前回のあらすじ
ボスらしき扉
出てきたのは魔王様
無事に友人になり帰宅
毎度おなじみ、謁見の間
「リュウスケ、よくぞ戻った。そしておめでとう。けどちょっと待っててくれ」
いったいどうしたのだんだろう。謁見の間に入ると、皇帝陛下と王妃がひそひそ書類とにらめっこしていた。
少し聞こえた内容だと、あの男爵は~だとか取り潰しだな~とか物騒なことが聞こえてくる。誰かやらかしたんだろうな。南無南無
「待たせてすまないね。気にしないでくれ、ちょっとした事だ。それよりも、早速驚かせてくれたね。Aランクになって早々ソロで高ランクダンジョン攻略とは」
「いやいや、エルネスト夫婦とか同じようなことやってるのでは?」
「彼らもいくつか攻略はしてるよ?でもカルネちゃんや知り合いのBランク冒険者と一緒にね。だから、ソロ攻略はすごい。というわけでリュウスケのその功績を称えよう!何か欲しいものある?」
相変わらず軽い皇帝だ……欲しい物、欲しい物………あ!
「陛下、実はこれを売りたいんです、いくらで買い取ってもらえますか?」
そうしてリンゴ大のムダンラの実が入った箱をいくつか出す。ムダンラの実の並はこの大きさ。大きいものになるとスイカぐらいになるんだが、ここは1つだけ、紛れ込ませておこう。
ついでに、2つ切り分けて皇帝に献上しよう。これは見るより食べてもらった方が早い。
「この果実はもしかしてダンジョンで採れたものかい?喜んでいただこう。うまい!これは良いリン………ん?ブド……いや、まさか……」
「あなた……これって………」
ビックリしてる、ビックリしてる。そうだよな、味か変わる果物なんて、1つしかないよ。すぐに答えにたどり着いた皇帝達。
「リブロも1つ食べてみろ。驚くぞ」
「それじゃあ1つだけ…………………お前これ」
「ムダンラの実だ」
「「「ムダンラの実……」」」
「これが………幻の………」
「あぁ………………」
「………………………」
皇帝と王子は気を保ってるようだが皇后は意識を飛ばしたらしい。残った二人も放心状態だ。さらに次いでだからざわついている警備の騎士達や、色々な所に隠れている忍者風の護衛の人達にも1つ渡しておこう。受け取った瞬間から膝が大爆笑していたけど。おかしいな……鍛治のおっちゃんに渡したときはそこまでの反応は無かったが………
もしかして、おっちゃんも食べた後こんな風にしばらく放心していたのかな。
「あぁ……神よ……」
皇帝が神に祈り始めたんだが………いったい誰に?
《あ、僕にだ》
《まぁ、内容はこの出会いに感謝をー、みたいな感じだしいいんじゃない?あと、これをわたし忘れてたんだ。えぇっと………何処においたっけなー、あった!ダンジョン攻略おめでとう》
〈 称号:魔王の友 を取得しました 〉
この称号でMPが1.5倍……だと!おいしい。称号おいしい!これからは称号集めも視野に入れようかな。
「あ、ごめん。取り乱した」
「期待以上のリアクションで何よりです」
「それで、これなんだけど買い取りは……全部は無理だ」
やっぱり伝説の実を箱1つは多すぎたか。皇帝と皇后の「買いたいんだけども!買いたいんだけども!」みたいな感情がものすごく顔に出ている。
「そうですか、ではいくつ買ってくれますか?言い値で大丈夫ですよ」
「そうだね、実は宝物庫にも1つムダンラの実あってね。それと比べて見るとはるかに質も大きさも良いと思う……となると、これ1つに国宝1つ2つ分の価値はある。宝物庫がすっからかんになっちゃう」
そこまで?
高評価、ブクマ、ご意見、ご感想お待ちしてます。活動報告でモンスターの案なども募集しています。スキルでも良いですよ?(/ω・\)チラッ
相も変わらず更新ペースは不定期になります