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7-4 芳佳に物理の基礎を体感させたのじゃ
芳佳の訓練は次第に難易度を上げていった
「よし、次は急旋回じゃ。右90度バンク。引き起こしはグイッじゃ」
「はいっ!」
芳佳は右にロールして機体を引き起こした
「遅い! ロールはキュッとやるのじゃ。ネウロイは待ってくれぬのじゃ」
「はいっ!」
感覚的な表現ではあるが、初心者の芳佳には分かり易かった
幾つものマニューバを感覚的に芳佳は覚えていった
結音は感覚さえ掴めれば座学でも付いて行けるはずだと考えていた
芳佳のマニューバに付いて行きながら、結音は芳佳とパスの様な物を感じていた
「(魔力の流れ? 吾と芳佳が繋がる? こんな魔法は知らぬ。どうなっておるのじゃ? ……いかんいかん、今は芳佳に集中するのじゃ)」
飛びながら結音の講義は続く
「航空機もストライカーも飛ぶ為に必要なのはエネルギーじゃ。位置エネルギーと運動エネルギーの交換。それが飛ぶと言う事じゃ。運動エネルギーである推進力を位置エネルギーに変えて高度を取る。マニューバを繰り返せばエネルギーを失う。失ったエネルギーは容易には取り戻せぬ。じゃからエネルギーを失う様な飛び方をしては駄目なのじゃ」
「はいっ!」
「感覚的に行くぞ! 次は宙返りじゃ」
エネルギー保存則を体感させています
なんて贅沢
頭でっかちになるより、感覚を養おうと言う判断
いきなり乗って大丈夫な辺り、空間識能力は高そうです