第二話「あいつがいない限り、僕はエリートです」
「うぅ……ぬぅぅ~ぉ~ん」
…………、正直、まだ寝ていたい。
日常的なことだから分かるが、ドアの前でオラの名前を読んでいるんだろうなぁ大声で。
「しんのすけぇぇぇぇぇぇぇ!!起きなさぁぁぁぁぁぁぁい!!」
春休みだからとて、遅寝を許さねば遅起きも許さぬのだろう。
幼いころから思っていたが、母ちゃんの喉は異常なほど頑丈だ。
いつも大声出してるのに、枯れることが無い。変わることもない。
「しんのすけぇ!春休みだからって起きる時間は変わりませんからねっ!」
「うぬぅ~ん…むにゃむにゃ………」
「は・や・く! お・き・な・さ・い!」
うるさいからもう起きましょ。たまには早起きも大切だからねぇ。
オラは適当に返事をし、くるまっている毛布から抜け出した。
「早く着替えて下に来なさいよ?朝ごはんが冷めちゃうから」
母ちゃんはそう言って一階へ戻って行った。
「さて、着替えますか」
着替え終えて食卓へと向かう。
食卓へ着くと、父ちゃんが昨日の夜と同じように机に突っ伏していた。
ここんとこ一週間、味噌汁の具以外変わりのない朝ごはん。
それを食べ終え、台所へと食器を運ぶ。
今日は誰かと遊ぶ予定もないので、特に忙しくはない。
というか、暇だ。することと言えば学校から貰ったワークぐらいか。
ただそれも、別に宿題のわけでもないので後回しにする。
となると、何もすることがない。
最近は何かと、宿題だー手伝いだー防衛隊の活動だーだので忙しい。
あ、ちなみに防衛隊の活動ってのはだねー。
春日部防衛隊のメンバー5人で町のボランティアに参加したり、積極的にゴミ拾いしたり、そこらへんをパトロールしたりと。いろいろやってるんですよ?わたくし。
風間君は名門の小学校に通っているから、週に二日、水曜日と金曜日しか来れないんだけどね。
ていうかここ二年間会ってないんだけどね。
ともかく、最近は休日すら忙しいからなかなかごろごろできないのですよ?
さぼってぐうたらする日もあったが、それも一か月に3~4回程度のこと。
オラの身体はボロボロなのです。
ベッドでごろごろしようと、オラが二階への階段を一歩踏み入れた時、「信之助ぇ~、明日は学校説明会でしょ~、持っていくものとか準備しなさ~い」
そう母ちゃんが言った。この声はキッチンから発せられてるんだろう。
「それはまた後でやるからいいよ」
キッチンにいる母ちゃんに届くぐらいの大きさで、オラは返した。
すると「あんたそーゆうことはすぐ忘れちゃうでしょ。いいから今しなさい」
そう返ってきた。確かに忘れそうだからな~……。
「仕方がない、オラももう中学生だからな。ちょっと自分を変えてみっか」
よし!と気合を入れ、オラは自室へと向かった。
「う~ん、やっぱし、萌えアニメはいいよな~」
清々しくなる朝の色、これこそまさに、春休み!今日も天気のいい朝だった。
自室にある、50Ⅴ型フルハイビジョンプラズマTV(3D付き)で萌えアニメを見る僕。
この世で萌えアニメより素晴らしいものはないのではないかと思ってしまう程、僕は萌えアニメが好きだ。
萌えアニメが無いと生きていけない、そう言っても過言ではない。
しかしながら、この事実は両親意外にばれてはいけない。
ばれてはいけないのだ。
本当ならふでばこやケータイ、何から何にまでグッズを付けていたい。
だがしかし、僕は名門小学校に通っていたエリートの中のエリートだ。
皆からの僕の第一印象は常に、エリート。
そんな僕が。ふでばこやらケータイやらにストラップなどを付けて、学校ででも見られたら。
そりゃ僕にとって一大事なのだ。悲劇だ。悲惨な人生が僕を待っている。
そうならない為にも、僕はこの6年間学校では常に!成績優秀スポーツ万能、お行儀が良く誰にでも優しく欠点のない!誰からも慕われる存在を築き上げた!!
途中まではとてもいい気分だった。学校内の生徒のほとんどが僕のことを知っている。
学校のトップを飾る有能者だって、みんな思っている。
でも…。それも途中までのことだった。
小学校4年生の頃だったか、僕の心境は複雑になっていった。
何かが違う。どこかが違う。僕は、こんな人生を送りたいと思っていたわけじゃない!と。
あの時は本当に悩んだ。確かに、今の生活が素晴らしいものだと言えば、それは限りなく事実に等しい。
一時的な心境の変化だと。いずれまた、今の生活で心境が複雑になることなど無くなると。
そう思っていた……。しかし…。いつまで経っても心境に変化は見られず、いつの間にか僕は最上級学年になっていた。人生に悩んでいた分、時間が早く感じられたんだろう。あっという間だった。
そして、ついに僕は決心した。
名門小学校から名門中学校に上がったところで、人生に変化なんて訪れない。
名門が付く限り、以前とあまり変わりの無い人生を送らなければいけなくなるのだ。
だったら。それだったら。普通の中学校に通えばいいじゃないか。
そう決心したのだ。僕はすぐにでもママに相談した。
最初は戸惑っていたが、僕の真剣な思いがママを納得させた。
そして、ついに。昨日、僕は小学校を卒業した。
これからは名門なんかじゃなく、普通の中学校。双葉中学校に通えることになった。
「トオルちゃん?明日の用意はしてある?」
ママがドア越しに僕に尋ねた。
いい加減トオルちゃんって呼ぶの止めて貰えたら嬉しんだけど…。
「してあるよ、完ぺき」
それにいちいち確認してくるのも、できればやめてほしい。心配なのは分かるけど…、僕だってもう中学生なんだ。これがいわゆる、反抗期の始まりってやつかもしれない。
「そう。それなら良かったわ。双葉中学校にはみんなもいるみたいじゃない?」
みんな。ママが言った、みんな、とは。
僕にとって、萌えアニメなんかよりも大切な存在。
幼少のころからとても仲良く、毎日を楽しむ為には欠かせない存在。
例えどんなに腹が立っても、どんなにからかわれても、どんなに苦い思いをさせられても、許せる存在。
通っていた小学校には、そんな存在はいなかった。
だからかもしれない。僕が以前の生活に満足できないでいたのは。
欠かせない存在が欠けていたから。
「みんなと……。同じ学校!!」
これからは皆と毎日会える!そう思うと、なんだか独りでに興奮してきた。
「ママ!!僕、明日が楽しみだよ!!」
ドア越しだから良く聞こえなかったけど。ドアの前でママがフフフフと微笑んだ気がした。
「あなたー、そろそろ時間だから信之助を送って行ってー」
「よぉーっし!信之助ぇ!行くかぁ!」
「え~、オラ行くのめんどくさぁいおならくさーい。」
「あのなぁ……」
「オラ、みんなと一緒にじゃなくちゃいやぁ~ん」
「みんなとは学校で会えるぜ?それにだな……、中学校にはとーっても美人な先生がわんさかいるんだぜぇ」
「えぇぇー!?まじでぇ!?!?ポッポーッ!そりゃいいこと聞いたぞ!!さっさと行こう!今すぐ行こう!飛ばせひろしぃ!!」
「おうよぉ!信之助の旦那ぁ!って!ひろしって言うなひろしって…」
「じゃあぁ……ピロシ?」
「ピロシ……もういいや…とにかく行くぞ!」
「出発おしんこー!!」
車内での会話…。
「おぉー、双葉幼稚園と同じく双葉のくせに、オラここ見たことないぞ」
「ははっ、そりゃぁおまえがバスの中で友達と話してたからじゃないか?ここ、幼稚園バスの通学路だぜ」
「双葉小学校の時も見たことないけど?」
「そりゃ反対方向だからなぁ」
「うぬぅ……」
「ほらー!見えて来たぞぉ!あれが、おまえがこれから通う中学校、双葉中学校だぁ!」
「おぉ~!あそこに美人の先生がいるのか~!……」
「そぉそぉ……」
二人は妄想に浸り……
「「うんうん」」
ニヤけた顔で何度も頷いた。
まさに似たもの親子………。
車を校内の駐車場に停めると、ガチャッと車のドアを開ける音と共に、信之助が外に出た。
思えばぁ……、フッ、息子ってぇのはぁ、いつの間にか成長してるんだ……な。
車から降りてぇ学校を見上げる息子の背中を見ていたらぁ……、なんだか……。
ちょっと前まではぁ、見ず知らずの他人誰それ構わず迷惑かけていたお調子者でぇ、変態丸出しのお馬鹿な息子だったんだがぁ……。
そんな息子の制服姿を見ちまった俺はぁ、涙を流さずにはいられなかった。
「どうしたの?父ちゃん。行かないの?」
信之助にばれまいと、必死に靴ひもを結ぶふりをしている俺に信之助が尋ねてきた。
「ん?あぁ、行かないんじゃなくて行けないの。親は外で待機だったはずだからな」
「ほぉ~ほぉ~、なるへそくりくりくり美味し~。ところで父ちゃん、下向いて何やってんの?」
「んー?ちょっと靴ひもがほどけてたからな。それより、馬鹿言ってないでさっさと行け。友達が探してるんじゃないか?」
「おぉー!そだったそだった!じゃあまた後でねー!」
「おう!」
危ねぇ危ねぇ、こいつ、変に感がいいからなぁ。上手く言わなくちゃばれちまうところだった…。
あいにく、今回は俺の勝ちだがな……。
「あ、父ちゃん」
「どうした?忘れ物か?」
「違う違う。父ちゃんが靴ひも結んでるって。それ、嘘なんでしょ?」
「ドキッ!?」
嘘だろ、俺の完全なる演技を……。てゆうか、何でわかったんだ?普通わかんねぇだろ……。
「お、おまえ……どうして」
「どうしてかは後でねー。雅夫君達に迷惑かけられないしー」
そう言って、信之助は昇降口へと走って行った。
ハァ……、結局、今回も信之助の勘の鋭さには勝てなかったか……。
「んぬぅ~、雅夫君達どこだ~。こんなに人がいるなんて思いもしなかったぞぉ。小学校の頃よりかなり多いと見た」
昇降口はガヤガヤと、うるさいという領域を超えている程人の声に満ちていた。
「どぉこだぁ~……ん?あれは……」
みんな同じ格好で同じ場所を移動するなか、オラはある人物を発見した。
かなりの距離はあるが、あれは絶対にその人物だと確信した。
最近会っていない、幼稚園の頃からの親友の一人。
そう、風間君だ。
「風間くぅ~ん!!!」
オラは風間君の元へと、人を掻き分けながら駆け抜けた。
名前を呼びながらだったので風間君もある程度近い距離になった時、オラの存在に気付いてくれた。
「信之助か!!」
「風間くぅ~ん!!会いたかったぁ~」
そう言ってオラは風間君に跳び付いた。
「それは僕もさ!信之助!ってぇ!!僕に抱き着くなっ!!」
「風間君のいけずぅ~」
風間君は顔を赤らめて怒鳴った。ちょっと懐かしくも思える。
「いくら二年間会えなかったからって、こんなに人がいるとこで抱き着くなよ!誤解されたらどーすんだぁっ!」
「そぉん時はそぉん時でいーじゃなぁい」
「あのなぁ……」
「と言いますかぁ、今の言い方からしてぇ人がいないとこでだったらいいと?」
「そ、そーゆうわけじゃなぁーいッ!!!いい加減にしろ!しんのすけっ!」
「んもー、久しぶりの再会なのにそんなピリピリしないでさ!雅夫君達探そう!」
「原因はおまえだろうが。一緒に来たんじゃないのか?」
「それがさぁ?オラは行きたいって言ったんだけどね?父ちゃんが、ダメだーって」
「ふぅん……。それじゃぁ探しに行こう。時間はまだだし」
「そうこなくっちゃぁ。さすが名門小学校出身だね!」
「それ程でもないよ。最初はいいと思ってたけど、あんまり僕には合わなかった」
「ふぅ~ん、それはそれは意外ですなあ」
「そうか?まぁいいさ。はやく探しに行こう」
残るは三人!いざ探さん!
親に迷惑はかけられない。僕はもう中学生なんだ。
そう思ってママから車のお誘いを断ったはいいけど……。
駅まで歩くのはめんどくさいし、電車に乗っても双葉駅についてからまた少し歩かなければならないとは…。
だいたい、何でここの地域の学校の説明会は春休み中にあるんだ!?おかしいだろ!?
これから毎日これで通うのかと思うと、次第でに足が重くなるよ……。
「それでも、信之助たちに会えるのならば!!」
やる気スイッチON!!
なに?やる気スイッチを知らない?ふふっ、なら教えてあげよう。
やる気スイッチとは、やる気を出させる為に自然にして作られた、人々には必ずある心の中のスイッチである。
と、いうことで、僕は駅へと駆けた。
電車の中は驚くほど人に満ち溢れていて、それをみた僕のやる気スイッチはOFへと切り替わった。
一目して分かった。中にいるほとんどが僕と同じ格好のそれ。
これからの通学も今ほどではないにしろ、過酷なものとなることが想像される。
満員電車でむし暑いのは今まででも何度か体験したが、そうそう慣れるものじゃない。
今度は精神のスイッチをOFにした。そうすることによって、辛い時間があっという間にすぎている様に感じられるのだ。つまり、意識することも控えめに。ということだろうか。
ん?なに?今度は精神スイッチを知らないって?
仕方がない、教えてあげよう。
精神スイッチとは、人々の心の中にある、何かを意識したり何かに集中する為にある精神を操るスイッチである。
ボーッとしてる間に、いつのまにか双葉駅に着いていた。
やはり便利だぞ、心のスイッチOFモードは。
それから十分ほど歩くと、中学校らしき建物が見えてきた。
あそこかぁ、双葉中学校って……。
見れば結構大きな学校だった。校庭の周りには木々が茂っており、かと言って自然ばかりなわけでもない。
それ程遠くない距離にマックやらコンビニやらの看板が見える。
「プールも広ければ校庭も広い、環境も結構良いし、いい学校かもな。ここに入って正解だったな」
一人で呟きながら、僕は西校門を通って昇降口へと向かった。
それにしても………、この学校は人が多いなぁ。
同じ電車で来た生徒だけでも結構多い方だとは思っていたが……。
昇降口の中、つまり外から見える範囲での校内はもちろん、その周りもすごい人だかりだ。
さすが、いろんな小学校から来てるだけある。
誰が誰だかわからない……。僕と同じ小学校からも来てる人はいるんだけどなぁ……。
こんなんで信之助たちを見つけることなんてできるのだろうか、心配になって来た……。
校内は人で埋め尽くされていたと言っても過言ではない程、人で満ちている。
そんな校内を僕は適当に周っていた。目的はもちろん、みんなを見つけること。
しかし、この学校は相当大きい。故にたった五人の友達を見つけることは容易ではない。
「適当にそこら辺を周ったって見つかるわけないかぁ……、もしかして外にいるかもしれないし……」
珍いことに、トイレには誰もいなかったので、僕はトイレの壁に寄りかかり独りごちた。
「う~ん………、どうしよう………」
一分も悩まず僕は決めた。
「こうしてたって意味がない!行動なくして結果出ずだ!もう一回昇降口の方を探すか!!」
ここに入って二十分は経とうと言うのに、まだ昇降口はこんなに人がいるのか!?
先ほどと比べ、昇降口付近の人数は減った。でも、それでも多かった。
周りを見渡すがどれもこれも全く同じの制服姿。
時間には余裕があるって言っても………?今、どっかから僕を名前が……
「………くーん!」
確かに呼んでいる!この声は………どこだ?!
それは間違いなく、彼の声だった。今まで出会って来た人の中で一番おバカな存在。
にして、一番暖かき優しい存在。
「風間くぅ~ん!!!」
そう、野原信之助だった。
「信之助か!!」
二年ぶりの親友との再会で、自然と興奮し語尾を強めてしまう。
「風間くぅ~ん!!会いたかったぁ~」
「それは僕もさ!信之助!ってぇ!僕に抱き着くなっ!!」
二年経っても変わらないなぁ信之助は。でもいい。このままの信之助が……いい…。
「いくら二年間会えなかったからって、こんなに人がいるとこで抱き着くなよ!誤解されたらどーすんだぁっ!」
「そぉん時はそぉん時でいーじゃなぁい」
「あのなぁ……」
やっぱり、今言ったことは取り消そう。ぜんげんてっかぁい。
「と言いますかぁ、今の言い方からしてぇ、人がいないとこでだったらいいと?」
「そ、そーゆうわけじゃなぁーいッ!!!いい加減にしろ!しんのすけっ!」
「んもー、久しぶりの再会なのにそんなピリピリしないでさ!雅夫君達探そう!」
「原因はおまえだろうが。一緒に来たんじゃないのか?」
「それがさぁ?オラは行きたいって言ったんだけどね?父ちゃんが、ダメだーって」
「ふぅん……。それじゃぁ探しに行こう。時間はまだだし」
「そうこなくっちゃぁ。さすが名門小学校出身だね!」
「それ程でもないよ。最初はいいと思ってたけど、あんまり僕には合わなかった」
「ふぅ~ん、それはそれは意外ですなあ」
「そうか?まぁいいさ。はやく探しに行こう」
まだあるとは言え、残りは十分ぐらいだからね。急がなくちゃ。
「ほら、急ぐぞ信之助。もう残り時間は少ししかないんだからな」
「わかってるよぉ!もぉう!二年ぶりの感動の再開なのに!どぉしてそんなことしか言えないのぉ?トオルちゃんは!」
「トオルちゃんって呼ぶなぁぁぁぁ!!」
あ、と思った時にはもう手遅れだった。
周りの目は全て、僕に向けられていた。
信之助のペースに迷い込んだら、僕は絶対に叫んでしまうのだ………。
「………、最悪………」
最悪だぁ…、僕の第一印象がぁ………
「うるさいわねー、もう。風間君はうるさいとこが直ってないね」
「誰のせいだと思ってんだぁぁぁーっ!!」
「お?」
まただ……、一分も経たないうちに二度も叫んでしまった……。
もう……、いや…。
「ねーねー風間くん、そんなに落ち込まないで。ほら!」
「…ん…?」
僕は下に俯かせていた目をちらりと横にやった。
「風間くーん!しんちゃーん!」
「二年ぶりかしらー?」
「懐かしい、わが友よ」
「これで全員揃ったぞ」
「み……、みんなぁぁ!!!久しぶりだねっ!!!」
雅夫君、寧々ちゃん、ボーちゃん。二年ぶりの親友面子が、そこにはいた。
「よぉーっし!みんな揃ったわけですし!ここらで一発っ!」
「「「「かすかべぼうえ「待って」」」」」
僕は彼らが気合を入れるために行う合言葉を止めた。
「なによもぉ~う。せっかく決めれるところだったのにぃ」
「そうよ、なんで止めたのよ」
なんでって……、普通に考えればわかるだろ!
「こんなところでそんなこと、できるわけないだろっ!?」
「かざぁま君!春日部防衛隊としてのプライドはどこへ行ったのかね?!」
「君たちこそ人間としてのプライドを持っているのかぁぁぁぁぁぁぁ!!」
こいつらの面倒を見るのは疲れるなぁ……、って。
何で周りは僕の事じろじろ見てんの?………。
あ…………、また叫んじゃったよ、僕。
第二話 終
第二話の更新、遅くなって申し訳ございません。
誤字脱字が無いか確認していたら内容変更点がいくつも出て来たので……。
途中で謎の第三者とかも出してしまいました。
これからもたびたび、謎の第三者さんには助けてもらおうと思っています。
文章がおかしい、誤字脱字、矛盾等がございましたらなんなりとお申し出くだされ<(_ _)>
といいますか!!是非是非是是非非!!アドバイスをおくんなまし!!
今回は切ない所あまりないと思うのですが……どうでしょうか?