ストライクウィッチーズ 天翔ける皇女   作:純菜

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9-3 吾にも固有魔法が? ……なのじゃ

夕食時、皆が揃っていたので、結音は前から気になっていた事を聞いてみた

 

「実は、前に芳佳とリーネにタンデムした時に魔力が流れる感じがしたのじゃが、そういう例はある物なのかの。プローブにリンクした感じに似ていたのじゃ。じゃが普通は人同士はリンクしない物じゃ。魔法に詳しい皆なら何か知っている事はないかと思ったのじゃ」

 

皆はそれを聞いて顔を見合わせた

そんな話は聞いた事がなかったからである

 

「残念ながら私の知っている限り聞いた事はないわ、芳佳さんとリーネさんは魔力を感じたの?」

 

ミーナは部隊長として最初に聞いてきた

 

「はい! なんだか力が湧いてくる感じでした」

「私もそうです。急に遠くが良く見えたんです」

 

芳佳はその時の事を思い出したのか、胸元で拳を握りながら勢い込んで言った

一方、リーネはなぜか頬を染めた

 

「遠くが見えた? 固有魔法が発動したの?」

「はい。そんな感じでした」

「……人の固有魔法を使う能力かしら?」

「でも力が湧くというのは?」

「……良く分からないわね。ただ何かの能力だとすると、結音さんの固有魔法かもしれないわね」

「固有魔法? 吾の?」

「ええ、魔力に目覚めた時、何か兆候はなかったかしら?」

「うーむ。吾は変なのか? 魔力に目覚めると言うのが分からぬ。魔法は使い魔がおれば使える様になるのではないのか?」

「いいえ。普通は魔力に目覚め、使い魔を得てウィッチになるのよ。今の話だと結音さんは目覚め無しに使い魔を得た事になるわ」

「吾は最初から規格外じゃったか? 使い魔が妖狐なのはそのせいか?」

「分からないわ。もしかすると皇族の血統であるせいかもしれないし」

「皇族の血……そういえばすずが初めて魔法使った時、使い魔はおらなかった。吾の時はタマちゃんを得てからじゃ。すずは修行もしておらぬのに魔法を使えた。皇族は生まれつき魔法が使える一族と言う事か? 後で父様に聞いてみよう」

「そうね、それがいいわ。でもそうすると、さっきの話は固有魔法の可能性が高いわね。でも貴女の能力に似た物を私は知らないわ。もしかしたら貴女だけの能力かもしれないわね」

「……吾だけの固有魔法。他のウィッチに魔力を通す……。芳佳、リーネ、手伝ってはくれまいか? 試してみたいのじゃ」

「何でも言って結音ちゃん」

「お手伝いします」

「二人ともありがとう。ミーナ、明日、飛行許可を出してほしいのじゃ」

「分かりました。但し危ない事はだめよ」

「分かっておるのじゃ」

「はーい、わたしもやるー」

 

急にルッキーニが目をキラキラさせて参加してきた

 

「にひひー、魔法が強くなるんでしょ。わたしもやってみたーい」

「お、そう言う事なら、私もやるかな」

 

シャーリーもニヤニヤしながら参加を表明してきた

 

「シャーリー、貴女まで……」

「良いじゃないか、私は速くなりたいんだ。魔力がアップすれば音速を越えられるかもしれないんだ!」

 

シャーリーは音速へのこだわりを見せる

 

「それは許可できないわ。貴方にもしもの事があったら……」

「ミーナ、シャーリーも許可して欲しい。吾は試したい。じゃがミーナの懸念も最もじゃ。シャーリー、今回は控えてくれぬか? 吾の魔法の確認がしたいのじゃ」

「しかたないなあ、分かったよ。今回は結音の言う通りにしてやるよ」

 

こうして、結音の固有魔法の確認をする事になった

 




固有魔法
魔力に目覚めた時、本人にはどの系統か分かると解釈してます
ただし、何になるか、どんな力なのかは、覚醒してみないと分かりません
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