いつもの家族通話の時間
今日も相手は織音と鈴音の二人であった
織音はいつものようにニコニコしている
そういえばねえ様の怒った所は見た事がないなと結音は思った
鈴音はいつにも増してハイテンションであった
「ねえ様聞きました! 固有魔法が分かったそうですね!」
「うむ。まあ偶然見つかったのじゃがな」
「支援系で良かったわ。攻撃系では心配でしかたないもの」
織音は少し暴走気味な妹の事を特に心配していた
ましてや501基地のある場所は最前線である
無茶をしないかと心配なのである
いざとなったら決して結音は躊躇わない事を、織音は良く知っていた
「それより、すずやねえ様にも固有魔法があるかもしれぬ。父様に文献を調べて貰っておるのじゃ」
「ええ。父様から聞きました。でも系統が分からないと修行のしようが無いのではないかしら」
「私もピンと来ないなぁ」
「伝説によれば、雲を呼び雨を降らせ龍神に乗る神子がおったらしいの。ウィッチの様に見えぬか?」
「それって昔話でしょう、ねえ様」
「伝説の中に真実があるとは思わぬか?」
「それはそうだけど……」
「古文書を沢山調べないといけないわね。随分時間が掛かるのではないかしら?」
「父様によると大学でそういった研究をしている者がおるそうじゃ。今、協力を仰いでおるらしい。まあ、全ての学説を鵜呑みにする訳にもいかぬがの」
「それで、皇族のご先祖様の中にウィッチが居るということ?」
「あるいは、強力なウィッチの家系が皇族になったか。吾は両方じゃと思うのじゃがな。強い力で支配する。ウィッチの力を精神的なより所にしたのかもしれぬ。皇族の姫のほとんどが魔力を持っておるじゃろう。陰陽寮との関係も深い。吾はこれが真実じゃと思うのじゃ」
そこで鈴音がずいっと身を乗り出して言った
「……そんな事より、私は自分の固有魔法を知りたいです。ねえ様はどうやったんですか?」
「ふむ。吾の場合は偶然、他の者に魔力を通して見つかったのじゃ。普通は魔力に目覚めた時に知るらしい。生まれつきに目覚めている者には参考にならぬのじゃ。色々な物に魔力を通してみると良いかもしれぬ」
「そっか、ねえ様、私やってみます」
「それなら、私もやってみなくてはね。でも、私は上がりが近いからあまり役には立てないかもしれないわ」
「そんな事はないわ、お姉様。お姉様が頑張ってるの、ちゃんと見てます。それに何が役に立つか分からないわ。やってみなくちゃ」
「うむ。その通りじゃ。試しにやってみて欲しいのじゃ。じゃがあまり無茶な事はして欲しくないのじゃがな」
「あら、それは貴女もよ、結音」
「むー。……努力はしてみるがの」
そんな結音の様子に姉妹は笑い合った
「それと、本家の姫達にも試して貰いたいのじゃ。可能性があるのなら増やすべきじゃろう?」
「そうね、父様にお願いしてみるわ」
「頼むのじゃ」
鈴音の固有魔法を募集します
カッコいいのをお願いしますw
本編にはほとんど出ませんがw
鈴音
魔力は扶桑でも五本の指に入る程
魔力と身長は既に結音を越えている
天才の姉と努力家の姉を見て育ったので、柔軟な発想を持つ頑張り屋
使い魔はオオタカ
魔力が大き過ぎてレシプロ機に乗れない体質
最初からジェットに乗ります