結構好きな原作なのに、全然ないので自分で書こうと思いました
まだ全く完結してないのに・・・・大丈夫だろうか?
一応、第一作目をメインとしているので、更新はだいぶ遅いです
楽しんでもらえたら、嬉しいです!!
グルメ界。八つの大陸にわかれる未知なる味の宝庫。常に群雄割拠のグルメ界において、各大陸の頂点『王』として君臨し、生態系のバランスを保つ存在。
その圧倒的な強さと小動物が持つ以上の
「「「「「「「「…………………」」」」」」」」
その日、その最強の王たち全員が、一斉に同じ方向を見た。確信があった訳ではい。今は確実に弱者。それでもその
エリア1の王『
エリア2の王『
エリア3の王『
エリア4の王『
エリア5の王『
エリア6の王『
エリア7の王『
エリア8の王「
彼ら王たちは、しばらくの間。人間界がある方角を見つめながら各々に思いをはせる。ある者達は警戒を、ある者はワクワクを、ある者はどうか争いにならない様にと。そしてまるで何かに備える様に一度だけ咆哮を上げ、王たちはいつも通りの日常へと戻っていった。
そしてもう一匹、その存在を感じた
王たちの反応から数年たち、場所は人間界のとある場所。
「ふい~やっぱり酒は上手いの~~」
満月を見ながら一人の老人が酒を飲んでいる。そこだけ見れば、いたって平凡な風景だが…周りが異常すぎる。老人の周りには、多くの猛獣たちが倒れている。だが、決して死んでいるのではなく、ノッキングされている。
老人の名前は、『ノッキングマスター・
「さて、セッちゃんからの頼み事も終わったし…そろそろ帰るとするかの」
自身のコンビである『
「なんじゃ?」
僅かに聞こえる音。その音は、決して自然の中で生まれる音ではなく、明らかに人為的に生まれた音。一瞬の思考。どうするべきかと考えるが…
「行ってみるか」
僅かに惹かれる興味と警戒をもって次郎は、音のする方へと歩を進める。別段、何を思って向かった訳ではないが、その当時を思い出して次郎はいう。曰く「あれは運命だったかもしれん」と。
音のする方へと進むほどに、その音はハッキリとしてくる。それは空を裂く音。それが徐々に大きくなってく。
「これは、鬼が出るか蛇がでるかじゃの…」
次郎自身、気が付いている。これは紛れもなく人の手によって起きている。問題は、その当事者が一体誰なのかという事。
そう想い、次郎はその場所にたどり着く。
「これは…」
次郎の目の前に広がるのは、満月を背にひたすらに拳を振るう少年とその姿を見守るように立つ一匹の狐の姿が映り込んだ。
次郎がその光景を目撃したのと同刻、人間界『グルメタウン』。満腹都市と呼ばれるその場所に一人の老婆が鼻歌を歌いながら歩いている。
「うふふ~。ジロちゃんの為に沢山食材も買ったし、早く帰ってこんかな~~」
この老婆こそ、世界料理人ランキング二位にして、世界に4人しかいない
自身の頼みを聞いてくれた次郎の為に、その疲れを労う料理を作らんと食材を購入し、自身の店である『
そんな中で…
「うん…あれは?」
視界に自身の店が見えたところで、その玄関付近に何かが映っている。小さいそれの正体は、節乃の視力をもってしても箱としか見えない。
より近づいて漸く、その正体に気が付く。
「赤ん坊…」
箱の中には一人の赤ん坊が眠っている。その存在に気が付いた節乃は、即座に赤ん坊の状態を確認する。軽い栄養不調に陥っているが、今ならまだ間に合う。
「待っておれよ」
即座、それこそ目で視認することが難しい速度、しかし抱え込む赤ん坊に全くの負担を掛けさせない。近くの机に赤ん坊を置き、厨房に入り、栄養満点の離乳食を調理する。
完成までにかかった時間は、僅か30秒弱。その速度と技術そして味は紛れもなく彼女がトップクラスの料理人であることを示している。
「それにしても一体誰がこんな
赤ん坊は離乳食を食べ、満腹になったのか安らかな呼吸と共にぐっすりと眠っている。ひと段落した節乃は、現状をどうするかと考える。
このまま見捨てるなど言語道断。しかし、自分は多忙な身であり世話を出来るとは思えない。出来ない訳ではないが、それでも疎かになるだろう。育てるとは、そんな軽い気持ちで行ってはいけないと思っている。
「やはりイチちゃんに任せるのが、一番じゃの」
思い浮かべるのは、優しく素朴な世界のトップの姿。彼ならば、きっとこの赤ん坊を喜んで引き受けてくれるだろう。考えてく中で、その案が一番だと決定づける。
「それじゃあ、早速イチちゃんに連絡するかの」
決めれば早く、早速連絡を入れようとするが…一瞬、本当に一瞬の事だった。
「なんじゃと…」
その
「求めておるのか…この子を」
その声の意味を察して節乃は、驚愕の表情で安らかに眠っている赤ん坊を見る。まだ料理の「り」の知らないような赤ん坊を食材たちは求めている。先ほどからささやく様な声が、多く節乃の耳には聞こえている。
もし仮に、この赤ん坊が偶然この場所に捨てられたのではなく、
「これは運命かの…」
優しく眠っている赤ん坊を抱きあげる節乃。既に任せるという考えはなくなっていた。
――――この子は自分が育てよう
安らかに眠る寝顔を見ながら節乃は決意する。この子の育ての親になることを。
そして節乃の決意を時を同じくして…
「あんた誰だ?」
もう一つの出会いがなされた。
如何でしたでしょうか?
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