鉄血のストラトス   作:ビーハイブ

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もうちょっとオサレなタイトルが良かったけど浮かびませんでした。




痛み

 

 それから一時間後。三人にとっては永遠に続くかと思われた改修作業が終わりを迎えると、部屋の中では多量の血を流している美少年と真っ赤に染まった左の眼球から血涙を流す銀髪の美少女。そしてそんな二人を見て半泣きになっている金髪の美少女という凄まじい光景が出来上がっていた。

 

「90%……限界値までよく耐えたな」

 

 絹糸のような銀髪を汗で顔に張り付かせたままバルバトスとナツの同調率の数値を確認したラウラはそう言うとモニターを閉じると同時に後ろに倒れ込んで目を瞑る。激痛と疲労のせいでぐったりとする姿には先程まであった強者が纏う威圧感は完全に鳴りを潜めており、顔半分を真っ赤に染める血涙がなければ運動を終えた年相応の少女のように見えるだろう。

 

「まだ……行ける……!」

「行けるか馬鹿……これ以上は理論上不可能の域だ。気合いや根性で何とかなるものでは……ない……」

 

 ラウラとは逆に激痛と負荷のせいでアドレナリンが大量分泌されたのか、一周回って意識が完全に覚醒していたナツは床に座ったまま続行の意思を示すが、彼女はそれをバッサリと切り捨てる。

 

「……ISと文字通り一体化できればわからんが……そんな事は実際には不可能。故にここが最高到達点だ……」

 

 起き上がって右眼だけを開けたラウラが語る。同調率90%とは厄災戦時代の記録から調べても十名も存在しないIS適正における最高ランクであるSに相当し、本来ならば選ばれた者しか到達できない究極の領域であると。

 

 そしてナツがそこに至れたのは三度の阿頼耶識施術に成功した事、汎用的な才能を捨ててバルバトス一機を使う事だけに絞って調整をした事、そしてそのバルバトスが最高峰のISであるガンダムフレームであった事。これら全ての要因が揃った上で死ぬような苦痛に耐えきったからであり、正直言ってこの時点でも奇跡に近い状態であり、後1%でも上げたなら脳が焼き切れて確実に死ぬと断言する。

 

「という訳で終わりだ。ついでに言えばもう私の眼が限界だ。しばらく使えん」

「その眼……!」

 

 そう言って振り返るラウラと目が合ったナツが驚愕の声を上げる。何故なら真っ赤に染まった左の眼球の中にある瞳から()()()()()()()()()からだ。

 

「正直ほぼ見えていないが大丈夫だろう」

「それ全然大丈夫じゃないよ?! すぐに治療しないと……! でもどうしたら……!」

 

 大した事ないという口調でとんでもない事を口にしながら、落ちていた眼帯を拾って付け直すラウラに半泣きだったシャルが血相を変えて詰め寄り尋ねる。重傷なのはわかっていたが視力を失う程だとは思わず、何とかしたいのにどうしていいかわからずに混乱する。

 

「安心しろ。この身体は治癒力も強化されているから数か月もすれば視力は戻る……はずだ」

「全然安心できないよっ!?」

 

 ラウラなりに安心させようとしたのだろうが、完全に戻る確証がなかったのだろう。思わず最後に呟いたたぶんという言葉のせいでシャルは余計に不安を掻き立てられてしまっていた。

 

「まぁ気にするな。こうなる事をわかってやったんだ。普段使っていない左眼一つでブルワーズが潰せるなら安い物だろう」

 

 こいつが負けたら無駄になるがな。とナツを見ながら二ヤリと笑いながらラウラが言葉を続ける。挑発しているようにも見えるが、彼女の言葉にはナツならば大丈夫だろうという無言の信頼も感じ取れた。

 

「さて。シャルは疲れたろう。見張りは私がするから寝てもいいぞ」

「いやナツとラウラさんの方が疲れていると思いますし、休んだ方がいいと思いますけど……」

 

 起き上がり猫のように身体を伸ばしながら休息を促すラウラにそう答える。この場で殆ど何もできなかったのは自身だけで、体力を消耗し、肉体的にもダメージを負った二人の方が優先的に休むべきだと思ったからである。

 

「ふむ……。気が付いてないか……なぁシャル」

「なんですか?」

「ここには私たちがいるから大丈夫だ……安心していいぞ」

 

 それを聞いたラウラは数秒の思案の後にシャルの名を呼ぶ。気が付いていないの意味が分からず首を傾げながら応じる彼女にそう伝える。

 

「あれ……?」

 

 その言葉を聞いたシャルの身体から突如力が抜け、座り込んでいた彼女は姿勢を崩す。慌てて起き上がろうとするが身体が鉛が付けられたように重く、うまく立ち上がれなかった。

 

「詳しくは聞いてないから知らんが大方誘拐されたか事故で不時着したかの民間人だろう? そんな実戦経験もない素人がこんな場所に放り込まれたなら心身が摩耗するのは明らかだ。今までは気力で持っていたようだがな」

 

 詳細はわからずともラウラはナツの態度と二人の会話、多少の汚れはあれど綺麗な肌や整えられた髪などからシャルがこの地に来たばかりだと察しており、加えて言えば先程の戦いで立ち回りと運用技術から素人である事も把握している。

 

 こんな無法地帯に民間人が放り込まれればその身に掛かる重圧がどれ程のものかなどラウラには想像に難くない。今まで平静を保てたのはナツという絶対的な強者が傍にいた事による安心感によって精神が極限状態に追い込まれなかったからだろう。

 

「そういう訳でシャルはしっかり寝て休め。私は目の痛みで冴えて眠れん」

「俺も付き合う。頭が木の棒で殴られた感じで寝れそうにない」

「殴られた事あるのか」

「血が止まらなくて死ぬかと思った……よっと」

「わひゃっ?!」

 

 バルバトスを待機状態に戻しつつ、世間話をするように強烈な体験談を話しながら起き上がったナツがシャルを持ち上げると彼女の口から可愛らしい悲鳴が漏れる。その持ち方は少女の憧れのお姫様抱っこ……ではなく荷物運びの際に片手がフリーになるので色々と便利な肩に担ぐという方法であった。

 

「とりあえず適当に寝れそうな場所連れてく」

「お前……荷物じゃないんだからその持ち方は無いだろう……」

「? こっちのが持ちやすいしドア開けやすいだろ?」

 

 ラウラが残念な物を見る目でナツを見ながら、できたらお姫様抱っこが良かったと思うシャルの気持ちを代弁する。だがナツに乙女心などわかるはずはなく、結局そのままの方法でシャルを比較的綺麗な民家のベッドへ運んでいったのであった。

 

 

――――――

 

 

 ベッドに入った事で緊張の糸が完全に切れたのか、すぐに眠りに付いたシャルを見届けたナツは、なるべく音を立てないように気を使いながら家から出る。

 

「寝たか」

「あぁ」

 

 外に出ると家のすぐ傍で待っていたラウラにそう尋ねられたナツはその問いに短く答え、そのまま家の壁を背もたれにして座り込むとラウラもナツの左隣へ同じように座る。

 

「さてそちらの事情を聞いてもいいか?」

「……」

「そう警戒するな。もしかしたらお前達の力になれるかもしれん」

 

 いきなりそのような事を聞いてくる意図が掴めずに警戒するナツにラウラが苦笑しながら理由を話す。

 

「助けようとする理由がわからない」

「人を助けるのに理由などいらんだろう」

 

 あっさりと何の躊躇いもなくそう答えたラウラはだから話せと続きを促してくる。それが彼女の本心であり、打算も悪意も無い事をナツは理解していたが、手離しに頼ってもよいのか迷っていた。

 

「難しく考えずに話すだけ話してみろ。私が役に立つとは限らんしな。無理なら無理と言った上で内容は私の中で留めておいてやる」

「……わかった」

 

 そう言われたことで決心が付いたナツがシャルから聞いた事とデュノア社から襲撃を受けた事を話す。とはいえ世情を知らない為、企業の規模や立ち位置がわかっていないナツはシャルが親戚に命を狙われていて父親に会いに行こうとしているという表面的な事情しかわかっておらず、事態の複雑さと深刻さを理解していなかった。

 

「ふむ……」

 

 だが世情を知り、その立ち位置や自らの属する組織との関わりを理解しているラウラにはそのような簡単な話ではなかった。

 

「確かめたいことがある。襲撃者から奪ったリアクターを一つ貸してくれ」

「ん」

 

 深刻な表情に変わったラウラにそう頼まれたナツは躊躇なく取り出したコアをラウラに手渡す。受け取ったラウラは礼を言うと再びIS整備補助装具を右手に展開して掌を左手に持ったリアクターに掲げ、空中に投影されたディスプレイに書かれたデータを読む。

 

「……襲ってきたISはグレイズで間違いないか?」

「あぁ」

「そうか」

 

 それを聞いたラウラは上を見上げる。つられて上を見上げたナツは自身にとっては見慣れた、ラウラにとっては初めて見る満点の星空が視界に入る。

 

「どうやらデュノア社はギャラルホルンに喧嘩を売ったようだな」

 

 しばらく空を眺めていたラウラがポツリと呟く。その声に反応したナツが彼女へと視線を戻すと、氷のように冷たい瞳で空を見つめているラウラの姿が目に入る。

 

「あぁシャルと恐らくデュノア社長は被害者だ。二人に害を加えるつもりはないよ」

 

 ナツの視線に気が付いて視線を戻しながらそう言うラウラの瞳からは先程見た冷たさは消え、穏やかな物へと戻っていた。

 

「結論から言うが君達に協力したい。お前の安全の保障はできないが、彼女の身の安全は保障しよう」

「俺の安全とかどうでもいいけど理由は? 喧嘩売られたってヤツ?」

「まぁそうだな。勿論シャルがデュノア社長令嬢である事も理由の一つだが、一番はそちらだな」

 

 自らの命をどうでも良いと切り捨てて真意を訪ねるナツにラウラは頷き、そう答える。

 

「まずそのリアクターだがギャラルホルンのグレイズの物ではない」

「その前にギャラルホルンってのもそうだけどセブンスターズとかオルコットってのは何?」

「あぁ、まずはそこからか……すまない。確かに通常の教育を受けていなければわからない事だな」

 

 ナツの疑問を聞いたラウラはこれまでのナツの反応から彼に基本的な知識が不足している可能性に至っていながら説明していなかった事を思い出し、謝罪と共にこの世界の情勢を語り始めた。

 

 

――――ギャラルホルン

 

 

 厄祭戦終結後に結成されたアーブラウ、SAU(STRATEGIC ALLIANCE UNION)、アフリカンユニオン、オセアニア連邦と呼ばれる四大経済圏の平和を守る為に作られた治安維持組織である。

 

 近年までは厄祭戦時代のISをレストアした物を使っていたが、十年前に後期型エイハブリアクターが開発された際にその技術を独占し、第一世代型ISと呼ばれる兵器としてのISの完成を目指して作られたゲイレールを大量に製造して急速に勢力を拡大した。

 

 現在ではゲイレールをベースに後付装備による戦闘に多様化を目指して開発された第二世代型ISグレイズを主戦力とし、一部の優れた操縦者の為に作られたカスタム機であるシュヴァルベ・グレイズや、次世代機として試験開発されている特殊装備を搭載した第三世代型ISを製造するなど常に最新技術を作り出している。

 

「そのギャラルホルンを総べる七つの名門がセブンスターズだ。オルコット家、更識家、凰家、ファイルス家、コーリング家、ミューゼル家。そして十年前にリアクターの再製造に成功した事で復権した篠ノ之家によって構成されている」

 

 

――――ラウラの所属するシュバルツェア・ハーゼを直属部隊とし、組織内部の腐敗是正とヒューマンデブリ問題の解決を担うオルコット家。

 

――――不穏分子の鎮圧や危険人物の捕縛などを執り行う更識家。

 

――――テイワズと呼ばれる複合企業体を有し、ギャラルホルンの財政を支える凰家。

 

――――次世代型ISの開発指揮を主導し、現在は当主自らが試験操縦者を積極的に努めているファイルス家。

 

――――武の象徴として君臨し、現当主がギャラルホルンのエリート部隊アリアンロッドのトップを務めるコーリング家。

 

――――過去の研究を調査し、得られた技術を使って生体治療の発展に貢献しているミューゼル家。

 

――――そして他のセブンスターズと異なり家ではなく希代の天才と呼ばれる篠ノ之束一人の手で後期型リアクターの製造を執り行っている篠ノ之家。

 

 元々は象徴的意味合いが強かったセブンスターズだったが、急速に力を付けたギャラルホルンの暴走を抑える為に現在はそれぞれの家が役割を与えられ組織の運営がなされていた。

 

「それがギャラルホルンとセブンスターズだ。大雑把な解説だが理解できたか?」

「これで大雑把なんだ。まぁだいたいは」

「よし。それでは話を戻すが、ギャラルホルンが製造したリアクターは組織を支援している企業や研究所に貸し出された物も含めてナンバーが振られて管理されている。このリアクターも同じだ」

 

 左手に持ったリアクターを掌の上で転がしながらそう語るラウラの言葉を聞いたナツは先程彼女が言っていた「ギャラルホルンのグレイズの物ではない」という意味を理解する。

 

「そのリアクターは貸し出されたリアクターだって事か?」

「正解だ。ついでに言えば一部を除いてギャラルホルン以外の組織がグレイズ系のISを製造する事を認めていない。絶対的な拘束力は無いとはいえグレイズを使って悪事を行い、ギャラルホルンの名声を穢す連中が出てくる事。例えばギャラルホルンが市街地を襲撃したと言った悪評が出る事を防ぐためにな」

「喧嘩を売ったってそういう……なんでまたそんなややこしくなる事を……」

 

 これまでの出来事とラウラの話を合わせればシャルの命を狙った彼女の叔父がギャラルホルンの命令に反して製造もしくは偽装したグレイズを使って襲撃を行ったという事はナツであっても推測するに難くない。だがわざわざ巨大な組織を敵に回すような真似をした理由までは見当がつかなかった。

 

「何か考えがあったのか、何も考えていなかったのか。それは私にもわからん。だがグレイズが市街地を襲撃したという事実が作られたのは変わりない」

 

 ナツの疑問をわからないとあっさりと流す。ラウラにとって重要なのは理由ではなく結果。理由などは後で調べれば良いと考えている彼女にはそこまで重要な事柄ではなかったようだ。

 

「まぁあれだ。普通売られた喧嘩は倍額で買う物だろう? その流れでシャルも助ける事になるという事だ。素直に助けられてくれた方がこちらも色々助かる」

「成程。そういう事なら協力してもらおうかな」

 

 色々と説明が面倒になってきたラウラがリアクターをナツに返しながら凄まじく大雑把に話を纏めようとザックリと本音を吐くとナツはそれもそうだと頷く。シャルが起きていたならばおかしいと突っ込みを入れていただろうが、あいにく彼女は深い眠りの中にいて二人の会話は一切聞こえていない。

 

 双方揃って壁があれば乗り越えずに粉砕して前に進むタイプであるので、出会ってから過ごした時間は短いがすでにお互いの性格は理解している。

 

 ラウラはナツの場合長々と理屈を語るよりストレートに頼んだ方が納得するだろうし、ナツもラウラにこちらを騙す意図がなく、説明を省いたのも単純にめんどくさくなったんだろうなと気が付いており、同時に立ち位置が逆なら同じ事をしていた自信もあった。

 

 それでお互いに良く今まで戦場で生きてこれたと思うが、ナツの場合はラウラと会うまで話し合いが成立する相手と出会ったことがなかった為、暴力での解決が最良の選択であり、ラウラの場合は彼女が自身には勿体無いと思っている素晴らしい部下が支えてくれていたので、致命的な事態に出会わなかっただけである。

 

「ところで先に寝る? 俺はまだ平気だし先に寝ていいよ?」

「そうだな。痛みも引いたし好意に甘えさせてもらうよ……その前に一つ聞きたい事があるんだがいいか?」

「なに?」

 

 起き上がり背伸びしながら思い出したのでついでに聞いておこうといった具合で問いかけてくるラウラに僅かに違和感を感じたが、気付かない振りをしながら質問を待つ。

 

「織斑千冬という名前に覚えはあるか?」

 

 そう言って振り返ったラウラはどこか探るような目でナツを見つめる。

 

「? いや、知らないけど?」

 

 だが、その名に全く覚えがなかったナツは素直にそう答える。

 

「……すまんな。変なことを聞いた」

 

 そのまましばらくナツを見つめていたラウラだったがナツが本当に知らないのだとわかったのか、素直に頭を下げながら謝罪する。

 

「お前を捕らえるようにギャラルホルンに依頼してきた者と顔立ちが似ているような気がしてな。だから尋ねさせてもらった」

「ふーん……」

 

 常にDDから狙われ、流れで喧嘩を売った者達から狙われる事もあるナツには一人増えたくらいでは大した事はなくあまり関心を抱かなかった。

 

「では寝るよ。三時間で起きる」

 

 睡眠時間を調整できるのだろう。ラウラは起こしてくれではなく、起きると伝えてシャルの眠る家の中に入っていった。

 

「オリムラチフユ……か」

 

 ラウラが家に入ってしばらくした後、暇を持て余していたナツは先程聞いた名前を何の気なしに呟く。すると先程聞いた時には感じなかった物をナツは感じた。

 

 それは喜びでも悲しみでも怒りでも恐怖でもなく絶望。本当に微かに、意識しなければ感じない程微かな物であったが、信じていた者に裏切られた時に感じるあの耐えがたい苦痛に似ていた。

 

 だが同時にその感覚を抱いた事にナツは戸惑う。何故ならば記憶を失って目覚めてから自身は誰かに裏切られた事などなかったからだ。なのに何故その苦しみを知っているのか。

 

「ちっ……!」

 

 そこまで考えた瞬間、記憶を思い出そうとした時に襲ってくるあの耐えがたい頭痛と不快感を感じたナツは反射的に地面を拳で力強く殴る。皮膚が裂けて血が滲み、無視できなくはないがジンジンと感じる痛みに意識を向ける事で胸に抱いた嫌な気持ちを誤魔化す事が出来た。

 

 その後は聞いた名を記憶の片隅に追いやり一時的に忘れる事で暇な時間を過ごし、きっちり三時間で起きて来たラウラと交代で家に入り、シャルが眠るベッドを背もたれにして眼を閉じる。

 

 強い不快感を感じたせいか、傍に誰かいる事が久々な為か、それとも外に最強の見張りがいる安心感か。どれが理由なのか全てのおかげかはわからないが本当に久々に安心して眠りに付く事ができた。

 




ようやくセブンスターズとギャラルホルンの事書けました。正直これを知らない体で文章書いていくのは大変だったので早く解説させたかったのですが、いいタイミングが掴めず、今回ゴリ押しでねじ込んだ感があります。

今後は後書きで本編中でもいずれ語らせたい妄想鉄血IS設定を書いていこうと思います。

『ガンダムフレーム』

厄祭戦末期にエイハブリアクターとISを作り出した初代篠ノ之博士が戦いを終える為に開発したエイハブリアクター二基を搭載した特殊なIS。

並列稼働させた事で従来のリアクターよりも高出力になり、それと共に粒子の高密度化という現象が発生している。

従来のリアクターよりも高密度で発生するエイハブ粒子を纏った装備はシールドエネルギーを中和し消滅させる事が可能である為、絶対防御を無視して操縦者を撃破する事が可能となる。

ただし同出力を誇る相手、すなわちガンダムフレームが相手の場合は粒子が相殺され攻撃力と貫通力が大幅に減少する。

高密度粒子は操縦者側が出力を調整する事が可能であり、通常のISレベルまで低下させれば絶対防御の貫通能力を無効化する事もできる。

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