To Be Continued?   作:葵_

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と、いうわけで(どういうわけだ?)第二話です。
先のをプロローグとするなら第一話です。
何処まで原作と差異を作れるかが課題だと思ってます←
伝説になる(のが嘘)らしいチートオリ主さんとか、某魔王三郎さんとか、すごいよね!
オリジナルゲーム作れる人が今の憧れ。
葵くんみたいにリリちゃんもふもふとか、ジト目燿ちゃんマジ天使とかできるわけでも無い自分が何処まで頑張れるか...
自分ができないことは他の方の作品に期待して、自分は自分でしか出来ない展開を考えなければならぬ。
というわけで、本編どうぞ!


02 2度目の異世界と再びの落下

空中4000mからの急降下。

いきなり空へと放り出された3人は自分が何をするべきかを一瞬で判断した。

それは、誰かを助けることではなく、自分の面倒を自分で見ること。

十六夜はもちろん、飛鳥も魔王とのゲームを経験していくうちに様々なギフトを手にし、この程度の落下からのエスケープなら訳もない。

耀に至っては言うまでもないだろう。鷲獅子と光翼馬のギフトを顕現させるも、傍から見たら何をしたのかよくわからないレベルにまで生命の目録の扱いが上手くなっている。

 

耀と飛鳥は無事に空中から脱出したものの十六夜は未だに空中で紐なしバンジー、あるいはパラシュートなしのスカイダイビングを楽しんでいる。

 

「....ハッ!!.....しゃらくせぇ!!」

 

本来そこにあった衝撃緩和用の水膜のようなものを蹴破った。

そしてそのまま一回転し、足から思いっきり地面に激突した。

高度4000mからの自由落下。その力を足裏に込めた為に総重量は計り知れない。

十六夜が足を付いた付近にあった水は衝撃で吹き飛び、地面はヒビ割れ軽く地形が変化している。

結果、十六夜が立っているところだけ、水が流れ込んでこないようになってしまっていた。

 

「ちょっと!いきなり空に放り出すってどういうつもり!?」

「右に同じだクソッタレ!俺じゃなかったら死んでるぞ」

「.....なら水膜を破壊しなければ良かったのに...」

「ヤハハ...せっかくまた来たんだから、初っ端から楽しまなきゃ損だろ?」

 

楽しそうに笑って川の中央から岸までジャンプする。

 

「全く、十六夜くんは変わらないわね」

「っはは。飛鳥が言えた口かよ。その、なんとなく上から目線なところとか全く変わってねえじゃねえか」

「十六夜には言われたくないと思う。その破天荒ぶりは相変わらず」

 

ヤハハと、十六夜は笑いを零した。

その後も暫く、誰のどこが変わっただの、どこは変わらないだのと話を続けた。

 

「....なあ、二人共。何か変だと思わないか?」

 

最初に言いだしたのは十六夜だった。

彼らがした約束とは『コミュニティの危機に駆けつける』というもの。

こうして呼び出された以上は何かしらのピンチに陥っているはずである。

にも関わらず、誰も使いによこさない。十六夜にとって、これはかなり不自然に感じることだった。

 

「私も思った。....なんとなくだけど」

「そうね。この状況で誰も迎に来ないというのはおかしいわ」

 

ふむ、と今ある情報だけで今がどんな状況なのかを考察してみる。

 ・コミュのピンチに駆けつけるという約束をしていて、駆けつけたのにも関わらず、誰も使いによこさない。

 

「..........」

 

情報が少なすぎて考察のしようもなかった。

この約束のもとで自分たちが召喚されたのだとするならば、今ここに誰も使いに来ない理由はただ一つ。

〝そんな余裕もないほどの攻撃を受けている〟――それしか考えられなかった。

 

「取り敢えず、コレ。外しておけ」

 

十六夜は自分のネックレスを触る。

それに釣られて耀と飛鳥は自分の腕輪と指輪に手をかざす。

 

「.....どうして?」

「理由は簡単だ。約束に従って俺たちが呼び戻されたのなら、ここに使いが来ない理由はただ一つ。そんな余裕がないということだ」

「....ッ!!なら早く助けに行かないと...!!」

「そのためにはまずはこれを外す。途中でコミュ二ティを襲ってる輩に足止めをされないように。...だよね?」

「ハッ!正解だ、春日部。これには俺たちの旗印が刻まれている。それを見られてちょっかい出されても困るからな」

 

その説明に納得がいったのか、飛鳥も大人しく指輪を外すと各々ギフトカードの中に収納する。

 

「さあ、早く黒ウサギたちのところへ救援に向かいましょう!」

「.....いや、その必要ないよ。飛鳥」

 

動物の能力的な何かを発揮した耀が指差す先を見ると、遠くに黒ウサギが見えた。

どうやら今、ご到着のようである。

 

「お前のギフトって、本当に便利だな...」

「父さんがくれたんだもん。それにちょうど風上にいるし。嫌でも気づくよ」

「流石だな。.....いや、飛鳥、ストップだ。どうやらまだ、様子がおかしいみたいだぞ」

 

今にも走り出しそうな飛鳥を呼び止める。

十六夜の視界の先で黒ウサギは茂みに隠れてしまっていた。

 

 

☆★☆★☆

 

 

 

こちらを見ていたようだが、取り敢えずバレてないと信じて茂みに隠れた黒ウサギ。

黒ウサギの素敵耳はギフトゲーム参加時なら1キロ内、審判時ならゲーム空間全ての状況を把握することができる優れものだが、それももちろん日常生活では発揮されることはなく、十六夜たちの会話は聞こえていなかった。

 

(....おや?どうやら妙にフレンドリーですね)

 

見るからに俺問題児!というような風貌の十六夜、どこか無気力な表情を見せている耀、服装こそは質素なものの、何か焦ったような表情の飛鳥。一見すれば協調性の欠片もなさそうな3人なのだが、妙に親しげに話している。

こそこそと草むらの陰に隠れながら川辺に近づく黒ウサギ。

 

「そんじゃあ、仕方がねえ。そこに隠れてる奴にでも話を聞くか?」

 

黒ウサギは心臓を掴まれたようにビクッと体を震わせた。

1キロ程度先から物陰に隠れながら近づいたから気付かれてはいないと思っていたのだ。

 

「.......!十六夜も気付いてたの?」

「当然。飛鳥、お前はどうだ?」

「え、えぇ。私も気付いていたわ」

 

一度十六夜に集まった視線も黒ウサギに焦点を合わせる。

黒ウサギは蛇に睨まれたカエルのように(実際は問題児に睨まれた黒ウサギだが)硬直しそうになる体を必死に動かしおどけた口調で姿を現す。

 

「や、やだなぁ御三人様。そんな狼みたいな目で見つめられては黒ウサギは死んでしまいますよ?えぇ、えぇ、古来より孤独と狼はウサギの天敵なのです。ここは黒ウサギの脆弱な心臓に免じて、穏便に話を聞いてはもらえませんか?」

「「「..........」」」

「.....どうされました?」

 

黒ウサギの言葉を聞いた三人は何やら難しい顔をしているが、十六夜の一言にノータイムで言葉を繋げた。

 

「断る」

「却下」

「お断りします」

「あやや、取り付くシマもないですね♪」

 

バンザーイと、諸手を挙げて降参のポーズをしてみせる黒ウサギ。

それでもその目は3人を必死に値踏み仕様としている。

 

(ここでNOと言える気概は買いですね。一瞬黙ったのが少し気になりますが、まあ及第点です)

 

これから先の話をどう切り出したものかと黒ウサギが思案していると、耀が隣まで寄ってきて、黒ウサギのウサ耳を根元から鷲掴みにし、

 

「えい」

「フギャ!」

 

思いっきり引っ張った。

 

「ちょ、ちょっとお待ちを!触るだけならまだしも、初対面で黒ウサギの素敵耳を引き抜きにかかるとはどういう了見ですか!?」

「世界の秘密を知るために」

「野球をしよう。チーム名はリトルバスター――って何を言わせるんですか!!」

「いえ、貴方が勝手に言ったのでしょう?」

 

うがー!と、声を荒げる黒ウサギにそれに突っ込む飛鳥。

 

「それにしてもそのウサ耳、本物なのね...」

「飛鳥も一回どう?」

「一体何をおすすめしているのですか!?」

「喜んで!」

「ちょ、まっ―――――」

 

飛鳥と耀に再び耳を引っ張られ、黒ウサギは声にならない声を上げる。

その声が周りの森に木霊している間、十六夜は足元を見つめ何かに想いを馳せていた。

 

 

☆★☆★☆

 

 

「あ、ありえない...ありえないのですよ。話を聞いてもらう段階までで小一時間も消費してしまうなんて...。学級崩壊とはきっとこういうことをいうのですヨ」

「話を進めろ、黒ウサギ」

 

小一時間もかけたおかげか、3人とも『話だけは聞いてやろう』というぐらいには心境は変化していた。

十六夜に至っては黒ウサギを弄る事もせず、ただひたすらに何かを考えていただけだったが。

 

「それでは御三人様。定例文で言いますよ?いいですか?さあ言います!ようこそ、〝箱庭〟の世界へ!我々はギフトを与えられたた方だけが参加を許される『ギフトゲーム』への参加資格をあなたたちにプレゼントさせていただこうかと皆さんを召喚させていただきました!」

 

そこから黒ウサギの説明が始まった。

 

 

☆★☆★☆

 

 

神魔の遊戯、ギフトゲーム。

暇を持て余した修羅神仏が開催することもあるというらしいこと。

小規模なものから大規模なものまで数多のゲームが存在すること。

異世界から呼ばれた者は〝コミュニティ〟に所属しなければいけないということ。

暇を持て余した神々の遊びというふうに解釈してしまってもいいかと言えるその説明を聞きながら、十六夜はこの世界の秘密――いや、真実の解に検討を付けていた。

黒ウサギの説明に耀と飛鳥が十六夜の考えを助けるかのように質問をする。

それを聞きながら、自分の仮説が限りなく正解に近いのではないかとほぼ確信した。

 

「さて、それでは質問がないようでしたら、続きの話は私たちの本拠でしたいと思うのですが、どうでしょうか?」

「待てよ黒ウサギ。俺がまだ質問してないだろ」

「なんでしょうか?ギフトゲームのルールですか?それとも、ゲームそのものに関してですか?」

「いいや、そんなことは腹の底からどうでもいいぜ、黒ウサギ。ルールだなんだを今更聞いてもどうにもならねぇ。それをどうにかするのは政治家や革命家の仕事であってプレイヤーの仕事じゃない。俺が聞きたいのはただ一つ」

 

黒ウサギが先ほど十六夜たちを値踏みしたように、今度は十六夜が黒ウサギを値踏みするような。表情の変化の一つも取りこぼさないように、口を開いた。

 

「―――この世界は、面白いか――?」

 

その仮説を正解と確信するために、十六夜は自分の手で質問をし、その答えを胸中で呟く。

 

「――YES!『ギフトゲーム』は人を超えたものだけが参加を許された神魔の遊戯。箱庭の世界は外界よりも格段に面白いと、黒ウサギが保証いたします♪」

 




さてさて、十六夜君理解早いぜ!とか、判断早いぜ!とか、思う所はあると思います。見直して自分で思いました←
そこの所は次話でなんとか違和感が無いように調整せねばなるまいて。出来上がった原稿(笑)に展開を一つブチ込むのがどれほど大変か...
しかしそれでもやらねばなるまいて。

投稿直前に夢オチネタを思いついてしまったのですが、色々考えた結果、あとで別のところで使うことにします←(オリジナルギフトゲーム開催のお知らせ。ただ、そこまで書き続けられるかが疑問。)

では、次回からは週一の投稿を予定しています。春休みに入るし、ストックがいい感じに貯まってきたら、別口で投稿するかもです。
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