なんやかんやと無事・・・山田先生が躓いてコケそうになったり、やはり織斑一夏が授業に着いて行けていなかったり、織斑千冬が彼の心情を読んで 人間辞めろとか言ったりしたが、そう無事に2時間目の授業が終わりを告げ彼は軽くグッタリしている
「織斑さん、大丈夫ですか?」
今にも白目を剥いてしまいそうな彼を見て、流石に心配になり尋ねる
「お、おう・・・」
「あまり大丈夫そうでは無いですね、無理はせずにキツければ保健室へ行きましょう」
彼の生返事を聞き更に心配になり、そう言うと彼はユックリと頷き
「ありがとう、スカリエッティさん・・・」
やはり360度 全方位異性のIS学園は彼には、それこそ苦痛だろう
私の様に色々と受け入れる事も彼には難しい様だし
兎も角、彼の体調面と精神面を考えると、あまり無茶はさせず保健室等へ避難させる必要も有るだろう
正直、私的には彼がISの授業を全て受ける必要は無いと思っている
何故なら彼はIS関係を生業とする予定は元々無かったらからだ
私と違い、ISへ進んで触れていない
そこには覚悟も無いのだから
だが、彼が自分で道を決めたならば私に止める権利は無い
ただ私は仕事をこなすだけ、それだけだ
「構いませんよ、織斑さん。私の事は・・・そうですね、ウーノとでもお呼び下さい。イチカでは貴方が違和感有るでしょうし、スカリエッティでは長いですからね」
「分かった、ありがとう。ウーノ」
私との雑談で少しは気が紛れたのか、彼の顔色が少し良くなったので少しだけ安心していると
「ちょっと、よろしくて?」
「ふへ?」
金髪碧眼の髪がコロネしている如何にも、お嬢様な少女が唐突に私の背後からエンカウントして来たので、彼は間抜けな声を出してしまっている
「聞こえていますの?お返事は?」
「あ、あぁ・・・何か用か?」
高圧的な態度のコロネに彼が戸惑いながら答える
うん、君は悪く無いよ織斑一夏、寧ろ君は良くやっていると思うよ、うん
「まぁ、なんて酷い態度なのでしょう!?わたくし に話し掛けられるだけでも光栄な事なのですのに」
彼の態度と言葉に不満を感じたのか、コロネは 理解に苦しむセリフを吐くので
「・・・底が知れますね全く、織斑さん彼女の様な女尊男卑という下らない風潮に染まった変人を相手にする必要は有りません」
「お、おぉ・・・」
私が息を吐く様に自然に毒を吐いた事に彼は驚いたのか、曖昧に頷き、やはり私の言葉が気にくわないのか、私を睨み付けて来るコロネが
「何ですの貴女は!?今わたくし は彼に話し掛けているのですから、部外者は黙っていて下さい」
「貴女は私の話を聞いていなかったのですか?私は彼の護衛を賜った者です、貴女の様な人から彼を護るのも仕事の内かと。ではそろそろ口を閉じて自分の席におかえりなさい、正直・・・ウザいですから」
真っ向から毒を浴びせてやると、コロネの表情が怒りに歪むので、少し面白い
「こ、このイギリス代表候補生 セシリア・オルコットにウザいですって!?あ、貴女、自分が何を言っているか理解していますの!?」
にしても、このコロネは よく吠えるコロネだな
いい加減相手にするのも疲れてきたのだが、どうしよう?
スタンガンを当ててシメるか?
いや、流石にダメか?
はぁ・・・面倒だな・・・
イチカの根底の部分は一夏と同じでお人好しな所が有ります
好きでも嫌いでも恨んでも無いので、一夏の事は少し心配になってしまう程度には、お人好しです