ストライクウィッチーズ 天翔ける皇女   作:純菜

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9-2 芳佳に課題を届けるのじゃ

その日の午後

ティータイム

今日のデザートには結音はクレームブリュレをリクエストしておいた

リーネが作れると言ったのである

元々ガリアのお菓子だが名前は違うがブリタニアにも伝わっていたのである

ペリーヌが喜ぶかと思い、リクエストしたのだった

 

結音はティータイムになるとタマちゃんを呼び出し、一緒にデザートを取る様になった

リーネはタマちゃんの分も用意している

 

「おほー、おもしろいの」

 

タマちゃんはスプーンでザクザクと表面を割るのが楽しい様だ

表面が割れると焦がした砂糖とクリームの甘い香りがした

 

「うむうむ。うまいのう。リーネ、吾の嫁にならぬか?」

「ええっ!? 結音ちゃんそんなの無理だよ」

「うっ! 初めての告白なのにふられてしもうた」

「ええー!? 結音ちゃんそんな積もりじゃなくて……」

「ふふ、冗談じゃ。じゃが嫁に欲しい位なのは本当じゃぞ」

 

結音は楽しい時間を過ごした

ペリーヌも久しぶりに故郷の味に出会い嬉しそうであった

 

「ところで芳佳、ブリタニア語は学校で習ったのかの?」

「あ、はい。学校ではブリタニアとカールスラントの先生に習いました。オラーシャ語はカールスラント語と選択だったので取れなかったんです」

「そうか、吾は学校に行った事がないのでな、芳佳の学校がどんな様子か知りたかったのじゃ」

「結音ちゃんはどこで習ったの? 家庭教師?」

「うむ。大変だったのじゃ。開発に忙し過ぎてブリタニアでも扶桑語が通じると、勘違いしておったのじゃ。カールスラント制の設計図の文字が読めなくての。やっと気付いたのじゃ。後から大慌てで習っての。ブリタニア、カールスラント、ガリア、オラーシャの言葉を覚えたのじゃ。じゃがすまぬエイラ、スオムスにまで手か回らなかったのじゃ」

「良いサ、こっちでもスオムス語を知ってる奴は殆どいないからナ」

「扶桑で講師が見つからなかったのじゃ。いつかスオムスの言葉も教えて欲しいのじゃ」

 

結音の言葉にびっくりしたのか、目をパチクリした

 

 

「良いヨ。いつでも来ナ」

 

-----

 

数日後

結音はリビングでうなだれた芳佳を発見した

側にいた美緒に様子を聞いてみた

 

「美緒、芳佳に何かあったのか?」

「ああ、扶桑の学校から横須賀基地経由で連絡が来たんだ。今は軍属扱いで休学になっているんだが、さすがに勉強させない訳にはいかん。課題が出ているんだが扶桑から取り寄せるのに時間がかかる。どうしたものかと考えていたんだ」

 

それを聞いて前世でやっていた事を思い出した

購入した本をタブレットで読むため良くやっていたのだ

結音はスキャナを会社に置いて社員と使い回していたのだった

 

「課題は横須賀基地にあるのかの。ならば、全てスキャンして芳佳のスマホに転送すれば良いのじゃ。自炊と言う奴じゃな」

「じすい?」

「そうじゃ。そうすればすぐに芳佳は課題に取り掛かれるのじゃ。開発部の連中に自炊と言えば分かるのじゃ」

「そうか分かった、早速連絡してみよう」

 

開発部ではマニュアルや設計図等をデータ化するために、皆でスキャナを利用していた

おかげで扶桑ではペーパーレス化が進み、重い資料を持ち歩かずに、タブレットだけで済む様になっていた

特に整備班のタブレットは油汚れにも強い特製品である

 

美緒は扶桑に連絡するため通信室に向かった

一方、結音は芳佳に近付き声を掛けた

 

「芳佳、勉強が出来るのじゃ」

「あ、結音ちゃん。私、留年するみたい」

「全く、決まった訳ではなかろう。吾の話を聞いていたか、今美緒が連絡を取っておる、じきに芳佳に課題が届くじゃろう」

「どういう事? 結音ちゃん」

「今、課題をスキャンして貰う様に扶桑に連絡しておる。じきに芳佳のスマホに転送されるじゃろう。出来た課題は実家にでも送って、学校で見て貰えば良かろう。一般家庭にまでスマホが普及しておれば、もっと色々出来るのじゃがのう。さすがに軍の結音式を一般公開する訳にもいくまい」

「それじゃあ私、留年しなくて良いの?」

「ふふ、課題の出来次第じゃがの」

 

結音は芳佳を安心させるため、イタズラっぽく笑った

 

原作ではウィッチが勉強している様子は特に描かれていなかった

一番勉強しないといけない時期に、従軍している

これでは軍を辞めた時に、何も知らない、何も出来ない人間を世間に放り出す事になってしまう

戦時下だからでは言い訳できない

この世界はそれが反映されたのだろうかと、結音は考えていた

自炊システムを世界中に広めれば、従軍しながらも勉強できる環境が手に入るかもしれない

父様と相談しなければと結音は思った

 

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後日、課題に取り組む芳佳の姿があった

芳佳は勉強、訓練、式神修行、料理当番等、大忙しになってしまった

このままでは倒れてしまうと、美緒と相談して計画的に行動する様に指導するのだった

 




アニメで普通の学生だった芳佳がブリタニアで普通に会話してたので、そういえばと思った訳です
なので学校で習った事にしました
扶桑人は皆バイリンガルです
結音は危うく落ちこぼれる所でした
アニメなんだから別に良いじゃんといえばそれまでなんですけど

自炊
スマホがあるんだから、これ位はと導入しました
引退した後のウィッチが兵隊しかなれないのもどうかと思ったので
その後、ウィッチに資格試験を受けられる道が開けるようになります
手に職という奴ですね
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