わざとイライラさせる様な避け方をして30分が経った
セシリア・オルコットは自機の特殊兵装のブルーティアーズと言う名前のビット兵器も使って来たが、銃口が5つに増えた所で、私の機動について来れていない彼女には私へ被弾させる事は出来ていない
それにしても彼の専用機は、まだ届かないのだろうか?
墜とさない様に加減するのが少し飽きてきた
「何で当たりませんの!?いい加減当たりなさい!!」
コロネの遠吠えが聞こえたと同時にグルンと身体を捻り回転させレーザースナイパーライフル事、スターライトmk-3のレーザーを避け、次々と放たれるビットからのレーザーもクイックブーストで必要最小限の動きで躱して、私もツインビームライフルで適当にコロネを撃ったりしておく
「『この程度ですか?セシリア・オルコット。貴女には失望しました、もう期待しません』」
「くっ・・・言わせて置けば!!」
私の挑発が余程頭に来たのか、ビットの動きが粗末になり始める
チョロいな、このコロネ
そんなこんな時々コロネを挑発して数分が経ち私へ秘匿通信が入る
「ご苦労だったなスカリエッティ、先程 織斑の専用機が搬入され、今フィッティングをしている。もう終わらせても構わんぞ?」
「『了解、ターゲットの排除を開始します』」
織斑 千冬からの通信へ返答を返し、考える
ビットは多分スペアがある筈だが、壊さない方が次の試合への影響は少ないだろうから、ビットは壊さないでセシリア・オルコット本体を狙って行こう
「『それではセシリア・オルコット、そろそろ本気で貴女を墜としますね?』」
「何を言ってっっっ!?」
クイックブーストで小刻みにレーザーを避け、隙を突いてオーバーブーストで突撃し、コロネへブーストチャージを叩き込む
幾らシールドバリアが有っても装甲すらない腹部に膝蹴りを入れられたら怯む訳で、その隙を私が見逃す訳も無く左手でコロネの肩を掴み腹部へツインビームライフルの銃口を押し付けトリガーを引き続け、コロネのシールドエネルギーを食い潰す
「試合終了、勝者イチカ・スカリエッティ。ピットへ戻りメンテナンスを受けてください」
試合終了のブザーが鳴りアナウスが聞こえたので、私はセシリア・オルコットの肩を離してツインビームライフルを格納し
「『顔が青いですが、大丈夫ですか?』」
「だ、大丈夫、ですわ、うぅぷ・・・」
チャージブーストがクリティカルした様で、セシリア・オルコットはフラフラと自分のピットへ帰って行った
「『少しやり過ぎてしまった様ですが、まぁ丁度良いハンデでしょう。ルーキー相手には』」
ポツリ呟き私も自分のピットへ戻り少しの休憩を取る事にした
一瞬セシリアに淑女らしからぬ声を出して貰おうかとも思ったのですが、流石に可哀想なので止めましたw
全身装甲のACを一撃粉砕出来るブーストチャージですから幾らシールドバリアが有ってもシンドイでしょうねw
多分ピットでケロケロしてます←