浅野 学真の暗殺教室   作:黒尾の狼牙

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第64話 解答の時間

ーーーううっ…

 

 

 

 

 

……?

 

 

 

 

 

 

 

ーーーああ…あ…

 

 

 

 

なんだ?

 

 

 

急に何かが聞こえ始めた。

 

 

泣き声と言う奴だろうか。誰かが…おそらく小さい子どもが泣いている声が聞こえる。

 

 

いや、ちょっと待て。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここはどこだ?

 

 

辺り一面真っ暗なんだけど。暗闇か?夢にしても酷すぎるというか…

 

 

ん?

 

 

 

 

「ひっく…えぐ…」

 

 

 

 

あ、さっきの泣き声を出している子どもが見つかった。少し遠くの方で座り込んで泣いている。

ていうか、どっかで見たことある子どもだな。見た目もだけど、何より雰囲気が誰かと似ている。寂しそうに1人で静かに泣いているこの男、どこかで…

 

ん?

 

 

足元に散らばっているのは、数々の問題と、スポーツ器具や楽器などのものが傷だらけで置いてある。しかもそれは…

 

 

 

 

 

 

ああ、分かった。

 

 

 

 

 

 

この子ども

 

 

 

 

俺だわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その子どもの正体が分かった時、色々思い出した。さっきまで俺は武道館で窠山と勝負をしていた。そこで、体力切れした俺は、負けを受け入れようとしていた。

 

ということは、これはいわゆる走馬灯と言う奴だろうか。普通は走馬灯は生死の淵に立った時に垣間見るものであると聞いたことあるけど、敗北しそうになった事が原因で見えてしまっていると言うことなのか。

 

 

 

「うっ…ううっ…!」

 

 

未だに泣いている子どもの俺。地面に散らかっているものが何なのかも俺は分かっている。それは、俺が今までに失敗したものだ。親父が強者になるためと言って、様々な習い事をさせられたが、どれも中途半端な結果に終わってしまった。何をしても中途半端で、完璧に仕上がる事が出来なかった代物、地面に転がっているのはその象徴だった。

 

俺は未だに泣いている子どもの俺に近づこうと一歩踏み出す。何をするつもりだったのかはよく分からない。

 

 

 

 

 

 

『辞めておけ』

 

 

 

 

そんな俺を制止する声がかかる。その声も聞いた事がある。いや、それどころか未だに聞いている声だった。

振り向くと想像通り、髪を金髪にした、1年生の頃の俺が立っていた。考えてみればその時からあまり声は変わってないな。

 

『いずれその『俺』は泣き止む。側にいてやる必要はない』

 

金髪の俺が言った通り、小さい頃の俺はやがて泣き止んだ。顔を上げた俺は無表情で、かなり怖かった。でも、その表情をしていたのも事実だった。

 

『1人で泣いていたのは、未だに諦めていないからだ。父親が要求していた、エリートになるための努力を。

そして、俺は諦めた。俺にはエリートになる事は出来ない。正真正銘の…落ちこぼれであると』

 

耳に痛い話だが、真実だ。親父の言う強者になるための努力を惜しまなかったが…決してなれないという事に気づいて俺は絶望していた。だから全てを諦めた俺は『あの目』をするようになってしまった。

…けど、何か大事なことを忘れている気がする。小さい頃の俺はもっと違うことを考えていたような気がする。

 

そこで俺は気がついた。右手で何かを持っている事に。それは紙だった。それも確か幼稚園の頃にやっていたサンタカードだ。自分の欲しいものを書くような奴。

その紙は、グジャグジャと鉛筆で上から潰すように書いていて、書かれてあることが一体何なのかが分からなくなっている。…そういえば小さい頃、俺は何が欲しかったんだっけ?

 

「…なぁ、お前は苦しんでいるのか?」

 

目の前にいる俺自身に尋ねる。尋ねられている側の俺は何の反応も見せない。ただコッチの動きを見ているだけだった。

 

「絶望した時、お前は苦しくなかったのか?」

 

再び、似たような質問をする。すると今度は反応が帰ってきた。

 

『その答えは、お前自身が知っているだろう』

 

その通りだ、としか言えない解答が出てきた。過去の自分がどう思ってたかなんて、俺自身が分かっている。

苦しんでいなかった。苦しくなかった。正確には…苦しいと思えなかった。兄貴や他の人たちに負け続けて、出来損ないで当たり前という感覚が染み込んでいた。

 

自分の事ではあるが、あの時の俺は本当におかしくなっていたなと思う。

 

 

ーーーくん…

 

 

 

だれかの声が、微かに聞こえる。どこか遠くで、誰かを呼んでいる声だった。

その声の正体を知るために、聞こえてくる方向に向かって歩き始める。

地面に転がっている遊具や紙が、当たっただけでボロボロに崩れていく。それが自分のやってきた事の象徴であるからこそ、崩れるのを見るのはとても辛い。

 

ーーくん…

 

声が少しハッキリ聞こえており、向かっている方向は正しかった事が分かる。けど特に何か見えた訳じゃない。相変わらず紙や遊具が転がっているだけだった。

時々、物に引っかかって転びそうになる。崩れはするが決して脆くはない。そこそこ固いし、ぶつかると痛いと感じる。

 

ーーくん…

 

また一段とハッキリと聞こえる。そして気づいた。真っ暗な中に1人の女性がいる。さっきから聞こえる声はその声で間違いなかった。

そして俺の中に1つの仮説が生まれた。その女性の正体をなんとなく察した。聞いているだけで感じるこの暖かいような感覚は、間違いなくアイツの声だ。

 

 

 

 

 

 

ソイツの目の前にたどり着いた。当然、この暗闇でソイツの顔を見ることは出来ない。けど、顔を見る必要もない。

 

だってソイツは…ソイツの名前は…

 

 

 

 

「日沢……」

 

 

 

俺をこの暗闇から救い出してくれた

 

 

俺に再び光を照らしてくれた

 

 

 

 

1人の少女が、俺の前にいた。

 

 

 

 

 

 

 

『…学真くん』

 

 

 

 

今度はハッキリと俺の名前が聞こえた。その時、日沢の顔がニッコリと微笑んだような気がした。

 

 

 

 

 

すると突然、その女性が光り始める。けど眩しくはない。だんだんと暗闇を照らしていき、目の前が明るくなった。

因みに女性はもう居ない。光と共に消滅したようだ。

まさに俺の中の日沢がその存在だった。日沢は俺を励ましてくれたが、その手をつかむ事が出来ずに日沢は消え去ってしまった。

 

そうだ。そうなんだよ。

 

 

 

 

 

アイツが照らしてくれたこの光こそが、アイツのいた証拠だった。

 

 

 

 

 

 

 

「…………」

 

 

 

 

俺の前には、大きな扉がドンと建っている。日沢にここまで導かれたからこそ、次はその扉の先に行かないといけない。

 

その扉に向かって、一歩踏み出そうとする。真っ直ぐ進むだけでその扉にたどり着く事ができるだろう。

 

 

 

 

 

 

『辞めておけ』

 

 

 

 

 

その俺に、さっきとまた同じ静止の声がかけられる。それを言っているのも同じく、昔の俺だろう。

 

 

 

 

『その扉の先は、お前が通るべき道ではない。落ちこぼれのお前は、その扉の先に踏み入れてはならない』

 

 

 

なるほど、そういうことか。この扉の先は、いわゆるエリートだけが通る事が出来るって事か。

この扉の先に行けば、俺は後戻りできなくなる。その道を選ぶということは、強者の道に進むという事だ。それを昔の俺は止めようとしている。落ちこぼれである俺が通るべき道ではないから。

 

 

 

 

 

 

 

 

「違う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…けど

 

 

 

 

俺はこの扉の先に行かないといけない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ずっと忘れていた事がある。小さい頃、俺は一体何を望んでいたのか。俺はずっと、強者になることを望んでいたと思っていた。

けど俺が本当に欲しかったのはそれじゃない。それよりも大事な物が欲しかったんだ」

 

『なに…?』

 

 

昔の俺は分からないようだ。まぁ…それもしょうがないだろう。何しろ昔の俺はそれから目を背けていたから。

 

 

「小さい時から、俺は孤独だった。出来損ないの俺は、親父や兄貴からは冷たく扱われていた。

出来損ないの俺は家族と認めてもらえない。それが分かった俺は優等生になれるようにひたすら努力し続けた。そして俺がその存在になれない事に気づいた」

 

 

右手に握り続けていたサンタカードを見る。上から書いていたグジャグジャの落書きがだんだんと剥がれている。全て剥がれた紙には…思った通りの内容が書かれていた。

 

 

 

「だから俺は望んだ。『出来損ないの俺を受け入れてくれる人をください』と。俺が望んでいたのは、隣に居て欲しい仲間だったんだ」

 

 

 

そうだ。このサンタカードは小学生の頃に書いたものだった。幼稚園の時に使っていなかった紙にコッソリ書いていたんだ。そして上から鉛筆でグチャグチャに汚してゴミとして捨てたんだ。

 

 

 

「だから日沢や如月が俺と一緒に過ごしてくれて本当に嬉しかった。そしてE組のみんなが俺の罪を受け入れてくれて嬉しかった。俺が本当に欲しかった事が叶ったんだから」

 

 

『だったら尚更、その扉を開けるべきではない。その扉を開ければ、お前が手に入れた物を失う事になる』

 

 

 

昔の俺は、どうしても俺を止めたいようだ。強者になる事を本当に嫌っているんだろうな。

 

 

 

 

「…なんでそう考えるんだよ。『強くなること』と『仲間と一緒に過ごすこと』は両立しないのかよ」

『…互いに不利益な事象じゃないのか』

「違う。寧ろ仲間と一緒に過ごしたから俺は強くなったんだ」

 

止めていた足を進める。もう止める理由はどこにもない。

 

 

「日沢のお陰で、俺の世界は明るくなった。そして俺の進むべき道を示してくれた。その事だけは否定したら行けない。俺は日沢の残した物を無駄にするわけには行かないんだよ」

 

 

いよいよ扉の前にたどり着く事が出来た。後は扉を開けて中に入るだけだ。

 

 

『…それが、お前の答えか』

「ああ。俺はこの道を選ぶよ。だって…」

 

 

 

 

扉に手を置く。その時俺は思い出していた。E組のみんなとの思い出を。

 

 

 

『そういうのも、偶にはいいか』

『私はとても嬉しかったですよ』

『ありがとな、お陰で色々と楽になったわ』

『その狡猾なオツムで俺に作戦を与えてみろ!』

『頑張ってね。応援してる』

 

 

 

「今の俺には、俺の全てを受け入れてくれる仲間がいるから」

 

 

 

 

手に力を入れる。ゴゴゴ…と重そうな音が鳴り響く。その時、扉の隙間から光が漏れて…

 

 

 

 

 

 

暗闇は一気に照らされていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

◆第三者視点

 

 

窠山が学真にトドメを刺そうとしていたとき、学真の様子が豹変した。それに気づいたのは、観客席で見ていた殺せんせーと、烏間と、黒崎と、多川と、小峠のみ。

それ以外の気づかなかったメンバーは、ワンテンポ遅れて動揺し始める。何しろさっきまで力尽きていた学真が

 

窠山の攻撃を防いだのだから。

 

 

 

「…!?はぁっ……??」

 

 

1番動揺していたのは、窠山だった。この状態で攻撃を防ぐのはいくらなんでも異常すぎる。さっきまで歩くことさえも上手に出来なかった男が、攻撃をしかも素早く防ぐ訳はない。

すると、その手を振り回されて、投げ飛ばされる。宙に浮きながら窠山は、地面に着地する時にシッカリと体制を立て直した。

 

(…どういう事…!?さっきと…いや、最初の時と反応が違いすぎるんだけど…!?)

 

いつもヘラヘラとしている窠山にしては珍しく、彼はかなり動揺していた。理解が追い付かないにもほどがある。

そんな不満を感じていても、すかさず学真の攻撃が出てくる。しかも最初の時よりも素早く、キレがある。全く別の人間と戦っている気分だった。

 

「くそ…!」

 

力任せに拳を頭に当てようとする。だが…

 

「グッ…!?…うぅ……」

 

腹に強い衝撃を感じ、その場でうずくまる。窠山の攻撃と同時に学真が腹に攻撃を当てたようだった。窠山の勢いもその衝撃を強めたために、異常なダメージを受けたようである。

 

(この技…最初に僕がやったやつ…!)

 

その技は、他の誰でもない窠山の技だった。烏間の技と同じように学真は窠山の技を模倣したのである。

だが、窠山の技だったのなら躱せる筈だ。自分の技であるなら、相手が構えた時点である程度の予測がつき、躱す事も容易な筈。だが窠山は躱す事が出来なかった。

 

理由は1つ、学真は窠山の動きにアレンジを加えたのだ。

 

アレンジと言っても大した変化ではない。窠山は腕の長さを理由して正面から攻撃を当てるものだったが、学真は窠山の攻撃を斜めに躱して懐に入り攻撃を仕掛ける。それ以外はほぼ一緒である。いずれにしても、最初の動きが全く異なったために躱す事が出来なかったのだ。

 

(スピード、キレ…そして頭の回転があまりにも変わりすぎている…これは一体…!?)

 

殆どの人が学真の変化に動揺している中、一部の人間はその変化の正体に気づいていた。

 

 

◇3階

 

「…あの変化…多川、アレは…」

 

黒崎は多川に尋ねていた。聞かれている多川は表情を変えずに説明を始める。

 

「人は全力を出している時であっても、力の全てを出し切っているわけではない。無意識に力を止めている。

けどごく稀に…その人間の潜在力が全て発揮される事がある。

スポーツの世界では試合中のほんの一瞬の間、選手が異常なプレーをする事がある。

その言葉は、スポーツの世界でしか聞いた事がない。だがスポーツの試合だけで発動するというわけでもない。あくまで発動しやすいというだけだ」

 

黒崎はやっぱりという顔になっている。彼も察しがついていた。学真のあの状態を何というか、彼も知っていたのだから。

 

 

 

 

「いわゆるゾーンという奴だ。その状態に入った時に、恐ろしい動きを見せるよ」

 

 

 

 

◇2階

 

 

「ゾーン…?」

「ええ。彼はその状態に入っているでしょう。集中力が極限まで高まった状態、彼はいま目の前の敵以外の情報は入っていない筈です」

 

E組の生徒たちに殺せんせーは説明をしていた。殺せんせーも多川と同じ結論を出していたのだ。

生徒たちのうち数人は、その言葉を聞いた事があった。スポーツをしている者なら一回聞いたことはあるし、漫画でも取り上げられていることもある。

 

だが、その状態に入った生徒は1人もいない。学真が唯一のゾーン体験者である。

 

「…学真がその状態に入ったということか。初めて見るな、ゾーンって奴は…」

 

杉野が学真を見ながら話している。彼もその言葉は聞いた事があるが、その状態に入った人を見たことはない。まさか本当にゾーンというものが存在したことに驚いていた。

 

 

 

 

「…学真がゾーンに入ったのは、これで2回目ではないか…?」

 

 

 

霧宮が言った言葉を聞いて、生徒たちの空気が変わる。2回目という事は1回目があるということ、彼らの記憶はそれは存在していない。

 

だが彼らは全員一回見ているのだ。学真がゾーンに入った瞬間を…

 

 

「どういう事だよ、霧宮…」

「学真くんはいつ、そのゾーンに入ったの…?」

 

生徒全員が霧宮に尋ねる。霧宮はその質問に答えた。

 

 

 

 

 

「俺との勝負の時…正確には俺の刀をナイフで軌道を逸らした時だ。普通ならそんな事出来るはずはない。だがあの一瞬でゾーンに入っていたと仮定すれば筋が通る」

 

 

 

 

 

 

 

 

全員が驚いた。それはたしかに、というものである。

完全に霧宮の攻撃範囲に入ってしまった学真は、ナイフを使って霧宮の攻撃の軌道を逸らした事がある。

あの時学真は一瞬だけゾーンに入っていたのだ。おそらく彼自身もその事に気づいていない。正に無意識というものだった。

 

 

 

「…思った通りですね。ゾーンに入るためには、その人が極限まで集中力を高める環境が整っている必要がありますが…彼の場合は特殊な状態にそのゾーンに入るようですね」

 

 

 

殺せんせーの考えている事を、生徒全員は予測していた。霧宮の時の経験と今回の状態を組み合わせれば、学真がゾーンに入るための条件は1つである。

 

 

 

 

 

 

「どうやら彼は…『追い込まれた時に集中力が高まるタイプ』のようですね」

 

 

 

 

 

◇試合場

 

 

「くそ…!くそ!」

 

窠山はかなり苦戦していた。現状を見れば彼が圧倒的に不利である事が明らかである。そしてひっくり返すことも出来ない。

 

このままでいると窠山が負けてしまう。誰もが簡単にたどり着く結論を、窠山も予測していた。

 

「ふざけないでよ…!」

 

その事に、窠山は腹を立てていた。その結論は、窠山が何が何でも受け入れたくないものであるからだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『コッチ来んなよ、ケダモノ』

『オレらとお前じゃ、一緒に遊べるわけ無いだろ』

 

 

 

 

『悪い。オレとお前は…分かり合えない』

 

 

 

「コイツだけには…負ける訳には行かないんだよ…!」

 

 

 

 

 

学真がゾーンに入ってから、一気に勝負の空気が変わっている。明らかに学真が有利である。周りのヤクザたちもそんな空気を感じていた。

だが勝敗は決していない。窠山が必死に耐え続けているからだ。攻撃を食らっても、決して倒れようとしない。その姿に、執念すら感じてしまうほどだ。

 

「何であそこまで耐えれるんだよ…もう限界に近いだろ…!」

 

 

E組の生徒でさえも、窠山が立ち続けようとしている姿を辛そうに見ている。あまりにも窠山が可哀想に見えてきた。敵であると言っても、そう思わずにいられなかった。

 

 

 

 

 

「やはり………そうでしたか」

 

 

 

 

 

 

その姿を見て、殺せんせーがそう言った。いつも通りの顔ではあるが、渚には辛そうにしているように見えた。

 

「そう、て…どういう事なの、殺せんせー?」

 

窠山の姿を見て何を思ったのか、渚は殺せんせーに尋ねた。

 

 

「今までは、あくまで推測でしかありませんでしたが…今の窠山くんの姿を見て確信に変わりました。ほぼ間違いないと言っていいでしょう」

「…それって一体」

「決まっています」

 

 

 

殺せんせーは話し始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「窠山くんが、この勝負を持ち込んだ目的ですよ」

 

 

 




作者は某スポーツ漫画でゾーンの事を知り、それが本当にある事を知って衝撃を受けた記憶があります。小説を書くときもゾーンに入れば速くなるかな…

窠山がこの勝負を申し込んだ理由とは…?次回もお楽しみに
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