キャスターSide
その日私はマスターを殺し街を彷徨っていた時でした。
もはや、魔力も無くなり倒れた私は消えるだけの存在。
裏切りの魔女と言われた私にはお似合いの末路
でも、そんな私でも素敵な男性と一緒に幸せな未来を掴み取りたかった。
そんなありえない未来を夢見つつ、消えようとした時私は出会いました。
黄金に輝く髪にありえない位のイケメン。
彼は私は見つけるとすぐに駆け寄り”とある霊薬”を口移しで飲ませてくれました。
その結果私の魔力は完全に回復しました。
「何故私を助けてくれたのですか?」
「美人を助けるのに理由は要らない。それが仮にサーヴァントで合ってもだ。」
「あなたのお名前をお伺いしてもよろしいですか?」
「ああ、俺は海賊王ラムザ・スティール。俺と一緒に来るか?」
「どこまでもお供します。私はキャスターのサーヴァント。メディアでございます。」
色々ひどい目に合って来たが、全てはラムザ様に出会う為なら私の人生も捨てたものじゃない。
キャスターSide終了
ラムザSide
早寝早起きは三文の得と言うがそれは本当だった。
朝四時くらいに散歩していたら、どこからか美人の甘い香りが漂ってきた。
匂いの元を辿っていくとそこには怪しいロープ姿でフードをスッポリ被った人が地面に倒れていた。
間違いない。あれはプレシア系列の美人だ。
だって俺の美女センサーがそう言ってるしね。
そうと決まればとっとと助けなければいけない。
そして俺は近づいて気がついた。
あ、この美女サーヴァントだってね。
魔力が枯渇しているっぽいからエルフの飲み薬を飲ませようとしたが・・・そのままだと詰まんないから口移しで飲ませた。
反省も後悔も何もしていない。
その後は士郎の家まで連れて帰った。
その途中で彼女・・・まぁメディアなんだけど。俺と一緒になりたいって言うからザオリクで受肉させました。
一時の通い妻なんてもったいないことはしません。
欲しいものはどんな手を使ってでも奪い取る。
何故なら俺は海賊王なのだから。
慢心はしないけど欲望に忠実なのは仕方が無い。
何故なら俺は海賊王なんだから、重要な事なので二度言いました。
「だからイリヤ納得しなさい」
「そうよ、イリヤちゃん何も問題は無いわ。」
「問題大有りよ!!!戦力が増えた事は喜ばしいことだけど何でキャスターが受肉しているのよ!!!!」
「それは俺が生き返らせた。」
「嘘よ。そんなことあるはず無いわ。完全な死者蘇生なんて魔法とかそんなレベルじゃないわよ」
「言ったはずだぜ。イリヤ俺は海賊王だってな、魂さえあれば肉体を取り戻すぐらいちょろいもんだぜ。ま、その逆も簡単だけどな」
「ラムザ様はすごいのですね。」
「だろ?」
「納得行くカーーーーーーーー」
イリヤの声が衛宮邸に響きわたった瞬間であった。
だが、少し考えて欲しい。
学校がある訳でもないこの日曜日に朝早くからそんな大声出せば眠っている獅子が目を覚ますということを
「あんたたちこんな朝っぱら何騒いでんのよ!!!」
「ほらイリヤが騒ぐからリンリンが激オコぷんぷん丸になっちゃったじゃないか、イリヤ悪いことしたんだからごめんなさいするんだぞ。」
「な、なんで私が謝らなきゃいけないのよ。というか私はラムザのマスターなんだけど」
「うふふ、リンリンってパンダの事ですかラムザ様?面白い例えですね」
イリヤは頬膨らませ俺に抗議してくる。メディアはツボに嵌ったのか笑っている。
その様子をプルプルしながら耐えていたが、我慢の限界が着たのか目をカッと見開いて叫ぶ
「いい加減にしろ!!!!!」
凛の叫び声はイリヤよりも響き渡り、衛宮家に寝泊りしている人は全員跳び起きたとか・・・
「えー、それでは第一回話し合いを始めたいと思います。」
「わーぱちぱちぱち」
俺だけ拍手している・・・・みんなノリが悪いなぁ
「なぁみんな話し合いの前に人数も増えたことだし、改めて自己紹介しようぜ?」
「それは良いけど何を言えば良いんだラムザ?」
「そりゃもちろん名前と目標と好きな食べ物に好みの異性のタイプにあとはスリーサイズは・・・イリヤが幼女だから止めとくか可哀想だしな。」
「何で私を引き合いの出すのよ!!!」
「じゃあ士郎ちゃんからお願い」
「無視するなぁ」
イリヤはうがーっとなり俺に向けて窮鼠文文拳(きゅうそぶんぶんけん)を使用したが残念!!俺はイリヤの腕を掴んで、膝の上に乗せてイリヤの頭に顎を乗っけて拘束した。
その様子を見て女性陣はイリヤを微笑ましい目で見るようになった。
「じゃ、じゃあ改めて衛宮士郎です。好きな食べ物は和食で、目標は正義の味方だ。」
士郎ちゃんがそういうとアーチャーが鋭い眼差しを怒気交じりに向ける。
「では、次は私だ。私はセイバーのサーヴァン。騎士王アルトリア・ペンドラゴンだ。私が望む事は過去をなかったこととし、自分以外の王を選ぶことによる王国の救済だ。」
なんだか良くわからない事を言い出したが、そっとしておこう。彼女はたぶん疲れているんだ。
「じゃあ次は私ね。私は遠坂凛。好きな食べ物は中華で、聖杯に望むのは根源の渦への到達よ」
「では私の番だな。私はアーチャーのサーヴァントだ。悪いが召喚時のトラブルで記憶が無い」
「じゃあ次はメディアの番だ」
「ハイ、ラムザ様。私はキャスターのサーヴァントで真名はメディア。私の望みはラムザ様と添い遂げること」
「じゃあ俺の番だ。俺は・・・イリヤのサーヴァント?でパイレーツだ。まぁイレギュラーサーヴァントって奴だ。真名はラムザ・S・テスタロッサで、マスターは一応イリヤだ。」
「・・・イリヤです。」
「良し、自己紹介も終ったところでアーチャーに聞きたい事がある。」
「なんだ?」
「なんで士郎ちゃんを親の敵のように見ているんだ?」
その時、アーチャーに電流が走る。
しかし、話し合いまだまだはじまったばかり、もっと言ってみればまだ7時前だから時間はたっぷりある状態。
さて、お前の腹の中見せてもらおうか?