.+*:゚+。.☆
いや〜穂乃果がやる気になってくれて良かったです!
でも泣かれちゃった時はホントに焦りました!
『ずっと一緒にいるとか…重いんだけど。ストーカーじゃん。ヤダ怖い!』
とか言われてたら立ち直れませんでしたよ!嬉し泣きで良かった……!
あの後、私はサポート係に徹するからと言う話をすると、案の定渋られましたが
2人きりで買い物に行くということで納得して貰いました。……そんなことでいいのか穂乃果よ。
そんなこんなで私達は今、ダンスの練習が出来そうなスペースを探しています!
「おっ!ここなんかいいんじゃない?コケたら痛そうだけど…」
「大丈夫だよ!ちょっとぐらい我慢するし!それより早く練習したくてウズウズしてるんだ!」
うんうん。練習意欲があるのは大変素晴らしいことです!
でもその前に伝えないといけないことがあります。
「穂乃果……1つだけ約束して欲しいことがあるんだ。」
「約束?」
「そう、約束。
これから穂乃果は沢山の壁にぶつかると思う。辛い時や逃げ出したくなるような時が必ず来ると思うんだ。
だから約束して?
何回転んでもいい。どんなに無様でもいい。それでも……
「…うん!約束するよ!」
「よし!それが聞けたら安心だよ!」ナデナデ
満足のいく答えが聞けた私は穂乃果の頭を撫でてあげます!
穂乃果は撫でやすい頭の形をしてるし、なんか犬っぽいから撫でるのが止められません!
「ふぁっ…くうぅん……なんだか眠たく…なって…………ハッ!!!!
ダメだよ碧ちゃん!練習しないと!」
「は〜い。じゃ、基本のステップから始めよっか!」
兎にも角にも、今この瞬間から私達のアイ活がスタートしました!
なんだかグダグダだけどそれも私達らしくていいんじゃないかな?
ーーーーー
「ーーー3、4、5、6、7、8!はいOK!
ちょっと休憩しよっか」
「ふぃ〜。疲れたよぉ」
私達は練習を続けています。
穂乃果はかなり飲み込みが早いので、ついつい指導にも熱が入ります!ただ、体力がないですね!まずは基礎体力を身につけないといけませんね。私が言うのもなんですけど……。
「……。」タタッ
ん??今走って行ったのは……ことり?
なるほど……。
「穂乃果!」
「どうしたの?」
「スクールアイドルのメンバーが増えそうだよ!
2人ぐらいね!」
「んー?どういうこと??」
「フフッ……私と同じことを考えてる人がいただけの話だよ!」
「??」
まぁ、すぐに分かるよ!
「さ、休憩終わり!
今度はこのステップからターンの練習!」
「はい!よ〜し、頑張るぞぉ!」
おぉ!穂乃果がやる気に満ちている……!
いつもなら『あと10分〜』とか言いそうなのに!
私も気合を入れないとダメですね!
「じゃあいくよ!
…1、2、3、4、5ーーー」パンパン
.
+*:゚+。.☆
ーーー生徒会室ーーー
私の予想通りメンバーに加わった海未とことりを連れて私達は今生徒会室に部活設立の申請をしに来ています!
エスパー伊東の異名を持つ私に見抜けないことはないのです!
それはさておき私達の部活なのですが…………『アイドル部』ですよアイドル部!!
いや〜公認されたアイドル部はいいですね!これでもう隠れる事なくアイドルに携われます!
でもディープなところは『アイドル研究部』の方じゃないとまだダメですけどね。
にしても兼部かぁ。しかも『アイドル研究部』と『アイドル部』!!
うん、素晴らしい…!
「……認められないわ。
部活は同好会でも最低5人は必要なの。」
………………………なん…だと!?
え?じゃあ私の公認アイドルライフは叶わないの?
また、隠れオタクライフに逆戻りなの?!
夢果てるまでのスピードがとんでもなかったよ!
そんなぁ……
なにか何か方法はないのですか?!
「ですが校内には、部員が5人以下のところもたくさんあるって聞いてます。」
いいよ海未!もっとやれ!
カイチョーを論破しちゃってください!!
「設立した時は、みんな5人以上いたはずよ。」
論破されちゃいました!
「あと1人やね。」
む〜。私の公認アイドルライフはおあずけかぁ……
ま、1人ぐらいならすぐに見つかるよね!
「あと1人…分かりました。
行こう。」
穂乃果も納得したみたいだし、さっさと見つけてもう1回申請しに行こう!
そう考えが纏まり穂乃果達と部屋を出ていこうとしたら、カイチョーに呼び止められました。
「待ちなさい。どうしてこの時期にアイドル部を始めるの?
あなた達2年生でしょ?」
まぁ、当然と言えば当然の疑問ですね。
ここの返答は大事だよ穂乃果!
お願いだから変な事を言わないでね!
「廃校をなんとか阻止したくて。
スクールアイドルって 今すごい人気があるんですよ?だから……!」
うん!完璧の回答だよ!廃校を止める為ならカイチョーもとやかく言わないでしょう!
それに、ちょっぴり突拍子もないけどちゃんと理にかなってますしね!
「だったら例え5人集めてきても認めるわけにはいかないわね。」
…………えぇええぇぇぇえええ!?!?なんでぇぇええ!?!?
どこがダメだったの?!
「部活は生徒を集めるためにやるものじゃない。
思いつきで行動したところで状況は変えられないわ。
変な事考えてないで、残り2年…自分のために何をするべきかよく考えるべきよ。」
なんで?思いつきでもなんでもいいから、やらないよりはやった方がいいじゃん!そう思うのは私だけ?
そう言ってやりたいんだけど、さっきから東條先輩がすごいニヤニヤしてるのでココは我慢です。
あの人がこの表情をしてる時は、ワシワシする時か何かイタズラする時ですからね……。
東條先輩は何故か時々、アイドル研究部の様子を見に来るんです。正確にはぶちょーの様子かな?
ともかくそれが意味することは1つ。
……彼女は私がアイドルオタクだという事を知っているということです!!
なので下手に意見して、私に注意を向けられる訳にはいきません。絶対に碌なことにならないんですから!
まったく、いけ好かない女だぜ……。
「……そういえば碧ちゃんはアイド…「だぁ〜〜〜〜〜っ!?!?!」と兼部するんやね。」ニヤニヤ
「うわぁ!急にどうしたの碧ちゃん!」
「え?いや?なんでもない!なんでもない!!」
「でもさっきアイド……」
「あぁー!アイドリングストップ研究部!!私アイドリングストップ研究部に所属してるの!そこと兼部するって話!信号の前で貼り込んで何台がエンジン止めてるか調べるっていうやりがいのある部活動だよ!」
「そんな部活聞いたことないよ!!」
「あるんだよ!!!知識が増えてよかったね!
じゃあ、私ちょっと副会長とお話があるから先に帰ってていいよ!」
ちょ、押さないでよぉ!そんな声を無視して穂乃果達を生徒会室から放り出しました。
やっぱり仕掛けてきましたよ……。でも私特に何もしてないですよね?
きっちり説明してもらいましょうか。
「……どういうつもりですか??」
「どういうつもりもあらへんよ?
ただ碧ちゃん、さっき失礼なこと考えてたみたいやから。
…ウチのスピリチュアルパワーを舐めたらあかんで?」ニヤニヤ
ふふふ、つまりエスパーは2人いたと…そういうことですか。
よろしいならば戦争だ。と、いきたい所ですが東條先輩のそれは私のと違って本物っぽいからやめておきます。
あのタロットカードを奪えたら勝ち目はまだありそうですけどね!
「それで、にこっちは碧ちゃんが兼部すること知ってるん?」
「あ!」
その場のテンションに身を任せて名前を書いちゃったからすっかり忘れてました!
「言ってないんやね……。」
「ご、後日ちゃんと伝えますよ!」
「まぁ、兼部するのは禁止してる訳やないからええんやけど……。
碧ちゃんがにこっちのことを放っておいて他の子の面倒みてたら妬いてしまうんやない?」
「え〜…。それはないと思いますよ?だって私いっつもぶちょーを怒らせちゃってますから。今朝だって色々ありましたし……
嫉妬して貰えるほど好かれてないと思います。」
「う〜ん。にこっち碧ちゃんのこと大好きやと思うけどなぁ?」
いやいやいやいや。
ぶちょーに怒られるのは大半が私のイタズラが原因なので、嫌われてこそあれど好かれてはないですよ……。
でも今日「ありがとう」って突然言われたし嫌われてはないと思いますけど。……多分。
まぁ確かに練習する時間や日にちは少なくなるかもしれませんが、とても大切で大好きな部活なので活動を疎かにするつもりはありません!
「ま、それはウチがどうこう言うことやないね。
……にしてもさっきの、誰かさんに聞かせたい台詞やったなぁ?」
「さっきのって?
アイドリングストップ研究部のことですか?」
「その見苦しい言い訳は碧ちゃんの中にそっとしまっとき?
そうじゃなくて、ウチが言いたいのはえりちがあの子達に言ったこと。」
あぁ、思いつきで行動したって云々みたいなやつですか。
……なるほど。カイチョーも廃校阻止の為に色々やってるみたいですね。
っていうか見苦しい言い訳って。。
東條先輩のせいじゃないですか!
「もぅ。いちいち一言多いのよ希は…///」
おぉ!ちょっとカイチョーがデレた!
かわゆいですな。
「まぁまぁ、それが副会長の仕事やし」
いや、そんな訳ないでしょ!?
一言多いのが仕事なんですか?!私でも出来ますよ!
書類整理したり生徒の要望に答えたり、することはいくらでもあるでしょうに!
これは職務怠慢ですね!!
「……碧ちゃん。それ以上考えたらワシワシMAXやよ?」ムッ
「な、何のことでしょう?」
解せぬ。
っていうか、2人の世界を作り出すのが悪いんですよ!
私いるのにイチャイチャしちゃって!
どこですかココは?硝子の花園ですか?!百合の迷路なんですか?!?!
…やっぱりいけ好かない女だぜ。
ーーーワシッ
「ッッッ……!?!?」
いつの間に背後に?!?!
「お仕置きやで〜?」
いや、ちょ、まっ……!
「きゃぁぁあああああああ!!!!!」
.+*:゚+。.☆
ーーー校門前ーーー
最近私の思考が筒抜けな件について。ライトノベルでも執筆しましょうか。
ホントに何故なんでしょう……。思ったことが顔に出てるんですかね?文字で。かなり気持ち悪いですね。
にしてもワシワシMAXはダメです!やっと動けるようになったと思ったら、もう日が沈みかけてます。
はぁ〜…。汚されちゃったよ……。
もうお嫁に行けないよ……。
「もぉ〜!碧ちゃん遅いよ!!」
「あれ?3人共まだ帰ってなかったの?」
声のする方へ顔を向けると、幼馴染み3人が立っていました。
先に帰ってていいって言っといたのに。
「うん、偶には4人一緒に帰ろうかなって♪
碧ちゃんと海未ちゃんは部活があって最近一緒に帰る機会がなかったから!」
「それに今日は記念日だからね!」
「記念日?」
え?今日なにかあったかな?
私の誕生日?11月だけど……。
あれ?これ同じことを数時間前にも考えたような……。
「そう記念日!
私達のスクールアイドル結成の記念日だよ!!」
あぁなるほど!
穂乃果らしいというかなんというか。
でもそういうの嫌いじゃないです!
「そっか!
それはお祝いしなきゃだね?」
「うん!だから一緒に帰って、そのままウチでパーティーしようよ!お母さんもいいって言ってくれたし!ご飯も食べていってよ!ほむまんもあるし!」
「おぉ楽しそうだね!久しぶりにお邪魔させて貰おうかな!おじさんとおばさんにも挨拶したいし。あと雪穂ちゃんにも!」
和菓子でパーティーか……
なんというか斬新ですね!主催者の穂乃果は楽しめなさそうだけど!
「決まりですね。それじゃあ帰りましょうか?
誰かさんのせいで遅くなってしまいましたし。」
「も〜、海未ちゃん?」
「ふふっ…冗談です。」
そんな軽口を言いながら私達は校門を抜けオレンジに染まった帰路につきました。
ーーーーー
「ねぇことりちゃん。明日って何の授業があったっけ?」
「えっとぉ確か〜…ーーー」
最初の方は部員をあと1人どうやって確保するかみたいな話をしていたんだけど進んでいると次第にいつもの会話に戻りました。
まぁ私はこっちの方が好きだけどね!
………あっ!お母さんに今日、夜ご飯要らないってメールするの忘れてた!思い出してよかったぁ。余分に作っちゃうと勿体ないですからね!
思い立ったらすぐ行動!私はその場に立ち止まってメールを打つことにしました。
歩きスマホ。ダメ、絶対。
ん?でもその場で立ち止まるのも迷惑ですよね?……人来てないし大丈夫か!
『今日は穂乃果の家でご馳走になってきます(^o^)ソイヤッ』
これでよしっと!
メールを打ち終えた私が顔を上げると穂乃果達は少し先を歩いていました。
真ん中に穂乃果、その両隣をことりと海未が歩いて、その少し後ろを私が付いて行く。昔から変わらない立ち位置。
背も伸びて大きくなった3人の背中。だけど何故だかその背中はあの頃より遠くに感じて…。
ハァッ…ハァッ!
待って!私を置いていかないでっ……!
届くはずのない距離、それでも背中を掴もうと伸ばした左手を途中で下ろしました。
ッ…!ダメだ、きっと私ひどい顔してる。
落ち着いて。まずは深呼吸をして息を整えましょう。そして毎日を平穏に過ごす為に身につけた笑顔を顔に貼り付けます。
「……大丈夫、私はまだ笑えてる。」
自分の顔を携帯の画面で確認した私は、穂乃果達に向かって駆け出しました。
「お〜い!ちょ、待てよ!」
そんな私の様子をあの頃と変わらない夕陽だけが見守っていました。
読んで下さりありがとうございました!
早くも6月ですね。2016年も残り半分とちょっとです頑張りましょう!
梅雨はジメジメして苦手です。
除湿機をフル稼働させないとダメですし、雨が降ると部屋干ししないといけませんし……。部屋干しして生乾きだった時の絶望感は凄いですよね笑
お風呂で換気扇を回しながら干すといいらしいですね。
それでも私はファブリーズを常備していますが……
6月で素敵なものと言えば紫陽花とジューンブライドぐらいですね?
ジューンブライド……。
素敵なあの人(二次)と結婚したいなぁ。
……親が泣きました。