蛍の部屋
蛍がパッケージを持って部屋に入ってきた。
蛍「パパの部屋から取ってきました」
小鞠「取ってこなくていいよ~」
夏海「待ってました!」
れんげ「早く早くなのーん!」
テーブルには買ってきた駄菓子がひろがっている。いつでも蛍に隠れられるように小鞠が蛍に
くっついて座り、夏海がコントローラーを握り、夏海の横でれんげが指示を出す。
れんげ「始めるのーん!」
ディスクが読み込まれる。ア、ア~!!ブシュー!バイオハザード!
小鞠「うう、目が怖いよ~。あ、怖くないけど」
れんげ「なんてかいてあるん!」
蛍「バイオハザードっていうゲームだよ」
れんげ「男の人と女の人選べるんな。なっつんどっちでいくん」
夏海「え、そりゃ女でしょ。うち女だし」
ゲームスタート。白黒のムービーが流れる。
れんげ「あ、だんごむしー」
小鞠「そこ?!見るのそこ?!人の顔じゃない?!これ人の顔だよね?!死んでるよね?!」
蛍「先輩、落ち着いてください。大丈夫ですから!」
銃を拾い上げるとちぎれた手首がついていた。
小鞠「ギャッ!!」
全員がビクッと小鞠の方を見る。
夏海「姉ちゃんびっくりしすぎ。姉ちゃんにビックリするから」
れんげ「うちもびっくりしたのん」
小鞠「・・・ごめんごめん・・・一回見たはずなんだけどなーハハハ・・・」
れんげ「それにしても凶暴な犬さんなんな」
蛍「わんちゃんもゾンビになってるんだよ」
れんげ「そうなんな」
夏海「これ、れんちょんにはグロすぎない?白黒でよかったよ」
蛍「れんちゃん大丈夫?」
れんげ「うち大丈夫なん。それよりこまちゃん大丈夫なん?」
小鞠「は、はあ?全然大丈夫だし(失神寸前」
れんげ「銃声なん!」
柱時計が秒を刻んでいる。
小鞠「その先、ゾンビいるんだよね!」
れんげ「あっ、なんで言うん?うちねたばれしてしまいましたがっ!」
蛍「この前はここでやめちゃったから」
れんげ「そうなん。全然進んでないん」
夏海「姉ちゃん泣いちゃってさあ」
小鞠「なな泣いてないって言ってるでしょ。ちょっとびっくりしただけ!」
ゾンビ登場。
夏海「どうする?」
れんげ「逃げるん。さっきの男の人に助けてもらうん!」
夏海「よっしゃ!逃げるぜ」
バリーがゾンビを倒し、ホールまで戻る。
夏海「この柱時計、意味深だなあ。あれ誰もいないじゃん」
青い扉へと進む。
れんげ「あっなんかあるん」
夏海「これ階段かな。押せるみたい。あ、地図はっけーん」
れんげ「家の地図あるなんてすごいんなー。学校より広いのん?」
蛍「たぶん、広いと思うよ」
ゾンビに足をつかまれた。
小鞠「ほらね!ね!危ないって言ったでしょ!」
夏海「だいじょーぶだって。これくらい」
れんげ「うちもなんとなく怪しいと思ってたん」
キーピックを使った。
れんげ「キーピックってなんなん?」
夏海「あれだろ?鍵あけるやつ」
れんげ「鍵とは違うん?」
蛍「鍵が無くても鍵をあけちゃう鍵だよ」
れんげ「なんだかわからないのん」
夏海「まあ進めるんだから進むぜ」
ガシャーン!
ゾンビ犬が窓を突き破って入ってきた。
れんげ「!逃げるん!なっつん!」
夏海「言われなくても!」
小鞠「・・・(失神」
蛍「先輩!大丈夫ですか?!」
小鞠「・・・」
鎧の鍵がかかっている。
れんげ「きーぴっく使わないん?」
夏海「ああ、なんかダメみたい」
れんげ「不思議なんなー」
夏海「後でこよう。先進むよ」
ショットガンを手に入れた。
夏海「怪しいな」
れんげ「あやしいのん!」
天井が降りてきた。ドアには鍵がかかっている。
れんげ「キーピック!キーピックなん!」
夏海「いや、あかない・・・どうすんだこれ?!」
バリーが助けに来た。
れんげ「またあのおじさんに助けてもらったんな。スーパーヒーローなんな!」
ゾンビ登場。
夏海「うち、やってやりますよ!あれ?さっきの武器は?」
蛍「あ、スタートボタンを押してください」
夏海「普通の銃でいいか」
蛍「それでR1を押しながら□を押してください」
夏海「よっしゃー!おらおらー!」
れんげ「なっつん強いん!」
薬を取った。四次元ボックスを開けた。
夏海「ベレッタのマガジン?マガジンてなんだ?」
蛍「たぶん、弾だと思います」
夏海「ナイフいらないから置いて弾取ろう」
れんげ「でも弾なくなったらナイフなかったらどうするん?」
夏海「拾えばいいんだよー。さっきの、なんだっけショットガン?みたいにさ」
れんげ「なるほど。さすがなっつん、ポジティブなんな」
蛍「れんちゃん難しい言葉知ってるよね・・・あ、夏海先輩、一回セーブしましょう」
夏海「そうだね」
一休み。
小鞠「はー。きつかった。お菓子食べよ」
夏海「うちも食べるー」
れんげ「うちも食べるん」
蛍「私も」
スナック菓子のサクサクとした音だけが部屋に響く。
つづく