ハイスクールD×D カードを操るもう一人の兵士   作:ドルキ

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原作の前ですが、原作のキャラが登場します。


赤ちゃん、拾いました

夜の森に1人の男性がいる。

 

「たまには、月の下の散歩も悪くないな。」

 

独り言を呟いた。

 

本当は、仕事がめんどうだったから抜け出してきたのである。

 

「シェムハザもバラキエルも仕事を押し付けてきやがって。総督だって遊びたいっつーの。給料減らしたろか。」

 

愚痴をこぼすほどストレスが溜まっている男。

 

この男は、堕天使の総督のアザゼルである。

 

最近、休日返上で仕事をしているため趣味の時間がなくイライラしている。

 

森の中を歩いていると

 

「おんぎゃー、おんぎゃー。」

 

と、鳴き声らしき声が聞こえてきた。

 

夜の森の中で鳴き声が聞こえて来るのは可笑しなことだが、実際に聞こえてくるので、

 

「行ってみるか。」

 

と、鳴き声が聞こえる方向に歩きだした。

 

しばらく歩くと、白い布に巻かれた赤ん坊を見つけた。

 

赤ん坊の回りには、誰もいなくどうやら捨てられているようだ。

 

「誰だ、こんな赤ん坊を捨てた奴は。」

 

放っておくことができず、連れて帰ることにした。

 

赤ん坊を連れてグリゴリの本部に到着した。

 

「しかし、人間の赤ん坊をどうしたものか。」

 

頬を掻きながら考えていると、

 

「アザゼル、ようやく帰ってきたか。書類が溜まっているぞ。」

 

と、ガタイの良い男が言ってきた。

 

「おお、バラキエルちょうどいい。お前にちょっと相談したいことがあるんだが。」

 

バラキエルは、堕天使の組織グリゴリの幹部で雷光の異名を持つ堕天使である。

 

「相談とは。」

 

バラキエルが聞くと、アザゼルの手の中にいる赤ん坊に気が付いて、

 

「アザゼルに子供が出来たか。今まで独り身だから心配していたが、おめでとう。相手は誰だ?」

 

バラキエルは、にこやかに聞いてくる。

 

「勘違いするな。」

 

アザゼルは、バラキエルに赤ん坊を森で拾ったことを話した。

 

「なるほど、そういうことか。」

 

バラキエルは、理解した。

 

「お前はこの間、娘が生まれたって言ってただろ。相談に乗ってくれよ。」

 

アザゼルは言う。

 

すると、

 

「相談に乗るのは構わんが、その子をお前が育てるのか?」

 

泣きつかれて眠っている赤ん坊を見て、バラキエルが言ってきた。

 

たしかに、俺は子供を育てたことがないし、奥さんもいないから1人で育てることになる。

 

まあ、頼んだらグリゴリのメンバーで一緒に育ててくれると思うけど、と思っていたら、

 

「しかし、その子は人間だ。人間として育てた方が良いのでは。」

 

と、バラキエルが言ってきた。

 

人間として育てるか。

 

たしかに、神器《セイクリッド・ギア》をもってる気配はないし、特殊な力も感じない。

 

まあ、神器は、今持っている気配が無くても成長したら現れることがあるけど。

 

「そうだな。人間として人間界で育ててみるか。」

 

アザゼルは、バラキエルに言った。

 

どう育てるかは、あとで決めるとして、

 

「名前がないと少し不便だし、名前を決めるか。」

 

アザゼルが言う。

 

「その子の顔を見たところ、日本人だと思うが。日本の名前だと、俺の娘は、朱乃と言うが。」

 

バラキエルは言う。

 

日本の名前だと漢字を使う名前だろ。

 

案外考えるのは、難しい。

 

10分ほど考えて、

 

「もう考えるのめんどくせい。堕天使の羽は、黒いから名字は黒羽で、名前は夏に拾ったから夏でいいだろ。」

 

若干、適当に決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




アザゼルとバラキエルが登場しました。そして、主人公の名前が、黒羽 夏に決まりました。神器は持っていますがいまは、神器が眠ってると言うことで気配がしないと言うことにしました。
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