神たちに送られ異世界に   作:こっとん1999

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59話。久しぶりに長くかけた気がする。

前回のあらすじ
騎士団の説明
Aランク初耳ぃ!
新しい武器の種類判明


龍介、兵士の訓練に付き合う 3

「それでは、訓練を始めるわよ!訓練終了の条件は勝つこと!勝てば次の訓練まで休んでよし!また、5回連続で負けると特別訓練よ!心してかかるように!」

 

 バルバロッサの号令で兵士のための地獄の訓練が始まる。

 

 訓練その1

  兵士10人VS進化したてのスライム達9匹+スライムコマンダー

 

「そっちの2匹を頼む!こっちは任せろ!」

「グッ!腕をやられた!」

「回復します!ホイミ!」

「連携が厄介だが……思ったより余裕だな」

「おい!何が簡単だ!こっちのウォータースライム、剣を切り刻んでくるぞ!」

「がんばれ。ほら予備だ」

「おい!?」

 

 この時兵士達を相手するスライム達は、連携がやっと取れるようになったレベルの子達。まだ経験浅め。その点、兵士たちはよく連携が取れており、流石に低レベルのスライム達に遅れは取らなかった。中には、魔物を相手にしたことがない新人もいたようで、多少怪我はしたようだがきちんと回復魔法が飛んでいた。

あと、余裕とか思ってる奴、今はまだ弱いスライム達だぞ。これから地獄を見るかもな……ふっふっふっふっふっふ…………すでに数人、苦戦をしているらしいが。

 

この訓練による成果は、スライムが進化して従魔が増えたこと。新しい種類……と言って良いのかわからないが、スライムナイトが6匹、スライムブレスが4匹増えた。スライムブレスはドラゴスライムの進化系だ。スライムナイトはスライムからの飛び級。

 

訓練その2

 兵士10人VS中の上のレベルのスライム達5匹

 

「おいおい……このスライム、ビッグにしてはでかくねぇか?」

「多分、メガスライム……」

「マジかよ。初めて見た」

 

「お?こっちはメタルスライムだ!よっしゃ、経験値いただッ……」

「「「「!?」」」」

 

 人が真横に飛ぶ光景なんてそうそう見れるもんじゃないよな。あ、でもこの世界じゃ割と普通にできるな……特にAランクとなれば尚更か?

 

「……おい、今の見えたか?」

「いや全く。気がついたらあいつが吹き飛ばされてたな。メタルスライムってこんなに早かったか?」

「人が真横に飛ぶなんて、まさか元帥以外にもこの芸当ができる人間……いや、モンスターだったか、ならそこまで驚くほどでもないか」

「あ、それもそうだな」

 

 ギルマス……いったいどんな訓練を…………まぁ、無双してるんだろうな。兵士をちぎっては投げちぎっては投げ……容易に想像できるぞ。

 

「でも元帥とかの訓練よりは幾分かマシだよな」

「まぁ、きついけどそこまで勝ち目がないわけじゃないな。元帥との訓練に比べれば、まだまだいけるな」

「あの訓練はもげる。地獄だ」

 

 あのおっさんマジでどんな訓練してるんだ!?

 

「Aランクかぁ……憧れるなぁ」

「すごいよな。あの年でAランク。いつか俺も」

「お前にAランクなんてもったいない。Cランクで十分だろ」

「割と普通の評価!?」

 

 なんか、周りからの視線がきらきらしてるんだが……ちょっと、いやすごく視線が痛い。

注目されるって、むず痒いな。

しかし、これでも勝つグループが出てくるか。1つや2つ、脱落が出るかと思ったが……さっきからちょくちょく出てくるギルマスの訓練の影響がこんなところにまで!

 

「なかなかやるでしょう?うちの兵士達」

「ああ、これも団長様と元帥様の指導が立派だからだな」

「よしてちょうだい、恥ずかしいわねっ」

「ぐっ!げほっげほげほっ!」

 

 ちょっと、バシバシ背中を叩くのをやめてほしいんだが。あ、HPが少し減ってる……どんだけ力いれてるだ……

 

しかし、千人ほどで国1つをほぼ完璧に守っているだけはあり、兵士達の技量は目を見張るものがある。もともと犯罪が少ないっていうのもあると思うがそれは置いておこう。

 メタルスライムのくだりだけを見るとバカやってるようにしか見えないが、きちんと勝利を納めているあたり流石だとおもう。スライムだからとバカにしちゃいかんぞ。中の上に位置するスライムはD、Cランク冒険者並の技量を持っているはずだからな。

 

訓練その3

 

兵士全員VS俺、スー、ライム、レム、ナイト、その他高レベル従魔

 

 俺ら、最強メンバーによる訓練。訓練?どちらかと言えば蹂躙?きっといい経験になるだろう。ギルマスとはまた違った地獄、見せてやる!ちなみにこの訓練だけは団長も参加するらしい。

 

「メラガイアー」

「「「ぎゃああああああ!!」」」

 

 まずは高火力で一掃。今ので約3分の1が別室送り。

 

『えい!えいえい!とりゃっ!ぽーい!』

「グッ」

「このスライム、いったい幾つの武器を扱うんだ!?」

 

 スーは体内収納を使い、体の中にしまっていた武器を取り出したり仕舞ったりしながら戦っている。剣、斧、槍、槌、鎌、棍、暗器を巧みに使い一撃必殺。鎧袖一触で兵士たちを打ち負かして行っている。

 

『……バイキルト……スカラ……ピオラ。ギガデイン、ドルクマ。べホイミ、ライデイン。ベホマラー』

「くそっ。あのスライム、ヒーラ―なのはわかるが……攻撃的すぎる!近づけねぇ」

「おい、周りにバフまでかけてるぞ!急いで何とかしろっ」

「何とかしろって言われても……飛んでるし……魔法も避ける、いったいどうしろって、うおおおおおお!?」

「気をつけろ!……影に、なにかいやがる……影に何かが刺さった瞬間体が……動かなく」

「おい!くそっ厄介な」

 

 ライムが上空で淡々とバフをかけ、魔法をばらまく。それはよそ見をした兵士を浄化し、浸食しする。さらに、ライムに注目が集まっている間に、影泳で影の世界に潜っているレムが影遁:影縫いで足止め。ついでと言わんばかりの影遁:影刃。これは本当に厄介だろう。何しろ気が付くと動けず、刺される。例え刺されなくてもライムの呪文の餌食。ここら一帯の兵士は、いわば詰みの状態。

 

『自分もまだまだ、負けてられないな……《疾風迅雷》《一刀両断》《金城鉄壁(きんじょうてっぺき)》』

「はやっ」

「鎧がっ」

「足がっ足がぁぁ!」

 

 ナイトがルーンで綴った文字は四字熟語。四字熟語は4文字で濃い意味を持つ。つまり、こういう戦い方にぴったりということだ。疾風迅雷で素早く動き、一刀両断で断ち切る。金城鉄壁で守りを固める。金城鉄壁は、非常に守りの堅いことのたとえで、金や鉄のようにきわめて堅固な城壁の意から来ている。つまり、すごく固くなる。無敵、とまでは言えないのかもしれないが、ほぼ最強に近いと思う。

 

 これは……俺の出番がない……最初の一発だけだぞ?俺が活躍したのって……ひどくね?もうほとんど兵が残って、あ、団長残ってるな。よし、戦いじゃヒャッハー!

 

 




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