「はーい、OKです。お疲れさまでしたレヴィアタン様。夏君もお疲れさん。」
「はーい!監督さんお疲れさま☆」
「はぁはぁ、お お疲れさまでした。」
夏休みが終わり2学期になった。
そして今はセラフォルー師匠が主演の冥界で放送している特撮番組『マジカル☆レヴィアたん』の撮影をしていた。
なぜ俺がいるのかと言うと、神器《セイクリッド・ギア》を使って敵役をしたりしている。
ただ、セラフォルー師匠の攻撃を受けるのでいくら手加減していてもものすごく痛い。
この番組に出るだけで修行になるな。
出演料ももらっていて1ヶ月で普通のサラリーマンよりもらっている。
「ふぅー、疲れた。」
俺は控え室で飲み物を飲んで休憩していた。
休憩していると扉をノックされたので、
「どうぞ。」
俺が返事をして中にセラフォルー師匠が入ってきた。
「なーたん☆ちょっといい?」
「なんでしょうか?」
一応弟子になって好かれたのか、なーたんと呼ばれるようになった。
「これから時間があれば買い物に付き合ってほしいんだけどいいかな?」
「はい、いいですよ。」
俺達は冥界の繁華街に向かった。
セラフォルー師匠は目立つため町の人達の視線が集まってくる。
護衛もつけないで町に出るのはさすがセラフォルー師匠としか言いようがない。
俺が付き添っているがセラフォルー師匠が強すぎるから護衛はいらないようなものだ。
「ここのお店よ☆」
セラフォルー師匠は服屋のようなところに入っていくので俺はついていった。
中に入ると店員方が整列してる。
「お待ちしておりましたセラフォルー様。いつもありがとうございます。」
「イエーイ!いつもありがとね☆」
「セラフォルー様、そちらの男性は?」
「この子は私の弟子になったなーたんよ☆今日は私の衣装とこの子の衣装を作ってほしいの☆」
セラフォルー師匠が俺のことを紹介してくれた。
俺の衣装を作ってくれるなんてセラフォルー師匠は優しすぎる。
でも、それは俺にもコスプレしろと言うことだ。
とりあえず店員方にあいさつをしよう。
「セラフォルー師匠の弟子になりました黒羽 夏です。リアス・グレモリー様の兵士《ポーン》をやっています。今日はよろしくお願いします。」
「グレモリー家のお嬢様の眷属ですか。それでセラフォルー様の弟子なら将来有望ですね。」
あいさつを済ませたあとは俺の採寸をしてくれた。
デザインはセラフォルー師匠とデザイナーの方で決めるそうだ。
少し心配だ。
採寸が終わりセラフォルー師匠はまだやることがあるようなので店のまわりを見てまわることにした。
冥界と言っても人間界とそれほど変わりはない。
車は走ってるし信号機もある。
ぷらぷらしていると、
「暴走だー!逃げろー!」
叫び声が聞こえてきた。
どうやら子供を乗せたバスが故障して止まれないようだ。
「ライド!ういんがる!」
俺はすかさず青い獣に変身して駆け出した。
バスの前に出ると変身を解いた。
「お前あぶねーぞ!」
まわりから声が聞こえるがバスをほっとくほうが危険だ。
「発動!ハーフ・アンブレイク!」
バスを包むように泡が現れバスの速度は落ちたがまだ止まるほどではない。
もう1枚カードを作り、
「召喚!E・HERO クレイマン!」
俺は粘土でできた巨漢のヒーローになってバスを受け止めた。
バスはなんとか止まり怪我人もいないようだ。
俺は変身を解いた。
「うおー、あいつ止めやがったぞー!」
「すごい、ヒーローみたい。」
まわりから歓声が聞こえてくる。
しばらくして人間界で言う警察みたいな人達がやって来て子供たちを保護している。
「ありがとうございます!私の点検不足でした!」
運転していた人が頭を下げてきた。
「別にいいよ、当然のことをしただけだ。」
後ろから子供達がやってきて、
「お兄ちゃんありがとう。」
「ありがとうございした。」
お礼を言ってきた。
「ああ、君たちに怪我がなくてよかったよ。」
俺がこの場を離れようもすると報道の人達がやってきた。
「あなた、お手柄ですね。一体何者ですか?」
「どのようにして止めたのですか?」
質問攻めにあっているとセラフォルー師匠がやってきた。
「なーたん大丈夫?すごい騒ぎだったけど?」
魔王様が来たからか報道の人達はセラフォルー師匠に集まり出した。
「セラフォルー様、彼とはどのような関係で?」
「まさか、恋人ですか?」
セラフォルー師匠もノリノリで、
「この子は私の唯一の弟子のなーたんよ☆」
質問に答えていた。
数日後
「夏、お手柄ね。」
部室でリアスにほめられていた。
バスのことは冥界でニュースになって『お手柄、セラフォルー様の弟子!』と報道されていた。
「そうそう、夏にセラフォルー様から荷物が届いていたわよ。」
リアスが大きな箱を出した。
部員のみんなも興味があるのか集まってきた。
箱を開けると服が入っていた。
黒を基調とする服と白いマフラーだ。
メッセージも入っていて、
「撮影の時はこれを着てきてね☆」
だそうだ。
少し恥ずかしいがセラフォルー師匠が言うので撮影の時だけ着ることにした。
服のモデルはフェアリーテイルのナツです。
元々夏の名前はナツからとってつけた名前です。
この服は魔力の操作でいつでも着替えることができます。