素人でも有る程度は使える物となると、少し限られてしまうのは仕方ない
そう割り切って1つ展開して彼へ見せる
「色々と擦り合わせた結果、これがベストかな?と」
私が両手で抱えている物を見て彼は首を傾げる
「銃なのか?それ」
「はい、小さいですがシールドとブレードとハンドガンがセットになっています。シールドは無いよりマシ程度に考えて下さい、ハンドガンは牽制程度には役に立つと思いますが、あまり過信しない様にして下さい」
私は彼の左腕へGNソードⅠをポン付けしてあげながら説明をし
「あと本来の武装では無いので、エネルギー供給は出来ないので今充填されている50発分で撃ち切りになります。留意して下さい」
「分かった」
これはあくまで無いよりマシ程度でしかないのは彼も理解した様で、素直に頷く
「オルコットの準備が整った、織斑 行けるな?」
なんとかギリギリ間に合った様で良かった
「いつでも行けるぜ、千冬姉」
「織斑先生だ、馬鹿者」
そんな姉弟漫才を聞いていると今まで空気だった箒が意を決したのか口を開く
「勝って来い一夏!!」
「おう!!」
それだけ言い彼は出撃していった
「では箒さん、私は隣に戻りますね?」
「あ、あぁ」
鞄を回収しBピットへ入り、ザフィーラの簡易チェックをする
彼には悪いが別に勝敗に興味は無い
だが、彼なら何かやってくれそうな気がする
何故なら彼と私は同じの筈だからだ
「GNドライヴ正常、各部関節は異常無し、サイコフレームの欠損及び劣化、無し・・・ん?」
ザフィーラを纏い表情されるステータスをチェックしていると、何か頭の中がザワザワするのを感じ辺りを見渡すが、私以外の誰もピットには居ない
「・・・なんでしょう?この騒めきは・・・」
首を傾げつつステータスチェックを再開する事にし、出力チェックをする為にGNドライヴをアイドリングさせると、騒めきが更に大きくなった
「・・・共鳴?そんなまさか・・・まさか」
私は一旦ステータスチェックを中断し、GNドライヴによる粒子散布に集中する事にした
私の予感が的中していれば、イオリア・シュヘンベルグが提唱した変革は既に訪れている事になる
巻かれた種は芽吹き出しているのだろう
それを今、確認しよう
「見せて貰いましょう、貴方の素質を。その本質を」
彼がそうならば、恐らく織斑 千冬もそうなんだろう
なら、セシリア・オルコットはどうだろうか?
分からないが、試合を見れば分かるだろう
きっとドクターも喜んでくれる結果になる、そう願わずにはいられない
次は一夏視点を予定しています