浅野 学真の暗殺教室   作:黒尾の狼牙

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いよいよリゾート島編です。




第71話 南の島の時間

一軒の家が、酷く損傷していた。壁とか屋根とかが破壊されて、もともとその家の一部であった物が瓦礫として散らばっている。

 

火事が起こったのか、地震でも起きたのか…とにかく災害レベルの出来事が起こったとしか思えない。

 

 

 

 

 

 

そんなボロボロの建物だったところの上に、2人の男がいた。

 

 

 

 

 

 

 

1人は俺だ。右手には棒のようなものを持っていて、かなり形が変化して、赤いものが付着している。その赤い色をしたのは間違いなく人間の血だ。これで人間を殴ったから、それがついていてもおかしくない。

 

もう1人、つまり俺の目の前にいる男は、黒い覆面をしていて顔が見えない。けどその覆面の一部が破れかけていて、そのまま破けばその覆面を剥ぐことが出来る。

 

 

 

 

 

 

 

すると俺の前にいる男がその破れているところを握る。そのままブチブチッと覆面を破り捨てていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「流石だ、学真くん。お前ならここまで追い詰めて来るだろうと分かっていたよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

聞いたことがあるような、聞いたことが無いような声だった。その男はとうとう覆面を全て破り捨ててしまった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「僕のこと…覚えているよね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

全く見覚えがない天井が見える。何となく暗くて狭い。その天井を見て、いままで寝ていた事を思い出す。

 

「ふあ…」

 

あくびが出てしまう。本当はここで寝るつもりは無かったんだけど、昨日の夜あまり眠れなかったから、仮眠をとったんだ。

 

布団として利用していた椅子から降りて、扉まで歩いて開ける。その途中でだんだんと目が覚めてきた。

 

 

 

 

 

「あ、おはよう。学真くん」

 

 

 

 

 

扉を開けると渚がコッチに気がついた。それ以外にもE組の生徒がいる。なんでと言うと、理由は簡単だ。

 

いま俺たちは、リゾート島行きの船にいる。前々から言っていた南の島の出航日が来たのだ。

 

船は割と速い速度で目的地に向かっている。進んでいる時の水飛沫が綺麗に見える。

 

 

 

 

 

 

「ふにゃあ…船はヤバイ。船はマジでヤバイ。頭の中身が全部まとめて飛び出そうです」

 

 

 

 

 

 

乗り物に酔いやすい(弱点その8)殺せんせーが溶けながら鉄柵にもたれかかっている。あのまま真っ二つに切断されんじゃねぇか?

 

 

 

 

 

「あっ見てみて殺せんせー!着いたよ」

 

 

 

 

 

倉橋がナイフを振りながら明るい声を出している。その姿がなんかシュールと感じていたのも良い思い出だ。いまや日常茶飯事だしな。

 

船の行く先を見ると、倉橋が言う通り島が見えてきた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「島だーー!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

E組の生徒はお祭り騒ぎになっている。その島こそ、A組との勝負で勝ち取った懸賞金としての旅行先で…殺せんせーの暗殺計画が実行される場所だ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ようこそ、普久間島リゾートホテルへ。サービスのトロピカルジュースでございます」

 

ホテルの従業員だろうか。その人がジュースを配ってきた。パイナップルが入った、いわゆるトロピカルジュースというものだった。

 

「おれこう言うのあまり好きじゃ無いんだけどな…」

「そうか?結構美味なのだが…」

「俺は無理なんだよ。なんだったらやるよ」

 

霧宮にジュースを押し付ける。他のみんなは割と普通に飲んでいるよな。まぁ…人には好き嫌いがあるって事で勘弁してくれ。

 

それにしても、結構見晴らしが良いな。チラシでも綺麗だなとは思ったけど、現場で観るともっと鮮やかに見える。

 

「ホテルから直行でビーチに行けるんですね。様々なレジャーも用意してあるそうです」

 

船の上で散々な酔い方をしていた殺せんせーは、サングラスに麦わら帽子、アロハシャツと思いっきりバカンスを堪能している格好で優雅な様子だ。陸に上がった途端に元気になったよな。

 

「例のアレは夕飯の後にやるからさ。先ずは遊ぼうぜ、殺せんせー」

「修学旅行の時みたく、班別行動でな」

「ヌルフフフ、賛成です。よく遊び、よく殺す。それでこそ暗殺教室の夏休みです」

 

 

 

 

 

 

 

 

「ズルイよ殺せんせー!」

「動力の性能が違いすぎ!」

 

いま殺せんせーは一班と一緒にグライダーで遊んでいる。殺せんせーは倉橋と一緒のグライダーに乗っていて、他の一班のメンバーは殺せんせー弾を撃っている。

 

というかエグいな、殺せんせーが乗っているグライダー。地上から見ても恐ろしいスピードでいまありえない動きをしているのが分かる。一緒に乗っている倉橋は大丈夫なんだろうか。

 

「上手くやっているね。一班の誘導」

「意外とやるもんだね。暗殺も混ぜながら、他のところに目が行かないようにしている」

 

まぁ確かに。というかそれが狙いと言えば狙いだ。この殺せんせーを殺す絶好の機会だから、出来る限りの手は尽くしたい。

 

けどその準備を殺せんせーに見られたらおしまいだ。それこそ何の意味もない。だから遊びという名目で、殺せんせーの意識を俺らの準備から晒させている。

 

「次は私たちの番だよ。速く終わらせて着替えないと」

 

茅野の声を合図に、俺と渚とカルマと杉野が海にポツンと建っている小屋…チャペルの周りの水に潜る。このチャペルの柱に細工をするためだ。茅野が言った通り、次は俺たちの班に来るからあまり時間をかけられない。だから俺たちは急いで準備に取り掛かった。

 

 

 

 

「なんだよその妙な模様は」

「日焼けしました。グライダーの先端部分だけ影になってまして…」

 

暗殺のための準備を整え、船の前で待機していた。そして現れた殺せんせーは…日焼けした顔に白い三角形が出来上がっている。凄い違和感しか感じない模様だなそれ…

 

「さて君たち四班はイルカを見るんでしたね」

 

俺らの班はイルカを見ることになっている。イルカを見るために船で海を渡るから、他のメンバーが準備している所から離れさせる事が出来る。

 

 

 

 

本当は船に乗って移動するつもりだったんだが、殺せんせーは自分専用の水着(どう見たって魚の着ぐるみだけど…)でイルカと一緒に泳いでいた。イルカと一緒に海の上を綺麗に飛び跳ねる。遠くから見るとかなり違和感あるな…

 

 

 

 

 

 

 

 

船を降りると、殺せんせーは寺坂たちのところに向かっていった。寺坂たちは確か海底洞窟の探察に行く予定だ。調べた限りそんなに危ない所じゃなさそうだし、何より殺せんせーが一緒ならトラブルは起きないだろう。

 

「それじゃ、時間まで準備を進めておくか」

 

殺せんせーの相手が終わり、暗殺の準備に取り掛かる。いまこのタイミングで、殺せんせーがいない状態で遊びに行く奴はいない。まぁ当然といえば当然だが。

 

そういえば今回の暗殺の要である千葉と速水は射撃スポットを選んでいるみたいだ。それを近くで見ていた菅谷からは『仕事人感ハンパない』とかのコメントが来たけど、まぁあの2人だしそうなるわな。

 

さて俺はどうしようか…今の段階で出来る事といえば、周囲の調査だけど…

 

銃の特訓をした方が良いかもしれないな。体育では狙撃の成績はあまり良いとは言えない。触手を破壊する役割だから、そんな狙撃じゃ意味がない。だからひたすら特訓していたが、最後の追い詰めとしてやっておくか…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そういえば学真、矢田さんとのデートは上手くいったの?」

 

 

 

 

 

 

 

あ…

 

 

 

そういえばカルマはあの話を知っていたか…

 

 

 

 

 

 

「…デートって言うんじゃねぇよ。そういう関係でもないし」

「でも焦ってたでしょ。電話越しでも動揺がバレバレだったよ」

「う……」

 

船上パーティーのペアチケットを買って、矢田を誘った後カルマから電話がかかってきた。何故かカルマは俺が矢田を誘った事を知っていた。

 

どうやって知ったかを尋ねる前に、船上パーティーなんて普通の人は行かないという事を言われた。衝撃を受けた俺は平静を隠せていなかったらしい。

 

 

 

 

 

 

「で、どうだったの?」

 

 

 

 

 

なんか知らないが、カルマはそこを知りたそうにしてやがる。悪趣味め。

 

 

 

 

 

「問題なく終わった。特にトラブルは起こらなかったよ」

「ふーん…矢田さんはなんて?」

「…楽しかったと言ってくれた。その言葉を聞いて安心したよ」

 

 

 

 

 

 

 

 

やたらとつっかかってくるな…何がしたいんだ、コイツは…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「学真はさ…矢田さんのことをどう思ってる?」

 

 

 

 

 

 

 

 

…矢田のこと、か。なんで矢田のことを聞いてくるのかは分からないが…全く予想がつかないというわけじゃない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…良い人だな、と思う。弟の面倒を見たり、気づかいが出来たり。周りの人を心配してくれる優しい人だなって思うよ」

 

 

 

 

俺の正直な感想を述べた。矢田は優しい人だと心から思っている。バカな事をした俺にも優しく話してくれるし。

 

カルマは表情を変えずに俺の方を見ている。何かおかしなことでも言ったんだろうか。心当たりは全く無いけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…優しいだけ?他に思う事があるんじゃ無いの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…確信がついた。

 

コイツ、()()()()()に持って行きたいんだな。

 

 

 

 

 

「思う事がない訳じゃ無い。最近俺の中で、矢田を意識しているところがある。それこそ、矢田の言葉に感情が動く事だってあるよ。

 

 

 

 

 

 

多分俺は矢田の事が好きだ。いや…間違いなく」

 

 

 

 

コイツの事だし冷やかしてくるだろうと思ったけど、そんな事なくカルマは俺の話を聞いているだけだった。なんか…真剣な雰囲気を感じる。

 

 

 

 

「じゃあさ…付き合ったりはしないわけ?」

 

 

 

思った通りの質問が出てきた。コイツの事だし、俺にその気がない事に気付いたのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「出来るわけないだろ。女性を幸せにできない奴が、恋人になるなんて」

 

 

 

 

 

 

俺には恋愛をする資格はない。

 

誰かを幸せになんて、出来る筈がない。むしろ不幸にしてしまう。

 

 

 

 

 

日沢を殺したのは俺だ。

 

 

 

 

あんな思いはもうしたくない。俺のせいで誰かが死んでしまう事が、1番怖い。

 

 

 

 

だから矢田と付き合う気は無い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それってさ。逃げって言うんじゃないの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逃げ…か。

 

 

 

 

 

 

確かにそうとも言える。過去に起こったトラウマを理由に動き出さない奴は…逃げているとしか言えないよな。今の俺もその類なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

けど…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…無理だ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

踏み込む勇気が俺には無い。どうしてもあの日のことを思い出してしまう。日沢が死んだあの日のことを。

 

 

 

 

こんな事で揺らいでしまうなんて、本当にダメな奴だよな。俺ってやつは…

 

 

 

 

 

◇カルマ視点

 

 

 

 

街の中でブラついている時に、偶然ビッチ先生に会った。なんか機嫌が良さそうだなと思っていたら、コッチに気づいたみたいで俺に話しかけてきた。

 

その時に、学真が矢田さんを誘った事を知った。

 

最初は良いネタが出来たと思っていたけど、船上パーティーに誘ったなんて話を聞いた時は流石に呆れた。

 

学真に電話をしてその事を伝えるとかなり焦っているのが電話越しでも分かった。

 

 

 

 

 

 

矢田さんが学真を意識しているのは見て明らかだったし、最近学真も矢田さんに意識するようになったのも気づいた。鷹岡とかいう体育教師(だった人)が来てからだった気がする。

 

だから2人は両想いだし、夏休みにはカップルになっていると思っていた。船上パーティーはそのきっかけになると踏んでいたけど、そうはならなかったみたいだった。

 

 

 

 

 

どうやら学真は…自分に恋愛をする資格が無いと思い込んでいるみたいだ。

 

日沢を殺したのも自分だと思っているみたいだし、不幸にしてしまうと考えているんだろうね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それってさ。逃げって言うんじゃないの?」

 

 

 

 

 

 

 

今の学真の状態は、どう見たって逃げていると言える。過去の事がトラウマになって動き出さないのは臆病者のそれだ。

 

 

 

 

 

「……無理だ」

 

 

 

 

 

 

背を向けている学真が、どこか遠くに行った。コッチに振り返る様子は1回もなかった。

 

 

 

 

 

 

 

どうしたものか。

 

矢田さんも学真くんに告白する様子もない。最初の時に拒絶していた事が原因で出来ないみたいだけど。

 

どっちも動き始めないなら、くっつける事も無理だ。

 

まさかここまで、くっつけるのが難しい両想いのペアがいるなんてね…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◇学真視点

 

 

しばらく時間が経って、夕方になっていた。

 

俺たちがいまいるのは、船の中だ。夕食の時間だし、それを船の中で取ろうと言う事だ。

 

因みにこの夕食の後、暗殺を仕掛けることになっている。現時点で殺せんせー暗殺のための準備はほとんど整えた。後はちょっとした準備が必要となる。

 

この船上ディナーはそのための時間稼ぎでもあり、もう一つの狙いがある。

 

 

 

 

 

「ほほう。船上ディナー…まずは船にたっぷりと酔わせて戦力を削ごうという戦法ですか」

 

 

 

 

 

 

 

そう、殺せんせーを酔わせる事が目的だ。殺せんせーが電車や船に酔いやすい弱点があるのは確認済みだ。だから戦力を削ぐためにこうして船の上に乗せている。

 

そして殺せんせーはその目的も見抜いている。まぁ見抜けないはずがない。そのつもりで動いているのは一目瞭然だし。

 

 

 

 

 

 

それよりも気になる事があるんだが…

 

 

 

 

 

 

「実に正しい」

 

 

 

 

 

 

雄弁に語る殺せんせーが…

 

 

 

 

 

「ですがそう上手く行くでしょうか」

 

 

 

 

 

違和感があるというか…

 

 

 

 

 

 

「暗殺の前に気合いに乗った先生にとって、船酔いなど恐るるに足り…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「その真っ黒な身体をどうにかしろやァァ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

殺せんせーはいま真っ黒になっている。それこそ焦げすぎて放置された食料みたいに。

 

さっきの日焼けがレベルアップしてこうなったみたいだ。日焼けにしても焼けすぎというか…焼きすぎというか…日焼けしたら普通は赤くはずなのになぜ黒くなるんだ。

 

目が見えないし口も見えない。のっぺらぼうが喋っているようにも見える。っていうかなんで歯まで真っ黒なんだよ。

 

「そ、そんなに黒いですか…?」

「表情どころか前も後ろも分からないわよ」

「ややこしいからなんとかしてよ」

 

暗殺するにしても表情が見えなければ作戦の効果も分かりにくいし、何より会話すらできない。マジでいい事ないよなコレ…

 

 

 

 

 

「ヌルフフフフ…皆さんお忘れですか?先生には脱皮がある事を!」

 

 

 

 

 

ビリッと真っ黒な皮を破いて、中からいつも通り黄色いタコの体をした殺せんせーが出てきた。なるほど、真っ黒な部分を取り除いたというわけか。

 

 

 

 

 

 

「おい、それって月に1回の脱皮じゃ…」

「こういう使い道もあるんですよ。本当はヤバい時の奥の手なのですが…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………………ヤバい時?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ…あああああああああああああああああああ!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「バッカでー…自分で戦力失ってやがんの」

「どうして未だにこんなドジ殺せないんだろ…」

 

バカここに極まれりだな。これから暗殺をするという時に、奥の手である脱皮を使ってしまった。

 

アホな事をしてしまった事を自覚している殺せんせーはうずくまりながら、触手で目を隠している。今さら脱ぎ捨てた皮を戻すことは出来ない。後悔先に立たずという奴だ。これから殺せんせーは、脱皮という手段なしで俺たちの暗殺を受けることになる。

 

 

 

 

 

船から降りる時には、案の定殺せんせーは酔っていた。どこが恐るるに足りないだよ…

 

 

 

 

 

「さーて殺せんせー、飯の後はいよいよだ」

「会場はこちらですぜ」

 

 

 

 

 

菅谷が指差している方には、数時間前に俺らが作業していたチャペルがあった。殺せんせーの暗殺は、水に囲まれている小さな小屋の中で行うことにしていた。

 

 

 

 

 

 

チャペルの中に入った。中は椅子が少しと、テレビが1つだけ置かれていた。

 

そしてそのテレビの脇に、岡島と三村の2人がスタンバイしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「さぁ、席につけよ。殺せんせー」

「ここなら逃げ場はありません」

 

岡島や磯貝の指示に従って、殺せんせーは席の先頭に移動した。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「楽しい暗殺」

「先ずは映画鑑賞から始めようぜ」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いよいよだ。このステージこそ暗殺の舞台。ここに上がった時点で勝負の合図は既に鳴っている。俺たちが一丸となって、作戦を練って、準備を整えて、実行される…そんな暗殺が、いよいよ始まる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「君たちの、知恵と工夫と本気の努力。それを見るのが先生の何よりの楽しみです。

 

 

 

 

全力の暗殺を期待しています」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




いよいよ殺せんせー暗殺になります。果たしてどうなるのでしょうか。


次回『決行の時間』
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