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凄まじいサイレンの音がその施設内に鳴り響く。
白衣のような格好をした数十人の死体がいたるところに散乱している。
「た、助けてくれぇ!!」
黒縁眼鏡の男性が、この世の生物とは思えないほど不気味で異形な姿をした怪物に泣きながら頼み込んでいた。
だが、その男の願いはむなしく怪物の右手についた長く鋭い爪により刺し殺されてしまった。
「はやく!はやく避難してください!急いでください!」
その男が殺害された場所から少し遠くの廊下では、防弾チョッキを着て、両手でショットガンを持っている男達数名が建物内の人間の避難を進めていた。
「アレを持っていかないと。アレが奴らの手に渡れば大変なことに・」
そんなことをつぶやいた女の研究員が来た道を戻ろうとした。
「何やってるんです!危険です!はやく逃げてください。」
若い隊員の一人が避難場所に戻そうとする。
「お願いです!戻らせてください!そこには緊急用の警備システムがあるんです。それが奴らに渡れば間違いなく世界は終わります!お願いです。行かせてください。」
必死に頼み込む女性に若い隊員は数秒悩み・
「わかりました。しかし、一人では危険です。我々も同行します。」
若い隊員はそう言い、仲間に分けを話し、若い隊員を入れて4人の隊員が同行することになった。
-2-
廊下を戻り、テスト室と書かれた部屋に入った4人の隊員と1人の女性
あたりを慎重に見渡す、4人の隊員。
「油断するなよ。みんな。」
屈強な顔つきの男性が隊員全員に呼び掛けた。
「その例のものを早く回収してください。」
若い隊員が焦るように言う。
「あ、ありました!」
パソコンに繋がれたカラーコードの先にベルトのバックル上のようなものがあり、女性研究員はそれをパソコンといっしょに持った。
「よし。廊下に戻るぞ。」
先ほどの屈強な顔つきの男性隊員がそう言い、わずかな一瞬のことだった。屈強な顔つきの男性隊員がそう言ったことで一同は油断してしまったのだ。
凄まじい音がたち、ドアが吹っ飛んでいく。異形な姿をした怪物がテスト室に侵入してきたのだ。
「う、ウワアア!!化け物めェ!」
一人の隊員がその恐怖に耐えきることができなかったのだろう。無鉄砲に持っていたショットガンを打ってしまったのだ。
だが、もちろん当たることはなく怪物の爪の餌食になってしまう。
「クソ!みんな怯むな!打て!打つんだ!」
全員の隊員の手が震え、恐怖を隠すように打ち始めた。
だが、怪物にあたることはなく近くにいるものから一人、また一人と殺されていき、ついには若い隊員とその後ろにいた女性研究員だけになってしまった。
どうすることもできなくなり、自分の恐怖心に負けてしまい、へたれ込んでしまった若い隊員
もうどうなってもいいやと思い、怪物の爪が振り上げられたその時だった!
怪物がその場に倒れ込んでしまったのだ。
怪物の背後からは白衣を身にまとった男性の研究員と女性の研究員が麻酔銃を構えてそこに立っていたのだ。
「大丈夫?ケガはない?」
と男の方は二人にやさしそうな笑みを浮かべたのだった。
( 第1話「異形」 完)
第1話閲覧ありがとうございます。
第2話ではいよいよ主人公が登場します!こうご期待ください!
なお、作者本人も初めて小説を書くためいろいろわからないこともあり、なおかつ作品をどのようにしていこうか迷っている部分もあります。ですので皆さまから今後のアドバイスなどのコメントなどまっています!