前回のあらすじ
地獄の山ごもりきつそう
団長の武器が死んだ!この人でなし!
美人さんのマジ泣き、心を潰す(罪悪感
「というわけでお納めください」
すぐにバルバロッサに渡しに来ました。
「リブロ……これはどういうことかしら?私には前の斧よりも高性能の物が見えるんだけど?」
「えぇっと……リュウ……それは?」
「なにって、新しい武器を買うまでの繋ぎの武器?新しい武器を買ったら売るなりなんなりしてくれ」
「「それを売るなんてとんでもない!」」
びっくりしたぁ……いつでも作れるんだが……
「むしろ、私がお金を払うレベルなんだけど……」
えっ、薄々前のより強くないかなとか思ってたが……そこまでか?鎌にも刻もうかな?
「言い過ぎだろ、だってこれ……」
《魔石を使用し半径20mの味方全員に筋力増強(大)、疲労回復(大)、HP自動回復(大)の効果をつける。効果の続く時間は魔石の質によって上下する》
こんな効果だ、強力だが欠点もある。
「魔石の質が良くないと効果時間が短いぞ?いちいち、戦闘中に効果が切れたら変える、なんてしてられないだろ?だからといって長い時間効果を求めると出費もかさむ」
「なるほどね、納得した、何て言うと思ったの?いい?こんなに!効果の高い!武器は!迷宮産でしか!でないと思われてるのよ!はぁ……はぁ……」
「お、おう」
そんな息切れするほどか……そうかぁ、やっちまったかぁ
「じゃあ、他言無用で、な?」
「……はぁ、分かったわ。でもこれ、私がお金を払わなきゃ釣り合わないわよ?あのハルバードの3倍の値はするはずよ」
へー、3倍か。良い値段するんだな。
「そこまでか……まぁいいか。それじゃあ、後は150万Gを少しづつ返す形でいいよな?」
「ちょちょちょっ、待って待って。話聞いてた?あれの3倍よ?3倍!こんなの貰ってさらに、お金ももらったら罪悪感で死ぬわよ!お金は大丈夫!」
「そうか、それなら良いんだが……」
よかった、150万なんて大金、何週間かかるか分からなかったからな。
「そうだ、リュウ。この話、父さんの土産話にしても良いか?」
「大丈夫だ、好評しないよう頼む」
「分かった。しかしリュウはなんでもできるんだな。その内、賢者の石とか作ったりしてるかもな」
「怖いこと言わないでよ、それこそなかなかお目にかかれない代物じゃない」
笑顔がひきつってますよ、お二人さん。賢者の石か、たしか錬金でレシピがあったような………
「レシピなら……」
「「………………………」」
楽しげな雰囲気が一瞬にして砕け散りました……てへっ
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「お?雨か……」
訓練が終わり、外に出てみると……何ていうか、シャレ乙?な言い方をすると、太い針金のように光る雨の線?全然シャレ乙じゃなかった。
つまり近年稀に見る超大雨。近年稀って言うか、この世界では初だけど……
傘……傘?そういえばこの世界に傘は………無いよな……道行く人々は手持ち物で守りながら大急ぎで帰り、出店を出していた人たちは大急ぎで商売道具を片付けている。出店には簡易的な布で屋根らしきものはあるが……ただ布だから余裕で染み込んできている。水の染み込みにくい布とか誰も考えなかったのか?これは売れるな…………心のメモ帳にメモメモ。
そんな俺は対策済み。実は傘の骨組みを作っている。なぜ骨組みかというと……ウォータースライムをまとわせるためだ。ウィータースライムは体内に大量の水を収納できる。つまりいい感じに傘になれる。
壊れる心配もほぼなく、水はリサイクル可能、まさに一石二鳥。
次の日、傘らしきものを売り始めた店が出たのは言うまでもない……そりゃ大雨の中自分だけ被害受けずにゆっくり帰ってたら真似しようとするよな……特許も何も無いもんな。しかし!まだ地球の傘には遠くおよばない。耐水性、耐久性、重量……こういったものを試行錯誤するのってすごく楽しいし、ついつい改造たくなる。帰ったらスライム傘の改良だな。
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