私の意識の外で3人による舌戦が繰り広げられているが、気にせずに、ご飯を食べ続けていると
「あ、そうだ一夏。アンタ、クラス代表になったらしいじゃない。練習、見てあげるわよ?」
やや上から目線の鈴の言葉は まぁ性格的に仕方ないとして
「え、あー・・・」
何で君は私をチラチラ見てるんだ?織斑一夏
まぁ確かに私が練習メニューを考えていたりはするけども
「・・・そうですね、とりあえずクラス代表戦までは御遠慮願います。凰さん」
粗方食べ尽くし焙じ茶を飲んでから餡蜜に手を伸ばして鈴に言う
「ふ〜ん、まぁ良いわ。と言うかアンタよく食べるわね、フードファイターか何かなの?」
「いえ ただ単に燃費が悪いだけですよ?」
今更ながら凄い顔をしている鈴に答えると、歯軋りしそうな表情に変わったのは見なかった事にしよう
「・・・一夏、今日放課後空いてる?空いてるわよね?」
鈴は、コロッと表情が変わり少しモジモジとしながら彼に言う
「生憎だが放課後は私と特訓をする事になっているから放課後は埋まっている」
いきなり元気になった箒の言葉に軽く睨み
「じゃぁ、それが終わったら行くから。空けておいてね一夏」
言うが早いか鈴は自分が食べていた食器を持ち返事を聞かずに去っていった
「断れませんでしたね?織斑さん」
「待ってなきゃダメだよな・・・これ」
織斑一夏、君に幸あれ
そんなこんなでキング・クリムゾンして私は最早 簪の専用になり始めている整備室にいる
「では改めて、我々の申し出を受けて頂きありがとうございます。ドクターも最大限のサポートを約束してくれましたので御安心下さい」
「う、うん。ありがとう?」
軽く笑んでいうと簪は軽く動揺した様だった、何故だ?
「では機体構成の相談を始めましょう」
彼女の専用機、打鉄弐式は高機動型だった筈
なので基本構成は打鉄弐式をベースにする事が決まった
マルチロックオン機能と、それに順応するミサイルが必要となったので、色々と擦り合わせ方針を決めていく
「イチカ、私・・・姉さんに勝ちたい。勝って向き合いたい」
「そうですか、ならば私は最大限のサポートをしましょう。貴女が姉と向き合う為に、貴女が自分で選んだ道を歩める様に」
ニコっと簪に微笑むと
「なんかイチカって、お姉ちゃんみたい」
「一応、長女では有りますし。間違ってはいませんけど」
「そうなんだ」
簪って見た目も性格も大人しいから護ってあげたくなるタイプだからなぁ
そういえば妹達は元気だろうか?
ちゃんとご飯は食べているだろうか?
あとで電話してみよう、そうしよう
漸く簪の専用機開発が開始しましたね
来る決戦の時は近いですw