駄菓子屋にゲームが来たのん!   作:yoshinon

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加筆しました。04/24 22:58


玄武の翁をれんちょんにもわかるように説明するの巻

楓「よしっ。実際やってみるか」

れんげ「わーいわーい」

 

居間から店へ移動して二人で筐体の前に座る。だがしやが40円入れる。

楓「れんげ。じいさん選んでみ」

れんげ「あーい」

楓「私は御名方でいいか」

 

楓「れんげ、Aボタン押してみ」

れんげ「竿で叩いたん!」

楓「次はBボタン」

れんげ「籠で叩いたん!」

楓「それは釣った魚を入れる、魚籠(びく)っていうんだ。次はCボタンな」

れんげ「蹴ったん」

 

楓「次、しゃがんでA、下段攻撃な」

れんげ「あっ2回叩きましたがっ!」

楓「次は・・・」

れんげ「しゃがんでBなんな。かごで顔を叩きましたっ」

楓「それはしゃがんでても上の方を攻撃するだろ。だから夏海がジャンプで襲い掛かってきた

時とかに咄嗟に出せるようになっとけ。叩き落とせる」

れんげ「なっつん叩き落とすん!」

 

いつのまにか仮想敵が夏海になっている。

 

楓「次・・・」

れんげ「座ってCなんな座って蹴ったん。普通なんな。これで終わりなん」

楓「いや、まだあるぞ。左とA押してみ」

れんげ「あいー。竿の持つとこで叩いたのん」

楓「リーチが短いからパンチみたいなもんだな。接近戦用だ」

タイムアップ。二本目、始め。

 

楓「まだあるぞ。さっきと逆で右とB押してみ」

れんげ「さおで叩いてるだけなん?」

楓「近くで出してみ」

れんげ「あっこれも2回叩いたん!」

楓「右とCだとどうなるかな?」

れんげ「あっだがしやが吹っ飛んだのん!」

 

楓「よし。次はれんげが飛びかかって攻撃してみ。右上でジャンプして相手の頭あたりを狙ってAボタン押して」

何度か空振りする。

れんげ「難しいのーん。あっ当たったのん。また2回叩いたん」

楓「そうそうそれでいい。次はジャンプとBな。さっきとはタイミングが違うぞ」

れんげ「全然当たらないのーん」

楓「さっきとタイミング違うって言ってるだろ。ジャンプの一番高いとこで出してみ」

れんげ「あいー。あっ当たったのん。難しいのん」

楓「この辺は何回もやって覚えるしかないな。次はジャンプ蹴りな」

れんげ「ジャンプとCボタンなんな。これも当たりにくいんなー」

楓「今度は相手の頭を狙ってからCボタンを押すといいよ」

れんげ「なるほどー」

タイムアップ。

れんげ「あっおにぎり食べてるのん!翁はおなかすいてたんなー」

 

 

楓「よし。次はダッシュとバックダッシュだ。後ろにレバーを二回素早く倒してみ。できるか?」

れんげはおもむろに右手でバシバシっとレバーを叩いた。翁がぴょん、と後ろに下がった。

れんげ「これでいいん?」

楓「まあ、しゃあないかな。できれば左手でできるといいんだけど」

れんげ「左手では無理なん・・・」

楓「じゃあ今度は前に二回、素早くだぞ。で、二回目は倒したままだと走るから」

れんげ「うち走りたいん!」

今度は左手でバシバシーと叩いた。翁が走る。

楓「握ったままは無理か。まあしゃーないな」

 

ちなみにれんげはかぶせ持ちである。だがしやはワイン持ち。

楓「間合いを詰めたり逃げたりする時に使え。あと右下C」

れんげ「右下C。あっ相手を転ばせたのん」

楓「と同時に右下B!」

れんげ「倒れてるとこをかごでぶったたきましたっ・・・!」

楓「それが追い打ちだ。情け無用!」

れんげ「情けは無用!」

タイムアップ。

れんげ「またおにぎり食べてるん。何個持ってるん?」

 

楓「最後は必殺技だ」

れんげ「おお・・・!グレートマンパンチなんな!」

楓「いや・・・違うけど・・・難しいからできるかどうか・・・」

れんげ「うちやるん!」

楓「じゃあ、下、右下、右とA押してみ。座ってからくるっと回して前を押す感じだ」

れんげ「座ってくるんとA。あっ!亀さん出たん!すごいのん!すごいのん!」

楓「うまいじゃないか。じゃあレバーは同じで今度はB押してみ」

れんげ「座って、くるんとB。あっ!今度は亀さん飛んで行ったん!次はCなんな」

楓「そうそう」

れんげ「座って、くるんとC。。。。すっぽん?が真上に飛んで戻ってきましたが?」

楓「それはな、すっぽんパワーで体力が回復するんだ。ただ問題があってな・・・」

れんげ「もんだい、ごくり・・・おなか壊すん?」

楓「いやそうじゃなくて、夏海が取ったら、夏海の体力が回復する」

れんげ「なんですとー!じゃあ出す意味ないん。うち絶対なっつんに取られるん。なっつんのこういう時の執念は恐ろしいん」

楓「そうだな。封印しとくか」

れんげ「しゃがんでくるんとCは使わないのん」

 

楓「次はもっと難しいぞ。右と、下と、右下を入れてAだ。コツは、前に歩きながら下右下を流れるように。そして右下で止める事。できるか?」

れんげ「うちやってみますん。歩きながら流れるように右下止めA!ああ亀さんが出たのん」

楓「それは下から右までくるんになってるな、右下意識してみ」

れんげ「んー右、下右下A!右、下右下A、あっ相手を釣り竿で釣りましたがっ・・・!」

楓「おーそれそれ!出るようになったか。どんどん使っていけ」

れんげ「さすが釣り師なんな。遠くから投げ飛ばせるんな」

楓「もっと遠くから投げるぞ。ちょっと離れて同じコマンドでBボタンおしてみ」

「れんげ「右、下右下B!」

なんどか失敗する。

れんげ「むずかしいのんな。あっ小さい亀さんが飛んで行ってかみついて倒したん!遠いのに便利なんな!」

楓「Cボタンで出せば画面の端からでも届くぞ。釣り糸ならではの必殺技だな」

れんげ「亀さんいなくならないのん?」

楓「亀さんは魚籠の中に何匹でも入ってるんだろうよ」

れんげ「ふーんすごいのんなー」

 

楓「じゃあ逆のコマンドもできるかな?これは難しいぞー」

れんげ「逆?逆ってなんなん」

楓「さっきは右、下、右下とボタンだったろ?それが今度は左、下、左下とボタン

になるんだ」

れんげ「なんか気持ち悪い感じがするんな」

楓「すぐ慣れるからやってみ」

なかなか出ない。

れんげ「んー思い通りに動かないのん」

 

何度かやってると、たまに出るようになる。

 

れんげ「あっ翁が消えたん!あっ出てきたん!」

楓「Aボタンの瞬間移動だ。相手を翻弄するぞ。それのBボタンはなかなか使えるぞ」

れんげ「左、下、左下、B!また翁が消えたんな。あっ今度は亀さんが攻撃してくれたん!」

楓「それ下段だからコンピューターによく当たるんだよ」

れんげ「Cボタンだとどうなるん?・・・上から降ってきたん!!」

楓「理想はその上からか、下からか、どこから出てくるか、で敵を翻弄するんだ。上かなと上ガードしてる相手に、Bの下段亀さん攻撃をくらわせたりさ」

れんげ「面白いのんな!」

 

楓「後はこれもコマンドが難しいんだが、右から下を通して左までくるりと回してAかB」

れんげ「やってみるん」

思ったより簡単に出た。

れんげ「亀さん入った駕籠もって大暴れするんな。Cを押したら・・・飛んでいったのん」

 

楓「まあそんなとこか・・・さて・・・」

れんげ「なんなん怖い顔してるん」

楓「れんげには最終必殺技を伝授する」

れんげ「・・・」

楓「まずは適当に攻撃してこい」

れんげ「?わかったん」

楓「よし、ストップストップ!今、画面左下の力が満タンになっただろ。」

れんげ「なりましたがっ!」

楓「そしたら最初の超・必殺技が使えるようになる」

れんげ「おお!!グレートマンビーム出すん!!」

楓「ビームは出ねえよ。レバーは難しいけど、相手の体力を一気に減らせるんだ。

まず右押して次に左から下を通って右までぐるんと回してABボタンを二個押すんだ」

 

れんげ「むずかしいのん」

楓「何度もやるんだ」

小パンチ、しゃがみBなどが暴発するが、ついに出た。

れんげ「竜巻が出たのん!!!」

楓「相手の近くじゃないと当たらないから、当てるのは難しいぞ。先に出しておいて

飛びこんでくるばかな夏海を竜巻に巻き込むという使い方もある。」

れんげ「なるほどー。はやくなっつんを空のかなたに舞い上がらせたいのんな。力のメーターが無くなってしまったんな」

楓「またためたら使えるよ。いつでも使えたら超・必殺技にならないだろ」

れんげ「グレートマンもいきなり必殺技を出すような無粋な真似はしないのん」

楓「そうだ」

 

楓「じゃあ今度は私の攻撃を抵抗しないでくらってくれ」

れんげ「なんなん?」

楓「追い込まれないと出ない潜在奥義というのがあるんだ」

れんげ「わかったん」

楓「画面上の体力の残りが少なくなって、ピカピカ光り始めたろ」

れんげ「ピンチなん!ピンチなん!」

楓「こうなれば、力のゲージがたまっていようがいまいが、さっきの竜巻は出し放題だ」

れんげ「出し放題!」

 

楓「よし急いで攻撃してこい」

れんげは言われるままにどんどん攻撃する。剣質ゲージがたまる。

楓「よし。ストップ」

れんげ「だがしやも超・必殺技出すん?」

楓「いや違うよ。体力がピカピカするぐらい減っていて、さらに力が満タンにたまっていると

潜在奥義というのが出せるんだ。レバーはさっきと同じだ。」

れんげ「前押して左から前までくるん?」

楓「そう。で押すボタンはBボタンだけでいい」

れんげ「さっきより簡単なんな」

ところが全く出ない。

れんげ「出ないんー!!」

楓「落ち着け。力抜け」

と、突然出た。

れんげ「ちっちゃい竜巻?」

楓「この後だよ」

どしーん!と大きなカメが相手を押しつぶして歩いていった。

れんげ「!!でっかい亀なん!!あんな亀見たことないん!!あれなんなん?!」

楓「あれは神話の生き物で玄武っていうんだ。玄武の翁、意味わかったか?」

れんげ「わかったん。あのかごにあんな大きなカメが入ってたん!(わかってない)」

 

楓「まあ大体こんなとこか、ガードキャンセルは・・・ま、いっか。よし。越谷家まで送ってやるよ」

れんげ「いいん、うち自転車なん。一人で帰れるん」

楓「そっか。じゃあまたな」

れんげ「ありがとう。この借りは必ず・・・」

楓「・・・どこで覚えるんだそういうの」

 

つづく




いよいよ対戦です。
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