前回のあらすじ
ステル、夢にまで見る関節技
般若もスポーツマン
リュウスケ、シリカに貸し1つ
side:シリカ
「おい、出ろ」
私は、牢屋から出されてとある一室に連れてこられました。ただ気になるのが、こんなにスライムちゃん達がついて来ているのに、なんで他の人は気づかないのでしょう?目が悪い……わけではないでしょうし……
それで、連れてこられた部屋は……一見、普通に見えますがよく見ると窓に鉄格子。おそらく扉も……いったいどういう目的で作られた部屋なんでしょうか?
そしてそんな中、スライムちゃん達は分るんですけど平然と入ってくるゴーレム達はいったい何処から入って…… -ガチャッ- ……えぇ!?普通に入り口から!?ちらっと見えた感じ見張りがいたような気がするんですけど……ゴーレムがサムズアップしてきました。
……スライムちゃん達かわいい。
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side:リュウスケ
いよいよ時間。今いる所は矢文で指定された場所。今のところ近くに人の気配なし……は、時間を守れこの野郎。そっちから誘っといて時間通りに来ないとかふざけてんだろ。あれか?貴族だからか?貴族だから時間にルーズでも許されるってか?あ~やだやだ、そんな貴族には悪評しか来ないぞきっと。お?こちらに近づいてくる気配……5人か。
「お前がリュウスケだな?」
「ああ、そうだが迎えか?」
「口にきき方に気をつけるんだな。あの女の命が、どうなっても知らんぞ?」
これぞ悪党のセリフ。というか、これまであってきた人物の3割、下手したら4割が悪党な気がする……
そろそろ悪党のセリフベスト10全部言い切るんじゃないか?
「分った。本当に彼女は無事なんだろうな?」
「当たり前だ。お前がしっかり要件を飲めば、の話だが。行くぞ」
すると男が1人、布をかぶせてきた。目隠し……しかし効果がないようだ!ここら辺はマッピング済みなので。
なんやかんや目的地に着いた。情報通り、カンジダリウ侯爵の家だ。自分の家に敵を招き入れるのは果たして賢明な判断なのか?とか考えたりしたが、相手は俺を敵じゃなく、人質を取られて言うことを聞くしかできない人みたいな認識なんだろうな。しかし気になるのが、どうも見た感じ人が少ない。なかなか大きい家なのに気配が12人しかいない。内2人は侯爵息子とシリカだろう。使用人も少なく見積もって2人は要るとして…………となると私兵は8人ほど……あ、俺を連れてきた奴らを入れると13人か。どちらにせよAランク相手にするには少ないと思う。全員がBランク並か?とも考えたが今いる5人を見てもDランクかCランク位………何か切り札があると考えておいたほうがいいかもな。
「ここだ。入れ。けっして失礼の無いようにしろ」
結構乱暴に部屋に連れ込まれ、目隠しが取れる。目の前でふんぞり返っていたのは、おかっぱ坊ちゃんでした。
偉そうに食べ物を食い散らかしている。正直、もんのすごい量のゴミを蓄えている以外、普通?
「なんだお前?頭が高いぞ?ほれ、跪け平民」
前言撤回、何こいつびっくりした~。え?坊ちゃん?いいえ糞餓鬼でした。
「ほれ、どうした?早く跪けよ」
「それより、彼女はどこだ」
「チッ、ちゃんと無事だ。面白くねぇな!おい!もっと食い物もってこい!」
「は、はいぃ!」
近くに待機していたメイドさんに食べかす投げつけ新しいものを持ってこさせようとする。は?貴様メイドを何だと思ってるんだこの野郎もぐぞ。
-ガシャガシャガシャン!-
「おいどうした」
「い、いえ、すいません。急に寒気が……」
おっと、いけないいけない。ついつい殺気が……というかあの糞餓鬼に殺気向けたのにその横の私兵さんが焦ってんだ?おっと、話を進めなきゃな。今回は下手に話を進めよう
「それで要求は何なんだ?」
「ん?」
「いや、何を渡せば彼女を返してくれるんです?」
「お前、珍しい魔物を飼っているんだろう?僕に全部寄こせ」
………その喧嘩買ったぁ!
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