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5-3 芳佳に自己紹介したのじゃ
「この手紙。借りても良いか?」
「はい。構いません。お父さんの手がかりになるなら」
芳佳の心配は博士の行方か
「美緒。その事を含めて技術部に調査するよう頼んで欲しいのじゃ。吾が頼むと博士の事が忘れられてしまうのじゃ」
「あー。技術部の連中か。結音様の事となると夢中になってしまうからな。了解した。早速行ってこよう」
「美緒。様はいらんと言ったじゃろう」
「あ、つい癖で。すまんな」
「あの坂本さん、結音様と言うのは?」
芳佳は気になった様じゃな
「吾の名は結音。海軍の小尉さんじゃ。前はストライカーの開発をしておった。博士との面識もある。芳佳の事も聞いておるぞ。吾と同い年の娘がおるとな。吾の事は結音で良いのじゃ」
「それじゃ、えっと、結音ちゃん?」
「おう。これまでそんな呼び方をした者はおらなかったのじゃ。構わないのじゃ」
「結音ちゃんってもしかして偉い人ですか?」
「むー、美緒、名誉所長と言うのは偉いのか?」
「名誉所長? そんな肩書きが?」
「いつの間にかそう呼ばれておったのじゃ。吾は偉そうにしておったつもりは無いのじゃがな」