ハイスクールD×D カードを操るもう一人の兵士   作:ドルキ

38 / 38
堕天使と話し合い

 

よし、みんな離れたな。

 

俺はリアス達がいなくなったことを確認して魔力で水を作り堕天使達の顔にぶっかけた。

 

「げほっ、げほっ…」

 

全員咳き込み目覚めた。

 

「よう起きたか?」

 

俺が聞く。

 

「さっきはよくも殴ってくれたな!」

 

「我も殴ってくれたな!」

 

「うち達をどうする気っすか!」

 

「一体どういうつもりだ!」

 

堕天使達が言う。

 

「一気に聞くな。とりあえず…」

 

ドゴッ

 

バゴッ

 

ズゴッ

 

ボゴッ

 

俺は堕天使達の頭を殴った。

 

全員頭を押さえる。

 

「今のでイッセーを殺したことは許してやる。」

 

堕天使達は呆然とする。

 

「とりあえず神器を返せ。」

 

「いやよ!これでアザゼル様とシェムハザの力になるのよ!」

 

「俺が助けなかったらお前らは消し飛ばされていたんだぞ。神器を返してくれたら俺がリアスを説得してやるから神器を返せ。」

 

少し静寂の時間が流れる。

 

「なぜ我らを救おうとする?」

 

ドーナシークが言う。

 

「俺はそもそも命を断つことが好きじゃないんだよ。俺が好きなのは力比べだからな。」

 

俺は答える。

 

「レイナーレ姉さん返したらどうっすか。」

 

ミッテルトが言う。

 

「ミッテルト、何を言ってるの!」

 

レイナーレが驚く。

 

「うち、死ぬのは勘弁なんで。どうもこいつは信用できそうですし。」

 

「そうだな。我も死ぬのはごめんだ。」

 

「私も死ぬのはいやだ。」

 

「ドーナシーク、カラワーナまで。」

 

どうやら3人は死ぬのはごめんのようだ。

 

それはそうだよな。

 

「いやよ。私は至高の堕天使になるの。」

 

レイナーレはかたくなに拒む。

 

「はぁ、わがままだな。しかたないか。ペル、出てきてくれるか?」

 

俺は叫ぶ。

 

「全く、夏様は優しいですね。」

 

暗闇からペルが現れる。

 

「そんな…スペルビアお姉様…どうして。」

 

レイナーレは驚く。

 

「誰っすか?」

 

ミッテルトが聞く。

 

「スペルビアお姉様、幹部ではないけどその実力で最上級堕天使になられたお方…」

 

レイナーレの言葉にミッテルト、ドーナシーク、カラワーナは驚く。

 

「申し遅れました、スペルビアと申します。一応レイナーレとは従姉妹の関係でございます。」

 

ペルは頭を下げる。

 

「レイナーレ、こんなことをしてもアザゼル様もシェムハザ様も喜びはしないですよ。」

 

「どうしてこんなところにスペルビアお姉様がいるんですか?長期任務をしていたはずじゃ…」

 

「アザゼル様は十数年前に人間の子供を拾われ息子としました。しかし、人間の子供のため人間界で育てることにいたしました。その子供のお世話をすることが私の任務でございました。」

 

「そう、それが俺、黒羽 夏だ。」

 

堕天使達は仰天する。

 

「父ちゃんはそんなこと望んでねえ。もしかしたらお前らが処罰されてたかもしれないぞ。」

 

「そんな、私は、私はどうしたら…」

 

「今なら間に合う。だから神器を返すんだ。」

 

俺がいうとしばらくしてレイナーレは神器を俺に渡した。

 

「これで一件落着だな。アーシアはリアスが悪魔に転生させて甦らせてくれるし。」

 

「夏様、私は先に帰らせていただきます。」

 

「そうか。後でこいつら連れて帰るから。」

 

「その…夏様…」

 

「どうしたペル?」

 

「レイナーレのこと、ありがとうございました。」

 

「いいって、ペルは俺の家族だろ。」

 

ペルは帰っていった。

 

「とりあえずお前らついてこい。」

 

俺達は教会を出てリアス達の元に向かった。

 

「あら、もういいの。」

 

「目的はすんだから。イッセー、アーシアの神器返して貰ったから付けてやれ。」

 

俺はイッセーに神器を渡す。

 

「部長、多分こいつらはもう悪さはしないと思うからグリゴリに連れて帰って貰おうと思うんだが…」

 

「本当は私の領地に入って滅茶苦茶なことをしたから消し飛ばしてあげたい所だけど夏に免じて今回は見逃してあげるわ。」

 

「とりあえず俺の家にこいつらを預かるわ。部長、アーシアのこと約束通りに…」

 

「ええ、転生させるわ。」

 

「そうか、良かった。じゃあ俺は先に帰るわ。また明日な。」

 

俺は堕天使達を連れて帰った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

数日後

 

「リアス、悪いな、来てもらって。」

 

「仕方ないわよ。私の領地なのだから。」

 

今日は堕天使達を引き渡す日だ。

 

アーシアは無事悪魔に転生することができた。

 

俺とリアスは堕天使を引き渡すためにこの間の教会の前にいる。

 

父ちゃんに使いを送ってくれるように頼んだことをリアスにはセラフォルー師匠が連絡してくれたと伝えている。

 

師匠、ごめんなさい。

 

「夏、どうして朱乃が来ることを許さなかったの。私の女王なのだから来るべきだったはずよ。」

 

「それはそうだが今回は少しまずいんだ。」

 

「何がまずいのかしら?」

 

リアスが俺に聞いたとき、黒い翼を羽ばたかせ男性が空から降りてきた。

 

「久しぶりです、バラさん。」

 

「うむ、久しぶりだな夏君。大きくなったな。」

 

俺は軽く挨拶をする。

 

「夏、この人はもしかして…。」

 

リアスが聞き俺は頷く。

 

「グレモリーの者だな。俺はバラキエルだ。」

 

「私はリアス・グレモリーよ。」

 

「だから朱乃ちゃんを連れて来るのはまずいって言っただろ。」

 

「そうね。」

 

「夏君、朱乃は元気にしているか?」

 

「元気にはしています。しかし心の傷はまだあるのかと思います。」

 

「そうか…、夏君、朱乃のことを宜しく頼む。お前たちついてこい。」

 

バラさん達が帰ろうとしたとき、

 

「あの、夏様。」

 

レイナーレが俺に声を掛ける。

 

「どうした?」

 

「ありがとうございました。その…あの2人にごめんなさいと伝えてくれませんか?」

 

「直接言えばいいだろ?」

 

「今はまだ…でも、いつか決心がついたときには必ず伝えます。」

 

「そうか。じゃあ伝えとくよ。」

 

レイナーレ達が帰っていくのを俺とリアスは見送った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

レイナーレ視点

 

グリゴリ本部

 

私達は本部に帰還してバラキエル様にある部屋に連れて行かれている。

 

「バラキエル様、どちらに向かっているのですか?」

 

「直にわかる。」

 

バラキエル様はある部屋入っていくので私達も一緒に入る。

 

「連れて来たぞ。」

 

「ご苦労さん、バラキエル。戻っていいぞ。」

 

「では失礼する。」

 

バラキエル様は部屋を出ていく。

 

「お前らか、勝手な事をしたのは…。」

 

「まっ まさかアザゼル様!」

 

「そうだが?俺の顔を知らなかったのか?」

 

写真もないし会ったこともないから知らなかった。

 

「お前らは勝手な事をしたからなぁ。罰を与える。辛い罰をなぁ。」

 

私達は死ぬ寸前の罰を受ける事を覚悟した。

 

「今から1ヶ月の間トイレ掃除だ。」

 

え?

 

「そんなことですか?」

 

「いやか?なら2ヶ月にするか?」

 

「いや、そうではなくてどうしてそんなに軽い罰なのですか?」

 

「そりゃ息子にお前らに出来るだけ軽い罰にしてやってくれって言われりゃそうするだろうよ。まあ、俺の態度で部下が間違ったことしたから俺も悪いな。」

 

アザゼル様は笑いながら言う。

 

こうして私達はトイレ掃除をすることになった。

 

 

 




レイナーレ達は生存させました。

一応、夏は堕天使の息子なので堕天使には甘いです。

また、出てきますかね。

次回からは新しい章に入りたいと思います。

デュエルスタンバイ!!!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。