師匠やサーゼクス様の推薦で中級悪魔昇格試験を受けることになったが、
「ふぁー、寝みい。」
俺は教室であくびをしていた。
「どうした、そんなに中間テストの勉強をしてんのか?」
三和が俺の前の席に座り話してきた。
「まあ、色々と勉強してるんだわ。」
そう、今は駒王学園は中間テストの前でもある。
中間テストは最悪欠点を取らない程度に勉強をするばいい。
今は放課後と夜にソーナが悪魔の知識を教えてくれている。
ただその勉強がまさに地獄の勉強会だ。
少しでも間違えようものならソーナが魔力を練ってお仕置きしてくる。
おかげで寝不足だ。
だけど、感謝はしている。
期待に答えるためにも絶対合格して見せる!
試験当日、アスタロト領の試験会場
「ふぅー、緊張してきた。」
俺はそわそわしている。
「うふふ、そんなに緊張してはミスをしてしまいますわ。まずはリラックスしてください。」
笑いながら朱乃ちゃんが言う。
今日は朱乃ちゃんが付き添いとしてついてきてくれた。
「そーだな。ふぅー、…でも緊張する!」
俺はまるで親の仇のように手に人の文字を書いては食べていた。
「夏君がこんなに緊張をする方だなんて初めて知りましたわ。大丈夫です、魔王様からの推薦なんですもの。」
何とか落ち着いて朱乃ちゃんと別れて1次試験の筆記試験を始めた。
1時試験が終わり一旦試験会場の食堂で昼飯を食べながら朱乃ちゃんと話す。
「ふぅー、なんだよあの問題。悪魔の試験はこんなんでいいのか!。」
なぜこんなことを言うのかと言うと、悪魔の基本的な問題とその応用問題はわかる。
社会情勢の問題で師匠と俺が出てる『マジカル☆レヴィアたん』の問題とか出てたぞ。
まあ、出てたからわかった問題だったけど。
「うふふ、それだけ冥界が平和と言うことですわ。」
朱乃ちゃんが言う。
そう言うもんなのかな。
「まあ、筆記は大丈夫だろ。もし筆記で落ちたりしたらソーナにどんな目にあわされるか。」
「あらあら、私も混ぜてもらおうかしら。」
朱乃ちゃんの顔がSになっていく。
落ちたら殺されそうだ。
昼飯を食べ終わり実技試験が始まった。
実技は番号を引いて受験者同士が戦う試験だ。
俺の番号は15か。
少し時間が空くので初めの方の戦いを見る。
試験を受けるだけのことはありどいつも中々強い。
「次15番と16番の方、魔方陣に入りください。」
俺の番が来たようだ。
対戦相手は20代くらいの男性の姿をしている。
おそらく転生悪魔だろう。
「それでは、試合開始!」
試験管の合図で戦闘が始まった。
まずは、プロモーションせずに様子を見るか。
「発動!ファイヤー・ボール!」
魔法カードを発動し火の玉が相手に向かって飛んでいくが相手は避けようとしない。
ズドーン
相手に直撃し爆発が起き煙があがる。
相手はわざわざ避けなかったので油断はできない。
煙が晴れると全身が黒く光る相手が立っていた。
「お前も神器《セイクリッド・ギア》持ちか。俺も持っていてね『鋼鉄の黒い肌《アイアン・ブラックスキン》』て言うんだ。全身を鋼鉄以上の装甲で覆うことができる。」
説明するなんてよほど自信があるのだろう。
だが、こっちを負けてられない。
「プロモーション!騎士《ナイト》!そして、召喚!アックス・レイダー!」
斧を持った戦士に変身して騎士のスピードで距離をつめる。
「疾風斬り!」
斧で相手に斬りかかる。
パリーン
が、斬りかかった斧の方が砕け散った。
「そんな攻撃俺にはきかん!」
相手が殴り掛かってきた。
騎士の状態なので素早く避けるが相手の拳の風圧で少し飛ばされた。
俺はプロモーションと変身をとき距離をとる。
「なんてパワーだ。」
おそらくプロモーションしてないから相手は戦車《ルーク》だろう。
接近戦は不利で遠くからでもダメージは期待できない。
どうする。
「どうした。攻撃しないのか。」
相手は挑発してくる。
でも、生半可な攻撃は効かない。
鋼鉄以上の装甲か。
「よし、何でもいいから試しにやってやる!召喚!炎帝テスタロス!」
俺は灼熱の鎧をきたモンスターに変身する。
「いくぞ!マグマストーム!」
灼熱の竜巻で相手を囲む。
竜巻が晴れると全身が赤くなった相手が立っていた。
「多少あつかったがそんなの効かん!」
俺は変身をとき、別のカードを作る。
「発動!バブル・ショット!」
装備魔法カードを発動しバズーカが現れる。
「いけ!バブル・ショット!」
俺は相手に泡の玉を打ち出した。
「炎が効かねーのにそんな攻撃効くわけねーだろ!」
相手は避けようとせず直撃した。
「ほら、そんなの効くわけ…。」
相手がそう言ってる時、相手の装甲にヒビが入った。
「なにー!どういうことだ!」
相手は驚く。
「いくら神器でも急激な温度変化に耐えられなかったってことだ。」
俺はカードを作る。
「ライド!粗暴の喧嘩屋 シュウギ!」
俺は変身して相手に向かう。
「プロモーション、戦車!」
相手も攻撃してくるがそんな単調な攻撃は当たらないぜ。
「うらぁぁぁー!」
俺はおもいっきり殴った。
「げぼっ。」
相手の装甲は砕け散ってぶっ飛んでいった。
試験管は倒れた相手の様子を見て、
「15番、黒羽 夏選手の勝利です。」
俺の勝利を告げる。
よっしゃー勝った!
さすがにレベル6とグレード2になって他にも変身したり魔法カードを使ったりしたからもう今日は戦えない。
試験は終わったので朱乃ちゃんと合流する。
「お疲れ様でした。」
「ああ、何とか勝てたよ。」
数日後
「はぁ、結果はまだか。」
部室でそわそわしている。
「夏、最近うるさいわよ。」
リアスが怒る。
「以外とガラスのハートですね。」
小猫ちゃんが言う。
実技試験で勝っても筆記試験でもし凡ミスでもしてたら師匠やサーゼクス様に顔見せできない。
「ごきげんよう、みなさん。」
ソーナが入ってきた。
「あらソーナ、どうしたのかしら?」
「夏君の試験の結果が届きましたのでその報告に来ました。」
結果がきたのか。
ドキドキする。
「結果は合格でした。後日連絡があるそうです。」
「よっしゃー!これで中級悪魔だー!」
師匠にもこれで顔見せできる。
俺の夢への第一歩だ。
「おめでとう夏。私の眷属が中級になって誇らしいわ。」
「うふふ、おめでとうございます。」
「…おめでとうございます。」
「おめでとうございます夏先輩。僕もいつか追い付いて見せます。」
みんなありがとう。
「これで明日は中間テスト心おきなく挑めますね。」
ソーナが言う。
ん?
中間テスト?
「忘れてたー!1つも勉強してねー!」
中級試験に受かったが中間テストはさんざんな結果だった。
ソーナと朱乃ちゃんのお仕置きを受けたことは言うまでもない。
中級になりました。
でも、朱乃や木場達とはそれほど今は差はありません。
炎帝テスタロスの技はオリジナルでオリジナルの神器を出しました。
ネーミングは雑ですね。