俺が悪魔になってから2ヶ月たった。
悪魔の仕事は慣れてきたがペルとの修行は慣れないどころかより激しくなっている。
部室でくつろいでいると、
「夏、あなたが悪魔になってから2ヶ月たったことだしそろそろ使い魔を手にいれてもいいと思うのだけれどどうかしら。」
リアスが聞いてくる。
「使い魔ってなんだ?」
俺が聞くと、
「まずは見せる方が早いわね。これが私の使い魔よ。」
リアスが言うと手元に赤いコウモリが現れた。
「うふふ、私のはこの子ですわ。」
朱乃ちゃんが呼び出したのはちっちゃい鬼みたいなのだ。
「シロです。」
子猫ちゃんは白猫を抱いていた。
「僕のはこの子です。」
木場の肩に小鳥が止まっていた。
「へーいろんなやつがいるんだな。」
おれが言うと、
「使い魔は悪魔にとって基本的なものよ。様々なことに臨機応変に対応できるから夏も手に入れないといけないわね。」
リアスが言う。
次の日、俺達は使い魔の森というところに向かった。
そこは背の高い巨木がたくさん生い茂っている森であった。
しばらく待っていると、
「ゲットだぜ!」
帽子を被りラフな格好をした青年が現れた。
「俺はマダラタウンのザトゥージだぜ!使い魔マスターを目指して修行している悪魔だ!」
やたらテンションが高くて変なやつだと思ったがあいさつをしてくれたので、
「はじめまして、俺は新人悪魔の黒羽 夏です。」
俺があいさつをすると、
「ザトゥージさん、この子が新しい眷属よ。」
リアスが紹介してくれた。
「ほう、新人にしては中々いい顔つきをしている少年だぜ!任せておけ!どんな使い魔だろうが即日ゲットだぜ!」
ザトゥージが自信満々に言う。
「少年、どんな使い魔がご所望かな?強いの?速いの?それとも毒持ちかな?」
ザトゥージが聞いてくる。
「強いのよりは能力が面白い方がいいかな。ザトゥージのおすすめはどんなやつだ?」
俺が聞くと、
「そうだな、この時期はヒュドラなんかがおすすめだぜ!主人も殺す猛毒を持ってるんだぜ!」
ザトゥージが言うが、
「主人も殺す猛毒を持つやつなんかいらねーよ。とりあえず森を回っていろんなやつを見せてくれないか?」
俺が答えると、
「OK!色々見て回るのも良い方法だぜ!」
俺達はザトゥージの案内のもとついていった。
色々と見て回ったがいいと思うものはない。
「意外に少年はわがままだぜ!」
ザトゥージが言ってると森の奥から何かの集団がやってきた。
「こいつらはゴブリンだぜ!頭が悪く戦うか食べることだけ考えてる魔物だから使い魔としては役にたたないぜ!」
ザトゥージが説明してくれた。
よく見てみるとゴブリン達は何かを追ってこっちにきたみたいだ。
すると、ゴブリン達は俺達に襲いかかってきた。
攻撃を避けて手にカードを作りだし、
「ライド!」
俺は変身した。
「鳳雛の喧嘩屋 コウテンショウ!」
俺はゴブリン達の攻撃を避けて腕を回転させながら掌を叩き込んでいく。
「あの動きは何なの!」
リアス達が驚く中で、
「あの動きは劈掛掌です。中国に伝わる体の力を抜き腕を風車のように回転させ威力をあげ攻撃する柔の武術です。」
子猫ちゃんが説明している。
こんなに話す子猫ちゃんを初めて見た。
てっ言うか、
「お前ら手伝えよ!何で俺ばっかにやらすんだよ!」
俺が叫ぶ。
「今はあなたの使い魔を探してるんだから自分で何とかなさい。」
「うふふ、祐斗さんとの模擬戦よりも強くなっていますわね。」
「いい動きです。」
「また一戦お願いしますね。」
「新人にしては中々やるぜ!」
みんなが俺の戦闘を観戦しながら言う。
しばらくしてゴブリン達を撃退した。
「疲れたー!」
俺はくたびれていた。
俺が座っているとゴブリン達に追われていたちっこい魔物が俺のもとにやってきた。
「クリクリー。」
「なんだ、このちっこいのは?」
俺が言うと、
「そいつはクリボーだぜ!見つけることは中々難しい様々な能力を持つレア度の高い魔物だぜ!」
ザトゥージが説明してくれた。
俺はクリボーを見つめる。
「俺、こいつを使い魔にするわ。」
こうして俺はこのクリボーを使い魔にした。
クリボーは使い魔にしました。
夏は武術をいくつか使います。