ありがとうございます。
俺が悪魔になって2週間がたった。
「夏、最近付き合い悪いんじゃねーか。」
三和が話しかけて来る。
「悪いな。部活に入ってからいろいろ忙しくてよ。」
悪魔の仕事としては魔方陣がかかれたチラシを夜に配っている。
自転車を使ってもいいのだが修行のため走って配っている。
「おまえがオカルトに興味があるなんてな。まあ、たまには店に顔を出すくらいしてくれや。森川達も寂しそうにしてるからな。」
三和と別れて部室に向かった。
オカルト研究部はリアスの趣味のために作った部活のため、悪魔の仕事をする時以外は召集を掛けられた時に集まればいいので普段は行かなくてもいいのだが部員で眷属のみんなと交流するために放課後は部室に行くようにしている。
俺が部室に行くとすでに俺以外は揃っていてそれぞれくつろいでいた。
「あらあら、うふふ、今日はずいぶん遅かったですね。」
朱乃ちゃんが言う。
「今日はみんなでケーキでも食おうと思って一旦帰ってからきたんだ。」
俺は手に持っていたケーキを朱乃ちゃんに渡した。
「あらあら、では切り分けてきますわね。お茶の用意もいたしますわ。」
朱乃ちゃんが用意してくれたお茶と切り分けたケーキをみんなで食べた。
「あら、このケーキおいしいわね。」
「あらあら、うふふ、このケーキ本当においしいですわ。」
「おいしいです。」
「この甘さが控えめだけど引き立っているのが絶妙ですね。」
みんながそれぞれ感想を言う。
「どこのお店で買ってきたのかしら?」
リアスが聞いてきたので、
「買ったんじゃなくて俺の手作りだけど。」
俺が答えるとみんなは驚いた。
「夏がケーキを作るなんて意外だわ。」
「うふふ、たしかにやんちゃだった夏君がこんな美味しいケーキを作るなんて意外だわ。」
「予想外の出来栄えです。」
「夏先輩、今度ケーキの作り方を教えてくれませんか。」
みんながそれぞれ感想を言う。
「俺のことなんだと思ってんだ。俺は料理も得意なんだよ。」
俺は将来一人暮らしをしてもいいようにペルから料理を教わっている。
ケーキを食べてると小猫ちゃんが、
「他にもお菓子を作れるならまた作ってるくれませんか?」
と、聞いてきたので、
「ああいいぞ。」
俺は答えた。
しばらくくつろいでリアスが、
「夏、今日からチラシを配らなくていいわ。今日から契約を取ってきてもらうわ。」
リアスが言う。
「わかった。」
俺は答え、仕事を始めるまではマニュアルを読んだ。
夜になり仕事が始まる。
俺が魔方陣の上に立ち、
「夏、初めてだから契約を取れなくてもかまわないけれど、グレモリーの名に恥じないようにしなさい。」
リアスが言い、
「了解、部長。」
俺が言うと魔方陣が光だしたので目を閉じた。
次に目を開けると見知らぬオカルトグッズがびっしりの部屋にいた。
「うはははは、ついに悪魔を呼び出したぞ。」
後ろから声がしたので振り向くと、腕や額にペンで何か書いてる少年がいた。
「グレモリー眷属、新人悪魔の黒羽 夏だ。あんたが俺を呼んだのか?」
俺が聞くと、
「そう、俺が悪魔を呼び出した那嘉神エルだ。」
那嘉神があいさつをしてくれた。
「契約の内容を聞かせてもらってもいいか?」
俺が聞くと、
「俺に絶対的な闇の力をくれ。」
と、答える。
(闇の力ってなんだよ。)
心の中で突っ込んでとりあえず調べてみたが、
「やめた方がいいな。闇の力を手にいれたら体が耐えられなくなり爆発して死んでしまう。」
俺が言うと、
「死ぬのは困るな。では、他のことにしよう。俺が魔術を使えるようにしてくれ。」
那嘉神が答える。
また俺は調べたが、
「魔術を与えた途端に体が耐えられなくなり爆発して死んでしまいますね。自力で覚えてください。」
俺が言うと、
「また死ぬのか。では・・・・・・・・。」
こんなやり取りが続き、
「結局DDMの相手をしてきた。」
俺はリアスに報告していた。
「対価としてDDMのダイスを被ってるやつを貰ってきた。」
俺がダイスを出して言う。
「DDMとは何なの?」
リアスが聞くのでDDMの説明をした。
「面白そうね。レーティングゲームの練習に使えそうだわ。今度やってみようかしら。」
リアスがダイスを持って言う。
「それはそうと今日はお疲れ様。初めてで契約を取るなんて眷属にしたかいがあったわ。」
リアスが言うので、
「そりゃどうも。」
俺が答える。
これで俺の初めての契約は終わった。
ヴァンガードのキャラがまた出てきました。
那嘉神エルは結構好きなキャラです。
次の話は使い魔をゲットだぜ。