前回のあらすじ
ギルドに報告
ギルマス暴走
フレアのヒールホールド極
翌朝
「う~ん……関節が……関節がッ」
「アタイのほうが~……もっとうまく~」
「それはさっきやりましたよぅ。むにゃうにゃ……」
現場、非常に混雑しております。いったいどうしてこうなったのでしょうか、皆目見当もつきません。
あ、エールが入っていたと思しき樽があります。それに食べた跡が……人の家でよくもまぁこんなに食い散らかして……よぉし、スライム諸君片付け!そう号令をかけるとスライムたちがわらわらと後片付けを始める。食べこぼし、飲み残しを吸収。きれいに皿とコップを洗って収納。いやぁ、手際がよろしい。
「はっ……腕はついてる!?足は!?」
「大変だったんだな……」
「あ、あぁ……それはもう。そのくせあまり痛くないのがつらくて……」
本当に、大変だったんだな。きっと良いことあるよ。保証はしないけど。さて、片付けも終わったな。シリカに付いてる従魔達からの情報はっと………地下牢に入れられてはいるが、特にこれと言ってひどい扱いはされていないか。引き続き奴らの監視とシリカの保護。もし、シリカに何かありそうだったらすぐで救出してきていいぞ。
本当はすぐに助けたい所だが、ここはちょっと我慢してもらおう。これからこういう事を減らすためにも徹底的に叩き折って噂を広めてもらわなければいけない。というか、Aランクに喧嘩を売ること自体頭おかしいと思うけど……
エルネスト夫婦にこんなことしたら、たぶん塵も残らないぞ。カルネなんか氷像作りそうだ。
「あれ?もう時間だっけ?」
「いや、時間は正午だし、まだ時間があるな……」
「大事な人が攫われたのに結構余裕だね」
「そりゃもちろん、安全は守られているからな。さっと行って救出して、犯人には痛い目見せないとなぁ」
「隆介、いま般若が運動靴で逃げ出す顔してるよ」
般若も走りやすい装備で逃げ出す……か。俺そんな怖い顔してた?種族とかかわってないよね?ひょんなことから種族が変わるのはありがちだけど、こんなことで変わったら恥ずかしくてしょうがない。よし、人間のままだった……よかったぁ。
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side:シリカ
現場のシリカです。私は今、地下牢にいまーす。…………はぁ、ギルドの職員だからいかなるトラブルにも対応できるよう訓練されてはいるんですけど……ちょっとメンタルにビシビシ、ヒビが入りつつあります……閉所にずっと1人閉じ込められると、寂しくて死にそうになりますね。そんな中で、自分を保っていられるのはこのスライム達がいるから……ですかね。どこからともなくゴーレムやスライムが現れて、掃除をしたり食事を用意してくれます。それだけ本当に癒しになります。そして、そんなスライムちゃんが置いていった手紙が1枚。
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ちょっと、犯人潰すまで待ってて
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書かれていたのはこの一言だけでした。開いた口が塞がりませんでした。( ゚д゚)ポカーン です。リュウさん、これは貸し1つですよ!
高評価、ブクマ、ご意見、ご感想お待ちしてます。活動報告でモンスターの案なども募集しています。スキルでも良いですよ?(/ω・\)チラッ