ルーラー喚ぼうとしたら、なんか違うのが来たby聖杯 作:陣代高校用務員見習い
ただし、聖杯は汚染されていません。
別の意味でコワレていますが(笑)
追記6/10
情報提供により『パワーイズマネーシステム』→『マネーイズパワーシステム』に修正。
実は書いている時も、かなり混乱していました。
『聖杯戦争』
それは極東日本の地方都市において密かに行われる、万能器『聖杯』をめぐる魔術師達の闘争。
その聖杯戦争も、ついに4回目を迎える事になった。
聖杯は考える。
今回こそは大丈夫だろうか、と。
前回の戦争では、いつも小聖杯を用意する陣営が、危険すぎる英霊を用意してきた。
あらかじめルーラー『ジャンヌ・ダルク』を召喚していなければ危なかっただろう。
彼女が命がけ(文字通り)で浄化してくれなければ、今頃何か不都合が出ていたかもしれない。
聖杯は確認した。
今回召喚されそうな英霊を。
シード扱いのハサンは既に召喚されている。
触媒で喚ばれそうなのは、英雄王、征服王、騎士王etc.
聖杯は確信した。
これはアカン、と。
『王』のサーヴァントが3騎同時に暴れたら、直上の大地が無くなる可能性がある。
特に、原初の英雄王は絶対に制御不能になる。
誰だよ、コイツ喚ぼうとしているバカは。
聖杯は決断した。
今回もルーラーを喚ぼう、と。
最有力候補のジャンヌ・ダルクは、前回で既に教会に姿を確認されてしまった。
同じ英霊を出せば、何かいらぬトラブルを招くかもしれない。
ならば、新たなルーラーを選ぶべきか。
十字教の影響の低い極東であっても、ジャンヌ・ダルクに匹敵する知名度補正の聖人が望ましい。
だとするならば、やはりこの英霊であろう。
聖杯は召喚した。
ルーラー『フランシスコ・ザビエル』を!!
聖杯は困惑した。
誰だコイツら、と。
自分はたしかにフランシスコ・ザビエルを召喚したはずだ。
記録通りならば、フランシスコ・ザビエルはスペイン人、もしくはバスク人だったはず。
では、出現した東洋人の少年少女は何者なのだ。
少女の着ている服は、直上の土地の教育機関で採用されている制服に酷似している。
少年の着ている服は、全体的に黒っぽく、一昔前の制服デザインである。
この2人、どことなく似ている。
双子の兄妹というか、同じ人物の性別違いというか。
しかし少年と少女はお互いを見て驚いている、やはり初対面なんだろうか。
聖杯は警戒している。
己が喚びだした未知の存在達を。
少年と少女は、お互いを観察しているようだ。
そして、2人同時に動き出す。
「ラム酒よりきいたぁ」
「酔っぱらっているのかよおまえ!」
「森の恵みよ」
「圧制者への毒となれ!」
「おいかけたくなっちゃうよね」
「ウサギとか!」
「七孔噴血」
「巻き死ねぃ!」
「遠坂」
「マネーイズパワーシステム!」
「この剣は太陽の映し身」
「かつ負債を回収するもの!」
「武具など無粋」
「真の英雄は目で殺す!」
「人間とは」
「そもそもニートなのだ!」
「まるごし」
「シンジ君!」
そして固い握手をする2人。
その表情は無二の戦友に再会したかのように輝いていた。
聖杯は
考えることを
放棄した。
sideザビエル(仮)
妙に親近感がわく少女が目の前にいる。
クラスで3番目くらいに可愛いけど、表情が乏しそうというか。
見た目は小動物、実際は鉄の女、魂はオヤジというか。
そして彼女の制服、アレは『月の表側』の制服ではないか?
少し観察していたら、少女が問いかけてきた。
そして理解した、目の前の少女は自分と同一人物なのだと。
その事に驚きつつも安堵する。
あらゆる物が信じられなくても、彼女だけは信じられる。
なぜなら、彼女(自分)は自分(彼女)なのだから。
最高のドヤ顔をしながら、少女が手をさしのべてくる。
自分はその手をとった。
意見交換していくうちに、自分と彼女の違いが多少明らかになった。
まず戦友であるサーヴァント。
自分は『セイバー』だったが、彼女は『アーチャー』だったらしい。
特徴を聞く限り、自分たちみたいな性別違いではなく、完全な別人のようである。
そして第3回戦終了直後の行動も違っていた。
自分は自爆に巻き込まれそうだった『遠坂凛』を助けたが、彼女は自爆しそうだった『ラニ=Ⅷ』を助けたようだ。
その影響か、その後の対戦相手が一部変化している。
最後に『黒いキューブ』の事だ。
自分はまだポケットに入れたままにしているが、彼女は持っていないらしい。
制服が戻ったせいか?
そう言えば、2人とも『月の表側』『月の裏側』両方の記憶がある。
表側に戻ったら、裏側の記憶は消えるって聞いていたんだけどな?
ひょっとして、自分達が同時に存在しているのは、自分達の正体や『月の裏側』での事が関係しているのだろうか?
少女が眼で問いかけてくる。
自分達はどうするべきか分かっているな、と。
自分も令呪をかざしながら無言で答える。
当然だ、と。
記憶があやふや、見知らぬ土地、状況不明。
そんな事、これで3回目だ。
こういう時は、情報収集や拠点確保が大事だ。
だが、それらより先に行う事がある。
それは
「来い!」
「来て!」
やはり
「セイバー!!」
「アーチャー!!」
戦友との再会であろう。
sideout
FGOでアン・ボニー&メアリー・リードみたいな2人1組なサーヴァントが出てきたならば、こういう組み合わせもありなはずだ(暴論)
型月世界で『ザビエル』と言えばコイツらだよね?
なお、この後の展開は
『ザビーズ、間桐家にカチコミ』
『AUO、理想の雑種を見つける』
『赤王とエリちゃん、冬木ライブ(宝具あり)』
の3本になります(大嘘)
………書きたいけど書けねぇ(泣)