ルーラー喚ぼうとしたら、なんか違うのが来たby聖杯   作:陣代高校用務員見習い

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本来ならば12日頃に投稿するつもりでした。
EXTELLA発売記念に間に合わせるために、急いで書きました。
ですので、かなりグダグタです。
いずれ修正するかもしれません。
ちなみにサブタイトルに『by聖杯』が付かないのは、前話のFGO組召喚で聖杯くんがコワレたからです。

そして改めて、赤茶ファンの皆様へ。
本当にごめんなさい。


無銘の罪状

sideキシナミ

 

よし、端末とテレビの接続は問題ないね。

さっき反応があったのはこの場所?

 

「我らが最初にいた洞窟だな?」

 

「…うん。でも、疑似コードキャスト『遠見』だと、洞窟の内部を直接は映像で見れないみたい」

 

「それは仕方がない。

この疑似コードキャストは、おそらく監視カメラや人工衛星などをハッキングして利用しているようだからな」

 

自分達はメイガスの魔術なんて使えないしね。

その代わり、魔術の反応や痕跡が残らないから、メイガス達にバレずに見る事できる。

ウィザードと違い、メイガスは機械は苦手らしいし。

とりあえず映像は洞窟の出口に固定、今はスキャンの結果を確認しよう。

 

「…反応は人間サイズが6、小動物サイズが1。

人間サイズでサーヴァントだと思われるのが5みたいだけど…」

 

どうかした、はくのん?

 

「…反応が少しおかしい」

 

「む、これは一体なんなのだ?

サーヴァントと人間の反応が入り交じっているようだが。

こちらも、どこか歪なような……」

 

「かなり特殊な生い立ちのサーヴァントがいるようだな。

おそらく、まっとうな英霊では無いのだろう」

 

それってナーサリーライムみたいな特殊な存在という事かな?

複数のサーヴァントを従えているみたいだけど?

 

「…私達みたいに、どこかから維持魔力が供給されているんだと思う」

 

つまり『そういう事』ができる個人か組織というわけだ。

警戒レベルを相当上げた方がいいみたいだな。

冬木聖杯戦争の参加者だと思うかい?

 

「…わからない。

サーヴァントを複数従えているから、正規の参加者じゃないと思う。

ひょっとしたら、私達みたいなイレギュラーかもしれない」

 

あらゆる可能性を考えておいた方がよさそうだね。

そろそろ洞窟から出てくるみたいだ。

全員気がついた事があったら、すぐに意見してくれ。

 

「…うん」

 

「うむ!」

 

「心得た」

 

 

 

 

 

ふむ1人目は……

 

「…盾?」

 

身を隠すほどの大きな盾だね。

さっきの『人間の反応がするサーヴァント』だ。

 

「なんとも地味な盾だな。

余なら全体を赤くして、縁を金で彩るところだ」

 

「盾に隠れてよく見えないが、背丈からすると少年か?もしくは女性だろう」

 

地味な盾を持った少年もしくは女性の英霊か。

…………うん、わからん。

 

「…マトリクスが足りない」

 

「まぁ性別はあまり気にしないほうがいい。

そこにいるセイバーやライダーの例もある」

 

…………そう言えばそうだった。

時々忘れそうになるけど、『皇帝ネロ』は歴史上は男性扱いだったね。

まったく、こんなに綺麗で可愛いくてスタイル抜群なネロが男なわけないだろ!

 

「そ、奏者よ!いきなり何を言うのだ。

余を褒めるのは良いが、不意討ちは卑怯だぞ‼」

 

「…アーチャー、これが『バカップル爆発しろ!』というやつ?」

 

「生暖かく見守ってやれマスター。……次が来たぞ」

 

 

 

 

 

2人目は………鎧騎士だね。

 

「…兜まで被っているから顔がわからない。

でも、さっきの盾のサーヴァントと背丈があまり変わらないから……」

 

うん、こちらも多分少年か女性だろう。

 

「かなり強力なジャミングがかかっている。

これはおそらく宝具だろうな」

 

となると、やっぱり怪しいのはあの『兜』かな。

『正体隠しの兜』を被った『騎士』か。

まさか?

 

「…もしかしたら、ガウェイン以上の強力なサーヴァントかもしれない」

 

「うむ。加えて本当に『あの騎士』ならば、常に叛逆の可能性があるはずだ。

それが従っているという事は……」

 

「それ相応の魔術師がマスターになっているという事だろうな」

 

 

 

 

 

3人目は、今度は間違いなく女性だ。

 

「ふむ、黒衣の少女騎士か。

甲冑というには露出が多いな。

手に持っているのは槍か?」

 

「いや、アレは旗のようだ。

しかし『旗を持った少女騎士』だと?」

 

真っ先に思い浮かぶのは、やはり『オルレアンの聖女』かな?

でも、雰囲気が違いすぎる。

なんか表情がヤサグレているし。

 

「…みんな気を付けて。

その黒衣のサーヴァントがさっきの話に出てきた『歪なサーヴァント』だよ」

 

え?それって………

ひょっとしてアルターエゴみたいに、『聖女』をベースに人工的に造られたサーヴァントという事か!?

 

「馬鹿な、そんな事が可能だというのか!?

それでは、こやつらのマスターは聖杯クラスの奇跡を行使できる事になるぞ!」

 

あくまでも可能性。

だけど本当にそうだとしたら、かなり危険な相手だ。

………もし敵対する事になったら、神話礼装の使用も考えておこう。

 

「…次の反応は人間と小動物」

 

「間違いなく彼女達のマスターと使い魔だろう。

どんな魔術師か見極める。気を抜くなよ!」

 

 

 

 

 

………………………………えーと?

 

「………海パンだな」

 

「………海パンだ」

 

「…海パン」

 

複数のサーヴァントを従えていて、サーヴァントを改造できるほどのマスターが海パン少年だった。

アーチャーさん、今「気を抜くなよ!」って言っていたけど、これはどういう事なんだろうか?

 

「むしろ、私が聞きたいぐらいだ!」

 

「…アーチャー、やっぱり私達も水着で行くべきなのかな?」

 

「やめたまえ!

夜の街をスクール水着で行くなんて、そんなふしだらなマネは絶対にさせないぞマスター‼」

 

「…大丈夫。アーチャーのために、ちゃんとニーハイは着けておくから」

 

アーチャーさん、あんたそういう趣味だったのか。

スク水ニーハイとは、なかなかやりますね。

 

「待て濡れ衣だ!事実無根だ‼」

 

「…でもアーチャーって『絶対領域』好きだよね?時々鷹の目で凝視していたし」

 

「そ、それは!?」

 

男はドスケベな生き物なんです。

別に恥ずかしがる事は無いんですよ?

 

「なんでさぁぁぁぁぁぁ‼」

 

しかし、そうなると自分達も水着出した方がいいのかな?

 

「奏者、それにはくのん。

余は出来ればあの水着は遠慮したいのだが………」

 

………そうだね。

アレは完全に『紐』だもんね。

 

「…その話詳しく」

 

次が出てきそうだから、また明日で。

ほら、アーチャーさんも頭抱えてないでコッチ来てください。

 

 

 

 

 

……もう何が出てきても驚かないと思っていたけど。

 

「…まさかの魔法少女」

 

ひょっとして、彼女達は警戒せずにスルーするのが正解だったのか?

 

「2人とも、マホウショウジョとは何なのだ?」

 

さすがの聖杯もそこまでは教えてくれなかったか。

簡単に言うと漫画やアニメに出てくるキャラクター達の事だよ。

10歳前後の少女達が『魔法』という名の謎エネルギーで、悪者を倒したりマジックアイテム集めたり。

 

「なかなか面白そうだ!

余もいつかやってみたいぞ、奏者よ‼」

 

うん、なんとなくセイバーは似合う気がする。

毎回違う衣装用意して、近くに撮影係を待機させておけば完璧だろう。

名前は『魔法皇帝マジカル★ネロ』とか?

もしくは『マトリクスキャプター★ネロ』でもいいかも。

 

「…アーチャー、この魔法少女が出てきた時凄い表情していたよね?

ひょっとして好みのタイプとか?」

 

え‼アーチャーさんは実はロリコ……

 

「違う!確かに可愛い少女だとは思うが、今度は絶対に違うぞ‼

……………正直なところ、自分でもよくわからない。

『俺』としては間違いなく面識が無いはずだ。

だが『私』としては何故か見覚えがある。

意味がわからん」

 

ちなみにどんな記憶ですか?

 

「……………聞かない方がいい。

ただ、この少女は見た目通りではないとだけ言っておこう」

 

アーチャーさんを青ざめさせるほどか。

最近の魔法少女って、結構物騒なんだね。

 

「…次のサーヴァントが最後」

 

 

 

 

 

……………………………………………えっ?

 

「なんと!」

 

「なんでさ」

 

「………………」

 

あのアーチャーさん、この少女は………

 

「いや、私は知らないぞ!

身に覚えは…………多分無いはずだ‼」

 

「絶対無いとは言い切れないのだな?」

 

「そ、それは!」

 

「…アーチャー?質問があるんだけど?」

 

はくのん、雰囲気は質問というよりも詰問、もしくはマジで拷問5秒前なんだけど。

 

「…この子はアーチャーの娘だよね?」

 

「そんなわけあるか!俺は生涯独身だったぞ!」

 

アーチャーさん、結婚しなくても、ヤる事ヤってたら子供は産まれるんですよ?

服装はかなり似ていますし、装備している双剣なんて全く同じです。

さすがに言い逃れできません。

正直に言って下さい、一晩だけの関係とかでヤっちゃったんでしょ?

 

「そういう甘い経験は生前いっさい無かったと、以前話しただろ!」

 

「…アーチャーは無自覚ジゴロタイプ。

実際はかなりの数の女性を引っかけているはず」

 

「産まれてきた我が子を認知しないなど、人間としては最低な行いだぞ!

この少女をよく見るがいい。

会った事も無い父親を想い、せめての繋がりとして格好だけでも真似ようとしているのだろう。

なかなかいじらしいではないか!」

 

「いやしかし、似ているのは格好だけだろう!?

それならいきなり娘とか考えず、妹とか考えなかったのか?」

 

妹ですか?

兄妹というには顔付きが違いすぎますよね。

そもそも人種が違うんじゃないかな?

顔付きなら、むしろさっきの魔法少女が瓜二つですが。

………………………………………………まさか!

 

「待て!本気で待て‼

何を想像したかだいたい予想つくが、そういう趣味は無い!断じて無い‼」

 

「しかしアーチャー、先程このマホウショウジョを『可愛い』と言っておったよな?」

 

以前「可愛い子なら、誰でも好きだよ。俺は」とか良い笑顔で言ってましたよね?

ひょっとして「見た目通りではない」って、ソッチの意味だったんですか?

たとえ合意でも犯罪ですよ!

 

「余も昔、美少年や美少女を侍らせておったが……さすがにこれはドン引きだぞ」

 

「頼む、俺の話を聞いてくれ!」

 

話を聞くも何も、ここまで証拠が揃っていては。

それに弁解するのは自分達ではないと思いますよ?

アーチャーさん気持ちは分かりますが、そろそろ後ろを振り向いた方がいいです。

 

「………いやだふりむきたくない」

 

あ、ガチ泣きしそう。

 

「ちなみに、今のはくのんの状態は………表情が完全に抜け落ちているな」

 

もともと表情は乏しかったけど、今は完全に『無』になっています。

右手の令呪は3画とも赤黒く発光しています。

実は自分もすぐに逃げ出したいぐらいです。

 

「…アーチャー?こっち向いて?」

 

「マ、マスター!頼む、落ち着いてくれ!」

 

「…いいから、こっち向いて?」

 

「マスター‼これは冤罪だ!」

 

「…早くこっち向け」

 

「………………ハイ」

 

今のはくのんなら、『ヴォーパルの剣』無しでジャバウォック倒せそうな気がする!

 

「…アーチャー?別に私は怒ってないよ?」

 

「………あ、あ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」

 

「…でもちょっとだけ、オハナシしようか?」

 

 

 

sideout

 

 

 

 

 

 

 

 

side海パン少年

 

ん?

 

「どうかしましたかマスターさん?」

 

ああイリヤちゃん。

いや、なんかエミヤの断末魔が聞こえたような気がしたんだけど。

でも気のせいだよね。

エミヤは今、カルデアで夜食作っている最中らしいし。

 

「先輩、洞窟出口付近の確認は終わりました。

………どうかなさいましたか?」

 

大丈夫、大したことじゃないよ。

今こちらには索敵能力の高いサーヴァントはいないから、慎重に行こう。

 

「はい!」

 

sideout




『プリヤ』の事を知らないザビーズがクロを見たら、多分こういう反応すると思います。
実際FGOでもクロの横にエミヤ(フレンド)並べておくと、親子に見えます。
直前のイリヤに対する反応のせいで、無銘が『魔法少女(小学生)を孕ませた挙げ句、生まれてきた子供を認知せずに捨てた超ゲス野郎』という扱いに。
こうして見ると酷すぎるな。
赤茶さん、本当ゴメン。
せめて事前にアイリさん見てれば、違う反応だったんですが。

EXTELLAプレイの影響で次話の投稿は遅くなると思います。
申し訳ございません。
次でザビーズとぐだ男(仮)が出会う予定です。
ぐだ男(仮)の名前はアニメの物を借りてくるつもりです。
………私自身、ネーミングセンスが無いので。
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