

凄まじい風を切る音だ。

 

咲夜「!?っ!!」

 

直撃を食らった彼女は壁を突き破り、外に吹っ飛ばされる。

 

今のうちに彼は何処か逃げ道を探す。

 

そして地下に通じる階段を見つけた。

 

その奥には物々しい鉄の扉が。




可哀想な▲様。

逃げた先には怪しい扉が。

次回、▲様と「あの娘」が戦う!?
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