ルーラー喚ぼうとしたら、なんか違うのが来たby聖杯 作:陣代高校用務員見習い
本当に お待たせ しました(土下座)
半年近くお待たせしておきながら、はっきり言って今話の出来はかなり悪いです。
本当に申し訳ございません。
sideキシナミ
自分達は一度江宮邸に帰ってきた。
戦闘の連続だったので、さすがに一息入れる必要があったからだ。
藤丸君は大丈夫だと言っていたが、やはり一度落ち着いた方がいいだろう。
帰ったらすぐにセイバーとエリちゃんはお風呂に直行した。
その際、発情中のクロエちゃんと巻き添えのイリヤちゃんも同行した。
1時間後、お風呂からツヤツヤしたクロエちゃんとゲッソリしたイリヤちゃんが出てきた。
セイバーとエリちゃんは顔を真っ赤にしていた。
覗き見していたルビー曰く
《いや~なかなか良い画が録れました。
美遊さんへのお土産はこれで決まりです!
ちょっと意外だったんですが、セイバーさんって結構ウブだったんですね♪》
との事だった。
藤丸君は1人で蔵に閉じ籠っていた。
何をしているのかと覗いてみたら、ただひたすら腕立て伏せやクランチトレーニングをやっていた。
まさか、性欲を筋トレで解消しているのか!
…初対面時、海パン姿の藤丸君を見て「同年代のはずなのに、ずいぶんと筋肉を鍛えているな?」と思っていたのだが…
………本当に、本当にカルデアのマスターは大変なんだな。
アーチャーさんの夕御飯が出来るまで、皆それぞれの時間を過ごしていた。
そんななか、自分は代表として電話をしていた。
相手は冬木聖杯戦争の監督役『言峰教会』の神父、言峰璃正さん。
「自分達の事について説明したいので今晩9時に教会に行っていいか」「聖杯戦争参加マスターにも説明したいので、使い魔でいいので来てほしい。ただし、アインツベルンと遠坂は代表者が直接来るように伝えていただきたい」とお願いしたら、快く引き受けてくれた。
…あの様子だと、やはり自分達の戦いは見られていたようだな。
アーチャーさんの夕飯を食べた後、みんなで打ち合わせもした。
結局、ムーンセルに関してはアーチャーさんに、カルデアに関してはロマンさんに説明を一任する事になった。
時間になり、自分達は教会へと向かった。
ちなみにキャスパリーグは今回もお留守番だ。
教会の入口では、1人の若い神父が自分達を出迎えてくれた。
……言峰教会という名称から、ある程度予想していたが。
ある時は胡散臭い監督役。
ある時は何でも温める購買の店員。
ある時は自分達に麻婆の道を示した伝道師。
そう、貴方は!
「…やはり居たか。言峰…綺礼神父」
自分達の知っている神父と比べると10才ほど若く、雰囲気もだいぶ違うな。
なんというか、月に居た神父と比べると威圧感や余裕が無いような気がするね。
「……私の名を知っている?」
その件も含めて、自分達の事情について話にきました。
申し遅れました、自分はムーンセル所属のキシナミと言う者です。
「…私はムーンセル所属のハクノです」
「僕はカルデア所属の藤丸立香です」
「私はカルデア所属のマシュ・キリエライトと申します」
「私は聖堂教会所属の言峰綺礼だ。
監督役でもある我が父の璃正、そして御三家のマスター達が待っている。
外部参加のマスター達の使い魔も既に来ているようだ。
君達も中に入ってくれ」
教会に入った自分達を待っていたのは監督役の言峰璃正さん、アインツベルン陣営のアイリスフィールさんとセイバー・アーサー王、そして遠坂陣営の遠坂時臣さんだった。
使い魔らしきネズミもアチコチ彷徨いている。
アインツベルン陣営は真のマスターである切嗣さんではなく、仮のマスターであるアイリスフィールさんが来たというわけか。
そのアイリスフィールさんは、藤丸君の後ろにいるイリヤちゃん達を見て涙ぐんでいた。
ちなみにアーサー王は護衛に専念し、会合には参加しないようだ。
ただ、その目線はカルデアチーム、特にモードレッドさんに固定されていた。
…この2人の因縁を思えば、この対応も仕方ないか。
遠坂時臣さんは………その表情は一世一代のバクチを大爆死したかのような青ざめたものだった。
うむ、AUOの件は間が悪かったのだ。
そして、そのAUOは来ていない。
表情の事を除けば、時臣さんは赤が似合うダンディーなおじ様という雰囲気なのだが。
赤が似合う『遠坂』………なんか、あの少女を思い出すな。
言峰璃正さんは、厳格ながら心優しい聖職者という印象を受けた。
…年の割りには異様にガタイがいい。
月でコードキャスト(物理)を使った言峰神父といい、先程の若い言峰神父といい、聖職者は筋トレする決まりでもあるのか!?
「それでは、今晩は君達の事を話してくれるというわけだが…」
お互い簡単な自己紹介した後、言峰璃正さんのその言葉でいよいよ本題に入る事になった。
さて、どうなる事やら。
結論から言うと、説明はあっさり終わった。
いくつかの質問はあったものの、ムーンセルとカルデアの事が予想外に簡単に受け入れられた。
アーチャーさん曰く
「向こうとしては、我らの言い分を信じるしか無いのだろう。
こちらにはサーヴァントが複数所属し、英雄王や神霊を退けるほどの戦力が揃っている。
下手な対応をすれば、カルデアチームに手を出した間桐の二の舞だろうからな」
との事だった。
こちらから「キャスター青髭の討伐は人命重視のため」「間桐邸での戦いとAUO戦はあくまでも正当防衛」であった事を強調した。
念のためロマンさんに藤丸君と間桐家当主のやり取りを流してもらい、向こうに確認してもらった。
あ、遠坂さんが頭抱えている。
さらにこちらから「大聖杯に異常の可能性あり。AUOなら何か知っているかも」という事を、幾つかの状況証拠を追加しながら説明した。
アイリスフィールさんが青ざめ、遠坂さんの顔色が真っ白になった。
最終的には「間桐邸での戦いを始めとした、両チームによる戦闘行動については不問」「両チームは明日の深夜に冬木市を去る」「大聖杯の調査が終わるまで、冬木聖杯戦争は一時中断。情報操作がされないように、調査には参加マスター全員が立ち会う」というあたりが落し所になった。
さらに伝達役兼見張りとして、明日の夜まで言峰綺礼神父が自分達に同行する事になった。
こうして会談は終わったが、藤丸君の提案により多少個人的な会話の時間が設けられた。
……あの子達の為だろうね。
彼女達以外にもいくつかの話があった。
case1ハクノと言峰綺礼
あれは、はくのんと神父か?
「ではその月の聖杯戦争の監督役が、私を模しているというのだな?」
「…その通り。
今の神父より10才ぐらい年上だと思うけど。
あと、雰囲気が若干違う。
月の神父は、どことなく余裕のような物があった」
「……余裕?
まさか、10年後の私は何か答えを得ているのか!?」
「…今の神父は何か悩みがあるのか。
ならば、コレを」
「………麻婆豆腐?
この器は泰山か?
だが泰山の麻婆豆腐より赤いが…」
「…食え」
「は?」
「…いいから食え」
「ま、待ってくれ」
「…ただひたすら食え」
「だから、少し待ってくれ!」
「…ごめん。レンゲが無かったね。
今、客人用を用意する」
「そうではない!
麻婆豆腐がいったい何だというのだ‼」
「…食えば分かる。
食わなければ分からない。
私は食って、1つの真理を得た」
「………真理…だと!?」
「…ちなみに私に麻婆豆腐を薦めたのは、月の神父だった。
ならば、これこそが彼が得た真理に違いない」
「……何…だと…」
「…さあ食べなさい。
月の神父が掴み、未来の貴方が掴むであろう真理が、其処にある」
「……わかった。
ではさっそく。
…………ぐっ!?」
「………」
「ガハッ!ぐっ!?」
「…どう?」
「……辛い。
とてつもなく辛い。
だが……」
「…だが?」
「今、私はたしかに満たされている。
身体に空いていた穴が埋っていくかのようだ。
そして、何よりもこの熱さ!」
「…その喉を、胃を焼く熱さ。
それこそが命の証」
「これが命の証。
私は…生きているのか?」
「…貴方は生きている。
たしかに、今ここに」
「……なんだ、こんなに簡単な事だったのか」
「…おめでとう神父、貴方の願いがここに叶った。
だが貴方はまだ真理を垣間見ただけだ。
ならば次はどうすればいいのか。
……分かるよね?」
「ああ!まずは調理師免許だな‼」
迷える神父を導くとは、さすがはくのん。
そして、おめでとう神父。
貴方は今、麻婆道への第一歩を踏み出した。
case2イリヤ&クロエとアイリスフィール
重い空気が流れる一画がある。
イリヤちゃん達とアイリスフィールさんの所だ。
…かなり複雑な事情らしいからなぁ。
「………」
「………」
「………」
《………あのイリヤさんクロエさん?
あまり時間も無いのですから、いつまでもにらめっこしているわけには…》
「……ふう。それもそうね。
はじめましてアイリスフィール。
わたしの名前はクロエ・フォン・アインツベルン。
イリヤの姉のような者よ」
「……は、はじめまして、アイリスフィール…さん。
わたしはイリヤスフィール・フォン・アインツベルンです…」
《説明すると長くなりますので、ルビーちゃんの事は今回は無視してください♪》
「…え、ええ。…はじめまして、私がアイリスフィール・フォン・アインツベルン。
こちらの世界の『イリヤスフィール・フォン・アインツベルン』の母親よ。
貴女達は双子…なの?」
「……周りには双子だとか親戚だとか、適当に言って誤魔化しているけどね。
アインツベルンの女である貴女には、本当の事を伝えておくわ。
わたしは、パパとママが封印した『イリヤスフィールの小聖杯としての機能と人格』、それが色々あって受肉した存在よ」
「『小聖杯』の封印、ですって!
そっちの世界の私達に何があったの?」
「……わたしも当時の事はそんなにはっきり覚えていないんだけどね。
わたし達のママは使命よりも娘を選び、パパは理想よりも家族を選んだ。
わたしが覚えているのは、それだけよ」
「……そん…な…。
切嗣が、理想を…捨て…た!?」
「……『そういう選択肢もあった』、これはただそれだけの話。
『小聖杯』としての力を封印されたイリヤは、普通の小学生として育てられた。
それが色々あって魔法少女をやる事になって、自分の出生なども知らされて、気がついたらカルデアで人理修復の手伝いをする事になっていたというわけ。
トラブルもあったし、苦労もしているけど、わたし達はそれなりに元気にやっているわ」
「…………」
「そんな辛そうな顔しないでちょうだい。
こちらの世界の貴女達が同じ選択をして、わたし達と同じ結果になるとは限らないのよ?」
《そうですね~
凛さん、若き遠坂家の当主が『アインツベルン』や『聖杯戦争』を知りませんでした。
分岐点はかなり昔になると思います。
ですけど、イリヤさんの御両親の選択も大きな分岐点であったのは間違いないでしょう》
「……切嗣…。
…私達は……」
「あ、あの!アイリスフィールさん!」
「……イリヤちゃん?」
「この戦いが終わったら、この世界のイリヤちゃんに顔を見せてあげて下さい!」
「……え?」
「わたし達のパパとママは、海外に行ったきりなかなか帰ってこないんです。
毎日は楽しいけど、やっぱりパパとママに会いたいなって思う時があるから…
だから、その…」
「…………っ!?」
《……あの、クロエさん?
ひょっとしてイリヤさん、アイリスフィールさんにクリティカルヒットなセリフを言ってしまったのでは?》
「……多分、こちらの世界のパパにも効果大でしょうね」
…今、泣き出してしまったアイリスフィールさんをイリヤちゃんとクロエちゃんが必死に慰めている。
何か声をかけるべきかと思ったが、何を言えばいいのか全く分からない。
…『家族の記憶』を持たない自分では、分からなくて当然か。
それにこの光景を見ると、自分が声をかけなくて正解なのかもしれない。
世界が違えど、久々の家族の再会なのだから。
そっとしておこう。
case3キシナミと遠坂時臣
「少しいいだろうか?」
そう言って自分に声をかけてきたのは、AUOのマスターこと遠坂時臣さん。
…その顔色は真っ白だった。
あの、大丈夫ですか?
「………正直、あまり大丈夫ではないな。
英雄王の件、聖杯の件、さらに壊滅した間桐の件。
考える事、やるべき事が山積みだ。
だが君達から聖杯についての情報提供が無ければ、事態はさらに悪化していた可能性もあった。
情報提供、本当に感謝する」
えーと、どういたしまして?
「それらの件とは別に君に聞きたい事がある。
月の聖杯戦争の勝利者であり、一時的とはいえ英雄王と契約していた君に」
なんでしょうか?
「……聖杯の状態など関係なしに、おそらく今回の聖杯戦争は中止する事になるだろう。
だが、聖杯は我が遠坂の悲願。
私が駄目でも、我が子孫が次の聖杯戦争に挑む事になるだろう。
…それでだ、出来たら彼らのために何か『聖杯戦争に関してのアドバイス』みたいなものが欲しいのだが…」
なるほど。
遠坂さんは既に『次』を見ているのか。
……うーむ、でも。
月と冬木だとルールがだいぶ違うみたいだしなぁ。
それにAUOとの契約ですが、契約締結までの段階に関しては遠坂さんの方が上だと思いますよ。
「む?それはどういう事かな?」
自分はAUOとは途中契約でしたが、その契約の時に令呪三画全てを捧げる事になりました。
『聞く機会』『語る光栄』『見る無礼』で各一画ずつです。
ちなみに月の聖杯戦争では、令呪を使い切ると失格扱いになります。
そして失格者に待っているのは『死』です。
月でAUOと契約するのは、文字通り命懸けでした。
ですので令呪を残した状態でAUOと契約できた遠坂さんは、本当に凄いと思いますよ。
「な、なんという事だ。
まさか、英雄王との契約がそれほどまでに危険だったとは……」
…そういえば遠坂さん。
AUOとの契約について、1つ気になった点があるのですが。
「なにかな?」
遠坂さんもご存知の通り、AUOと契約するのは非常に難しい。
その契約を維持するのも大変です。
ですが、彼は『王』だ。
『我がルールだ!フハハハハッ‼』な性格ですが、少なくともAUOは自身が定めた法は必ず守るはずなんですよ。
一度契約した以上、余程の事がない限り契約を破らないと思います。
それが、いくら自分達がいたからと言って、こんなにあっさりマスターである遠坂さんの令呪を奪うというのが不可解でして…
「………ふむ」
…………あの、遠坂さん。
ひょっとして、AUOに何か隠し事していませんか?
それも、かなりヤバイ事で。
「ッ‼」
あ、遠坂さんの顔色がさらに悪く…
これは当たりかな。
多分、それが原因でしょう。
遠坂さん自身に危害が無いという事は、AUOは『遠坂さんが何か隠し事をしている』というのには気づいていても、内容までは知らないかもですね。
隠し事の内容次第では殺されていた可能性も十分あったでしょうし。
あの恐るべき視野と知恵を持つAUO相手に、隠し事なんて無理ですよ。
とりあえず命があるだけラッキーだったと思わなければ………あれ?遠坂さん?
遠坂さん!?
………ダメだ。立ったまま気絶している。
もうアドバイスどころではないね、コレでは。
sideout
そうして、月と星見の魔術師達は冬木の魔術師達と別れた。
彼らの休暇も、最後の1日になった。
うーむ。やはり今話は難しかった。
AUO戦とかは『書きたかった話』だからスイスイいけましたが、今話は『展開上、書かなくてはならない話』だったので、物凄く難しかったです。
今話の補足
・で、何でこんなに遅くなった?
いくつか理由がありますが、大きなところだと『単純にリアルが忙しかった』『FGOのイベントで忙しかった』『最初はアイリや綺礼視点で書く予定だったのが、しっくりこなかった』というあたりです。
あとは、2017夏に追加されたイリヤの幕間でしょうか。
当作品ではFGOでのプリヤ組は、クロの痛覚共有の有無から、バゼット戦の前後と推定して書いていました。
ですが、幕間により子ギル戦が経験済だという事が明らかになりました。
この件に関しましては、『当作品は独自でいく』という事にします(後日、該当話の後書きに追記予定)
……ただね?こんな風に後だしで情報が追加されてくるのが怖くなったといいますか……
・おい!麻婆神父は大丈夫か!?
大丈夫です。
AUO愉悦講座が無くなった代わりに、ザビエル麻婆講座を受けただけですから。
・アルトリアは会談不参加?
サーヴァントなので、護衛役に徹していたという事で。
あと、その場にモーさんがいたので、気を引き締めていたというのもあります。
…無銘との会話ぐらいは入れてもよかったかな。
・Zero組は今後どうなる?
自分なりに『今作品の後はこうなるんじゃ?』という予想を、後書きの最後に書きましたので、そちらを御覧ください。
我ながら、無理のある内容だと思いますが(笑)
これも文章化できればいいんですが、今の私では難しかった(泣)
・また遅くなるのか?
次話は既に書き終わっています。
今月中に投稿予定です。
そこで今作品は一区切りになります。
Zero組のその後
・セイバー陣営
切嗣→『聖杯の異常=悲願が叶わない』『自身の違う選択の結果』により精神的にかなり追い詰められる。この後、イリヤ(この世界の方)を奪還するために動くかは、メンタルがどこまで回復するかにかかっている。
アイリ→だいたい切嗣と同じ。彼女の場合、自身の寿命という問題もある。
アルトリア→『聖杯問答』『自害せよディルムッド』が無く、バサスロット戦もかなりマシになった。そのため、彼女の願いは『ブリテンの救済』のままである。そして、彼女は自身の『鞘』に出会わない。ちなみにもし会合に積極的に参加していた場合、カルデアチームから『ブリテン救済=人理崩壊』の可能性を指摘されていた。
舞弥→何があっても、彼女は切嗣と共に。
アハト爺→大聖杯故障の原因が明らかになると猛抗議が来るけど、我関せず。大聖杯の修理は一応やってみる。
・アーチャー陣営
時臣→AUO関連と大聖杯の管理不十分により、プライド&評判がボロボロ。だが生き残った。
AUO→ザビーズが帰るまで引き籠り。その後は適当に現世を遊んでから消える予定。一応、大聖杯の故障についても軽く言っておくつもり。なおAUOの興味はザビーズに向いていたので、ヤング綺礼への愉悦講座やアルトリアへの求婚は発生していない。
葵→夫が生きている事に喜ぶ一方、桜の状態に愕然とする。この後、『妻』として動くか、『母』として動くかは不明。
凛→時臣の生存により、彼女の今後の成長に変化が。間違いなく『遠坂凛』は原作と違う人格になる。
・ランサー陣営
ケイネス先生→「所詮は田舎の魔術儀式か!」とメチャクチャ扱き下ろすも、大聖杯の調査に同行すると大興奮。多数の魔術礼装がオシャカになった事を差し引いても、お釣が来る成果を得る。あまりに上機嫌になり、ディルムッドとの確執やウェイバーとの問題を「どうでもいい」と済ますほど。
ディルムッド→ダメ元でアルトリアとの決着戦をケイネスにお願いしたら、令呪二画分の魔力だけなら構わないという返事が。セイバー陣営も快諾(切嗣は返事出来る状態ではないので、アイリが代理)し決戦。惜しくも敗れ去る。
ソラウ→目の前で初恋が終わる。その後どうなるかは未知数。
・ライダー陣営
征服王→受肉の願いが叶わない事にガッカリしつつも、とりあえず限界ギリギリまで現世を遊びつくす。ウェイバーには、原作とは違う形で影響を遺した。
ウェイバー→征服王からの影響が若干変化。時計塔に戻った後はケイネスからの報復に戦々恐々としていた。後日、直接会ったさいに「既に眼中に無い」事を知る。この少年が大成するかは本人次第。少なくとも、この世界では『2世』は誕生しない。
・キャスター陣営
青髭→邪ンヌの手でウェルダン。本人的には満足。
龍之介→ザビ子達によって簀巻きにされ、匿名で通報済。ブタ箱に行くが、青髭関係の事で精神鑑定に。
・アサシン陣営
ヤング綺礼→AUO愉悦講座を受けず、切嗣にも出会えず。代わりにザビ子によって1つの真理を得る。10年後、副業として中華料理屋を始める。
百貌→ザビ子が何気なくした「…イスラム教徒が神父の元で聖杯を求めるのって、本当に大丈夫?教祖様に怒られない?」という質問により、何人かの人格が発狂。首を出せ。
言峰璃正→突如中華料理の修行を始めた息子に困惑。「ひょっとして料理人になりたかったのか?聖職者を勧めたのは誤りだったのか?」と半年ほど悩む。最終的には「綺礼が楽しそうだから、まあいいか」で落ち着く。最近は海外から来た孫娘の成長が楽しみ。
とある少女→海外にいた綺礼の娘。綺礼としては、中華料理屋の将来的な労働力として連れてきた。ポルカミゼーリア。
・バーサーカー陣営
バサスロット→王と同僚、そして我が子に看取られて逝く。
雁夜おじさん→最期の力により桜を禅城邸に届け、本懐を遂げる。その後行方不明に。
桜→蟲によりボロボロになった状態で禅城邸前で見つかる。雁夜の願い通り、家族の元に帰れた。だが、果たして彼女は日常に帰れるだろうか。そして時臣が生きている以上、また養子に出される可能性もある。
蟲爺→自身の本当の望みを思い出す事なく逝く。
間桐鶴夜→カルデアチームとの戦いの時、たまたま外出していて難を逃れる。
臓硯の死をきっかけに魔術を完全に放棄。土地や資材を全て売り払い、冬木市を去る。当然、息子のワカメも一緒。
・その他
大聖杯→修理が終わるまで聖杯戦争は行わず。10年やそこらでは直せないという見解も。
冬木市→未遠川の血戦や大火災が無くなった。それどころか、一時期冬木に滞在していた『赤が似合う金髪少女』の豪遊により経済効果がエライ事に。原作よりも冬木市は栄える。
冬木ガス→エリちゃんの歌のせいで濡れ衣が。幸い死傷者はいない。ただしこの一件以降、冬木ガスが濡れ衣を着させられる事はない。
タイガー→ほとんど変わらず。切嗣に出会わず、弟分が出来ないぐらいか。
とある赤毛の少年→この世界の聖杯はイカれているが、汚染はされていない。つまり災害は起きず、少年は『運命』に出会わない。