俺から見たこの世界は、俺達人間に鎖を付け管理している檻にしか見えない。
詰まる所この世界には自由と言う物がないのだ。
そんな世界が息苦しいと感じ始めたのは何時だっただろう……確かかなり前から感じていた筈だ。
そんな事を感じてからは俺はただただ、ひたすらに『自由を求めた』
だけど…幾らそんな事をしても得られるのは俺が求める『自由』では無い。
如何すれば俺は『自由』を手にする事が出来るのだろうか?
其れを友人に話した所、自殺すれば良いじゃんと言ってきた。
確かに自ら命を絶てば楽になり自由になるかもしれないが、違うのだそんなのは只の逃げだ、そんな事をしても自由等は来る筈がない。
そう言い友人の顔に蹴りを入れてやった。
そんな自由を求めていた俺の人生は本当に唐突に終わりを告げた。
つまり死んだのだ
死因は居眠り運転の間抜けの車との正面衝突だ。
一瞬にして俺の肉体は活動を止めた、俺は肉体が活動を止める数秒の間 俺の人生を鮮明に思い出す。
自由を求め求め求め続け、結局は自由を手にする事なく間抜けな事故で俺はこの、檻の中で死ぬ。
悔しい
ただひたすらに悔しい
自由は手に出来ず、死ぬ時もこんな檻の世界で死ぬと言うのが悔しかった。
今度は……自由を手に入れてやる。
薄れゆく視界の中そんな事を考えながら、ゆっくりと瞼を閉じる。
「………っ?」
ふと目が覚め起きる
死んだ筈なのに目が覚めると言うの何だか可笑しな話だが…とりあえず周囲の確認をする。
白
真っ白な空間が広がっていた
「此処は?」
明らかに病院等の類いでは無いのは確かだ。
「おはようございます……この世界では朝昼夜が無いでしたね、では改めましてようこそ死後の世界へ。」
背後から女と男の声が混ざったような声が聞こえ、振り向くと其処には黄金に輝く六角形の物体が浮遊していた。
「アナタ……は?其れに死後の世界って…」
「先ず私は貴方が生活していた世界を管理する神と言われる存在です。そして死後の世界とは、少し特殊な場所でして。」
「少し特殊な場所?」
神の問いに首を傾げる、そんな特殊な場所に何故自分が居るのか
「そうですね…この死後の世界とは生前後悔をしながら死んで行った人間達が来る場所なのです。」
成る程確かに俺は死ぬ前に後悔…いや悔しいと思っていた、だからこの場所に呼ばれたのか。
そう一人で納得すると神が
「そして一つ提案です……貴方は転生したいですか?」
転生…つまり一度死んだ人間が又新しい肉体を得て違う世界で過ごす事が出来る事だ。
生前に読んだ小説では、転生する前に規格外の能力を貰い新しい世界で過ごす小説を何度か読んだ事がある。
そして俺にもその転生が出来るチャンスが目の前にある、そして転生すれば自由が俺が求める自由があるのかも知れない。
「はい、転生したいです。」
悩む事すらせず言う。
「そうですか………では貴方が転生する場所は『インフィニット・ストラトス』の世界です。」
インフィニット・ストラトス…確か生前に読んだ事がある小説の一つだった筈だ…確か女しか扱えないIS インフィニット・ストラトスと言うパワードスーツを何故か使える、唯一の男子 織斑一夏が女しかいないIS学園でハーレムを築く話だった気がする。
と言うかその作品に出てくるヒロインはヒロインと言う名の怪獣と行った方が良いくらいの凶暴性を持っているのだ。
後色々と頭が足りてない
冗談じゃない!あんな怪獣だらけの怪獣ランドに何か行ったら命が幾らあっても足りない。
「後この世界に行く前に貴方には幾つかの特典を差し上げます。」
よし、特典が一つじゃなくて幾つか…つまり複数の特典を貰えると言うのだ。
先ずは…
「じゃあ…無限の金を」
兎に角何わするにしても金は必要だし、どうせ自由を求め旅をするつもりだから金は欲しい。
「おっお金……ですか」
表情は分からないが…多分神は引き攣っている何でだ
「次に俺を女にしてくれ」
「おっ女ですか⁉︎」
今度は驚いたような叫び声を上げる。
俺が女にしてくれと言った理由は一つ
このインフィニット・ストラトスと言う世界は男では色々と面倒くさいからだ、先程言った通りこの世界では女しか扱えないパワードスーツがある、然もそのパワードスーツの性能は既存のどの現代兵器よりも高く、最強の兵器として君臨しているのだ。
そして、そのパワードスーツ ISが最強の女しか扱えない兵器の所為で女尊男卑と言う物が蔓延っていて、女は男を奴隷のように扱っているのだ…正直女しか扱えない欠陥兵器で何でこんな世界になったのか理解に苦しむ。
まぁ…そんな訳でISの世界で過ごすには男の身体だと色々と面倒くさいし、この世界の女だと厄介ごとは割と回避出来る便利な身体なのだ。
「かっ変わった人ですね……普通ならハーレムとかを考えている人が多かったのに…」
「いや…ハーレムとかそんなのただ面倒くさいだけですし、そもそもハーレムを目指す人間は後から後悔しますよ……その前に後ろから刺されますし。」
「はぁ……何だか刺された事が有るような言い方ですね…」
「はい…有りました」
「あったのですか⁉︎」
「友人が」
「ご友人が⁉︎ご友人は大丈夫だったのですか⁉︎」
……神なのに分からないのか?
「とりあえず、刺された場所が俺の部屋だったので友人が刺された後、刺した女と刺そうと包丁を持って並んでいた女達の顔を蹴った後縛って警察に突き出したので無事です。」
「容赦ないですね……」
「人殺しに容赦も男も女も無いような…」
「はぁ……其れでは来世を………貴方が自由を手にしますように」
そう神は言い目の前が真っ白になる
「あっ!あの人にISはいるか聞くの忘れてました‼︎……そうだ!あの人は確か生前シューティングゲームを良くやっていたから其れをISにすれば!先ずは斑鳩、R-GRAYとR戦闘機って…何これ多‼︎良いや全部入れちゃえ!さて…此れをあの人に渡しとかないと。」