浅野 学真の暗殺教室   作:黒尾の狼牙

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ども、黒尾の狼牙です。
初めましての方は初めまして
知ってるという方は引き続き宜しくお願いします。
てなわけで今回から暗殺教室の二次小説投稿します。
初の一人称小説なのでおかしな部分があれば遠慮なくご指摘ください。
それでは、どぞ〜



1学期
第1話 クラス変更の時間


俺の名は浅野 学真(あさの がくしん)。

3年A組で過ごして1週間も経たないうちに、俺の学校生活はメチャクチャな方に舵を切った。

 

 

 

 

 

「非常に残念だよ、学真。まさか君に私の手からE組行きを下すことになろうとはね」

 

俺は理事長室で俺の親父…浅野 學峯(あさの がくほう)からE組行きを命じられた。原因は…あの暴力沙汰の事だろうな。

 

知らない人のために言っとくと、ここ椚ヶ丘中学校はE組制度というものがある。学力が極めて低い生徒…いわば、劣等生だろうな、そいつらは本校から隔離された廃校舎で授業を受ける。校舎はボロいし、通うのは大変だし、学食もなければ部活も禁止…ひでぇもんだ。

 

何よりE組に落ちた生徒はこの学校全生徒から耐え難い差別を受ける毎日だ。嘘かホントかE組の生徒に暴力を振っても学校側は目を瞑るらしい。…あり得る話だ。

 

戻ってくる条件は成績で上位とること。だがそうして戻ってくる生徒など皆無であり、通称『エンドのE組』と言われる。

 

言っておくが俺は成績は悪くない。学年末の点数は学年トップ2だったし、あのごえ……なんだっけ?には勝っている。さっきも言った通り、俺が落ちた理由は暴力沙汰だ。それもE組行きになるに充分な理由らしい。

 

 

「君には一週間の停学の後…E組で過ごしてもらう。父親としては悲しいが…合理的な教育の為にはやむを得ないね」

 

うわ出たよ『合理的』。親父はいつもこうだ。弱卒は切り捨て強者を優遇する。こんなどデカイ学校を作ったことは尊敬できるが、この考えだけはどうも同意出来ねぇ。

それに本心で悲しんでねぇだろ。俺より優秀な兄貴がいる訳だし。

 

 

「何か反論はあるかい?最後の情けでもかけてあげるけど」

 

カチンと来る。親父のこの口調はいつ聞いても殴りたくなるくらい腹立つ。

 

だができない。答えは単純、かなり強いからだ。小さい時から俺はこいつに勝ったことがない。大体空手の達人を赤子扱いする相手だぜ?勝てるわけねぇだろ。

 

「ねぇよ。E組に行きゃいいんだろ。それだけなら俺は帰る」

 

俺はそのまま背を向けた。こいつの説教なんて聞きたくないし、これ以上ここにいるのが嫌になった。

 

「そうか、それでは私から一つだけメッセージを送ろう」

 

俺が扉を開けた時、親父は一言告げた

 

 

 

 

 

 

「殺すつもりで頑張りなさい」

 

 

俺にはその言葉の意味がよく分からなかった。

いや、分からなくて良かったのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

いずれ分かることだったから…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふわあぁぁ…眠」

 

目覚ましの音を止めて、とっとと着替える。今日から学校に行かないといけないからな。ずーーっと家だと感覚鈍ってくる。

 

因みに俺は1人暮らしだ。なぜかというと…俺はあの家族が嫌いだからだ。実力を出さなければ存在する意味が無くなる。生まれつき頭が悪く身体も弱かった俺はずっと疎外されてきた。何とか居させてもらえるようにとバカみたいに勉強して、好きでもない習い事を始めて…それを続けているうちに、おれはだんだん嫌気がさしてきた。だから俺はアパートを借りて過ごしている。

 

E組に落ちたと聞いたら、全員揃ってメールで俺を馬鹿にしてきやがった。あそこに居なくて良かったよホント。オチオチ寝れねぇ。

 

…と、ノンビリしてる場合じゃねぇ。急がねぇとな…

 

 

「……想像以上に汚いな」

 

最初に来て思ったことはそれだった。家や学校がアレだったから、こういう汚い建物には耐性がない。つーかここで授業受けんのかよ。

 

 

……てアレ?なんで誰もいねぇんだよ。さっきから俺一人しかいねぇじゃん。もう直ぐ授業だぞ

 

「…おや、君は誰だ?ここの生徒では無いようだが」

 

後ろから声をかけられた。振り向くと黒スーツの男がこっちに向かっている。『生徒では無い』って言ったよな…てことは

 

「ひょっとして、ここの担任ですか?」

 

「……あぁ、一応な」

 

一応?どういう事だ。

 

「僕は今日からここのクラスになった浅野 学真です。取り敢えず学級はどこかなと思って…」

 

取り敢えず挨拶しておく。できる限り笑顔でハキハキと。第一印象は大事だからな。それでもう8割がたの印象を決定づけるといってもいい。

 

「…………」

 

あれ?何か難しい顔されたぞ。そんなに駄目だったのか?俺の挨拶。いやいや、挨拶だけは礼儀正しいとずっと言われて

 

「非常に言いづらいのだが…」

 

何か話しかけてきたぞ。取り敢えず聞いてみるか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「今日は日曜日だぞ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………

 

 

…………………………へ?

 

 

 

 

 

「え?…マジで?」

 

「あぁ、明日転入生が来るとは聞いていたが…1日間違えたようだな」

 

 

あ、それで誰も居なかったんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………………うん

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

うわぁぁぁぁぁ!!!ハズカシィィィィ!!!!!!!!

 

 

 

初っ端からやらかしたァァァ!!!どうしていつもこんなドジするんだ俺は!!

つーか何爽やかに挨拶してんだよ!柔かな顔してミスるなんてカッコ悪すぎだろ!

てアレ?さっきの理論で言えばこの人にとっての俺の印象は……

『笑顔でドジする男』

 

 

 

嫌だァァァ!!!なんだその不愉快すぎるあだ名は!!

お願い!撮り直して!!人生やり直させてぇぇぇ!!!!!

 

 

 

 

 

 

「だ…大丈夫か?えっと…学真くん」

 

気づけば俺は暴れまわってたらしい。目の前の男はどうしたらいいのかというような困った顔をしている。

 

仕方ねぇ…やっちまったもんはしょうがない。仕切り直しておくか。

 

 

「は…はい、大丈夫です。問題…ありません」

 

うわ我ながら動揺してんのがバレバレじゃねぇか。思っているよりかなりメンタル弱いんだな俺。親父たちがこれ知ったら1ヶ月間ずっと俺を馬鹿にするような目で見るぞ。

 

「あ…その、今日は休みなんですよね。でしたら明日また来ます」

 

そう言って俺は帰ろうとした。恥ずかしいからとっとと去りたい…

 

「ちょっと待ってくれ。折角だ、君にはいずれ話さないといけない事があるんだ」

 

すると呼び止められた。何やら大事な話があるようだ。

 

 

 

 

「それでは自己紹介といこうか、俺は烏間(からすま)だ。因みにさっき言った担任と言うのは表向き、本職は防衛省だ」

 

えーと、整理しようか。

この人は担任じゃなくて副担任で…防衛省、てアレだよな?軍隊ていうか……なんでそんな人物が此処に来てんだ?

 

「それで…君に頼みたいことなんだが…」

 

烏間さんが何やら言いかけたところで

 

 

 

 

 

 

《ビュゥゥゥン!!》

 

 

物凄い風が吹いてきた。帽子なんか被ってたら間違いなく飛んでたな。そして目の前には

 

 

 

タコがいた

 

 

 

 

 

 

おい今「こいつ頭でも打ったか」みたいなこと言ったやつ出てこい。ふざけてなんかいねぇ。ガチでいるんだよ。目の前に黄色いタコが…

 

 

 

 

「ヌルフフフ、初めまして学真君、私がこのE組の担任、殺せんせーです」

 

 

は?こいつが担任?いや待てよ何で人外が先生やってるんだよ。

 

 

「学真君、頼みというのはこれに関することなんだ」

 

烏間さんは話を続けた。

 

 

 

その内容を聞いて、俺は親父の言っていたことの意味が分かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「頼みというのは…この生物の暗殺だ」




次回予告
「この生物はとにかく速い。ナイフを避けながら俺の眉を整えるくらいだ。丁寧にな」

「殺せるといいですねぇ。卒業までに」

「起立!気をつけ!礼!」

「浅野学真です。宜しくお願いします!」



『挨拶の時間』
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