駄菓子屋にゲームが来たのん!   作:yoshinon

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新台が入ったのんの巻

夏海「姉ちゃんこっちこっち!」

小鞠「こっちってどっちよ!」

れんげ「宝箱はここなん!奇跡おこすん!」

ビシッと指を画面に突きつけるれんげ。

二人「画面が見えない!」

楓「フフッ」

 

着信音

 

楓「んー?ああ古物屋か」

ピッ

楓「もしもーし、この間はどうも。・・・ありがたいけど、うちじゃあ置けてあと一台だよ。

アウトラン?無理無理。あんなでかいの置くとこねえよ。いやー男の子もいないしさあ。

あ、いたか。とにかくさあ体感系は無理だよ。それより二人でいっぺんに遊べるやつとか

ないかなあ。いろいろある?いろいろってもなあ。1台に4本ゲームが入ってるやつもあんの。

へー。まあとにかく店しめたら見に行くから。ああ、よろしくー」

ピッ

 

夜、街のとある倉庫にスクーターが止まる。

 

楓「ちゃーっす。へー。もうここがゲーセンでいいんじゃねえの?こんな古いの誰もやらねえって?ははは。

ん?これが4本遊べるやつか。れんげが喜びそうなのは・・・」

 

次の日・・・。

 

れんげ「だがしやー!遊びに来たのーん!」

蛍「こんにちは」

楓「おー。今日は二人か?」

蛍「はい。先輩達は、うさぎ当番が終わったらすぐ来るって言ってました。ゲーム増えたんですね」

楓「いやー倉庫に入りきれないからもらってくれって、最近はさあ捨てるのにも金がいるんだよ」

蛍「はあ。大変なんですね」

楓「それより・・・」

手招きをして小声になる。

蛍「なんですか?」

楓「蛍は分かってんだろ?これめっちゃくちゃ古いの」

蛍「えっ、えっと」

楓「いいよ気ぃ使わなくて。まああいつらにとっては新品だからさ、なっ」

蛍「はあ・・・でも私もやったことなかったですし・・・こういうの・・・」

 

れんげ「二人で何話してるん?ゲーム新しいのあるんな!」

楓「おー。やってみな。一回サービスするから」

れんげ「さーびす?!なにたくらんでるん?!またうちをだまそうとしてるん?!」

楓「いや違うよ、温泉も地元の人は無料とかあるだろ、あれだよ」

れんげ「無料!ただなん?!うおおおおおおおおおおおおおおお」

楓「一回だぞ!一回!」

蛍「いいんですか?」

楓「ああ、蛍も好きなの遊んでいいぞ(まさかこんなに儲かるとは思ってなかったからな・・・)」

 

幕末浪漫第二幕 月華の剣士

マネーアイドルエクスチェンジャー

ラギ

トップハンター

 

れんげ「なんなん」

セレクトボタンでゲームを選択するがタイトルではよくわからない。

 

蛍「あっこれかわいいよ、れんちゃん」

絵柄のかわいいマネーアイドルエクスエチェンジャーに蛍が食いついた。

 

楓「頭使うパズルゲームだぞ。できるか?」

れんげ「お金のゲームなんな。」

楓「両替するゲームだよ。1円5枚で5円玉1枚、5円玉2枚で10円玉1枚、10円玉5枚で」

れんげ「50円。50円2枚で100円。100円5枚で500円。500円2枚で1000円。1000円10枚で1万円。1万円10枚で・・・」

楓「ああ、いや、1000円にすればいいんだ」

れんげ「うちこれやってみるん」

楓「じゃあ金入れるぞー」

れんげ「はじまったん。ほたるん、漢字読んでほしいのん」

蛍「いいよ」

チュートリアルを読み上げる蛍。

 

蛍「・・・わかった?れんちゃん、がんばって!」

開始数秒後。

れんげ「・・・おかしいのん」

蛍「どうしたの」

れんげ「今1円玉7枚あったから5円と1円2枚ないとおかしいのん。うちの1円どこに消えたん」

蛍「えっ、見えなかったけど・・・」

れんげ「ほら!見ましたかっ!今は10円8枚あったから50円1枚と10円3枚無いとおかしいのん!

このゲーム壊れてるのん!!」

れんげはゲームの途中で席を立ってしまった。

蛍「あっまだ途中だよ」

れんげ「もういいのん。こっちがおかしくなりそうなん。お菓子たべるん。だがしやー」

 

蛍「私は何をしようかな・・・。これは絵が綺麗。これにしよう。すいませーん」

幕末浪漫第二幕 月華の剣士

楓「ほら20円」

蛍「ありがとうございます」

楓「やった事あんの」

蛍「いえ、私は素材を集めてお薬を作ったりするのはやった事あるけど、こういう闘うのは初めてです」

 

蛍「(誰を使おうかな。あ、この人、ちっちゃくて先輩みたい。名前も私と同じだ)」

一条あかりを選択。チュートリアルを熟読。

 

蛍「えいっ!えいっ!あっ!あっ!えいえい!」

 

勝てました。

 

蛍「やったー!勝ちました!雰囲気いいですね。私このゲーム好きかも(先輩が私の名前エヘヘ)」

2面、斬鉄。

蛍「強そう・・・。えいっ!あっあ~!ひどい!先輩に何てことを!このっこのっ!ああ~

負けちゃいました。私もお菓子買おう」

 

外のベンチでは、れんげがおいしそうにラムネを食べていた。

蛍「れんちゃん、先輩達が来たら別のゲームしてみよっか」

れんげ「そうなんなー。なっつんは会社抜け出すゲーム好きなんなー」

蛍「そうだね。今日は最後まで行けるんじゃないかな。この前もあと少しだったもんね」

れんげ「どんな結末が待ってるのん。会社抜け出したらどうなるのん」

蛍「たぶん・・・首だね」

れんげ「・・・どうして人は破滅に向かって進むのん」

蛍「えっ?さあ、でも好きな人に会いたくなってどうしようもなくなる時ってあるんじゃないかな」

れんげ「それが恋なん?ほたるんは好きな人いるん?」

蛍「えっ?!えっ?!わわわたしはいないよ」

れんげ「ふーん」

 

 

つづく




越谷3兄姉妹が幕末浪漫第二幕 月華の剣士を掘り下げます。
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