J.Army W.S. DB×銀魂
14ドラゴンボール×銀魂 夢のクロスオーバー
トキの守護者篇
第14話 「ありがとう」
悟空が遠くまで吹き飛んだ衝動は収まる。
悟空は背中を岩に付けて倒れており、顔は下へ向き意識が消えている様に全身がピクリとも動かず超サイヤ人3も消えている。
散乱する血を見る限りその出血量は半端ではない。
口からも蛇口をひねったかの様に血の嘔吐が止まらない。
ピクリとも動かない悟空。龍馬は超速度で悟空へ突進し「終わりだーー」と口走る。
その剣は悟空の腹を貫通する。
ブシュウ!!
大量の血がその一瞬に舞う。
その命は龍馬の「さらばだ」の一言と共に掻き消えようとした。
その剣を引き抜き始める音があまりにも痛々しい。
全身血塗れの悟空の口と腹から血は噴水の様に溢れ出る。
ーーだが突如龍馬と同じ赤い紋章に包まれた悟空の左腕が動き、その剣を止めた。
悟空は不敵の笑みと共に「見えたぜ......、おめェの力が!!」と掠れる声で口走り、龍馬と同じ赤い紋章の拳で龍馬の顔面を殴った。
血が噴水の様に龍馬の顔面から溢れ出し、吹き飛び瓦礫に埋もれる。
身体から大粒の血がぼたぼたと落ちながらも
足はよろけ、手は震え、身体は痛み眼は霞む。
それでも
悟空は、立ち上がる。
普通の状態に戻った悟空の身体は、龍馬の赤い紋章に包まれていた。
瓦礫を振り払い立ち上がる龍馬は「な、何故だ...!?」と疑問を口出す。
悟空は笑みを浮かべ「簡単だ。超サイヤ人3の力でも勝てねェとなると流石のオラも打つ手がねェ......。
だけどおめェの凶々しい気は何なのか、ずっと疑問だったんだ......。
おめェの剣を腹に食らった時確信した......、こりゃ魔神の気だってな」と語る。
龍馬は驚愕する。あまりの戸惑いに龍馬は「ま、まさか、我の剣をその身に受けたのは......、我の扱う魔神の気を取り込むためだったのか!?」と口走ると悟空は「ああ」と答える。
龍馬は驚きを隠せず「貴様、魔神の気を扱える事を何故、そこまで確信していた!?何故......、危険だと思わなかった!?」と悟空に問う。
悟空は笑みを浮かべ「そのために賭けって言葉があるんだろ」と口走る。
龍馬は「だから何故、それほど危険な賭けをしたと訊いているんだ」と問う。
悟空は再び笑みと共に「おめェを超えるためだ...!!」と一言で全てを語った。
龍馬は沈黙した。心の中で(魔神の凶々しい気をただの賭けで取り込み、本来身体が破裂するほどの高濃度の気を扱う天才的センスと共に......、その度胸)と悟空に関心する。
悟空も心の奥で(魔神の気ってのを扱うのは難しいなぁ......、今にでも身体が爆発しちまいそうだ)とその心境と身体は限界に近かった。
龍馬は「我も......、いや......、俺もお前に気を奪われあまりの残っておらずそして貴様も限界は近い......。
なら、お互い最後の一撃で勝負をつけると言うのはどうだ?」と悟空に問う。
悟空は「へっ、ようやく人間らしくなったじゃねェか。
屍とか大げさ過ぎんだろ!
その勝負受けてやる!!」と満面の笑みと共に口走る。
龍馬は、笑みを浮かべられないその人相でも(お前と会ってからだ)とどこかで嬉しく思った。
悟空はかめはめ波の体制を取る。
反対に龍馬も剣の鋒を悟空へ向ける。
「そうだなぁ......。名前は、魔神・かーーめーーはーーめーー...!!」
「最終奥義・凶剣...」
とお互い全てを込めた技を溜め込む。
周囲を壊す地震、大気は荒れに荒れ、地は破壊されて行く。
二人の男のあまりの巨大な気に地球が痛みを受ける。
動物は逃げ出し、雲は掻き消え風はまるで破壊の衝動に駆られた様に全てを破壊する。
悟空の両手から溢れ出る黒い電撃。
赤色が血煙の様にモクモクと上がる龍馬の剣。
「波ーーーーっ!!!!!!」
「龍髄!!!!!!」
悟空の両手から放たれる、青色の電撃を纏う黒いかめはめ波。その邪悪な色は魔神の気を使った影響だろうか。
龍馬の剣から放たれる、鋭い弾丸状の赤色の光の玉。
かめはめ波と凶剣龍髄......、二つのあまりにも邪悪なエネルギーは地面を掻き消しながら猛スピードでお互いに突進する。
赤い弾丸と黒い光線が、お互いを食い合う様に直撃。
それを中心にクレーターが広がり周囲をとんでもない衝撃が取り巻く。
悟空の手も龍馬の剣も動かず、ぶつかり合う技は互いを食い合う様にぶつかり合い、ばちばちと激しい轟音をたてる。
激しい撃ち合いに大地は恐れ震え、空は黒い雲に包み込まれ、その撃ち合いから放たれる電撃は周囲を破壊して行く。
悟空も龍馬も「がァァァ......ァ!!」押し合う力に声が漏れる。
龍馬は心の中で喜んでいる。
(今生きている。ようやくその思いを得られた......。死を経て喜びを失った心が今満たされている。今この瞬間を生きているんだ...!!)
心の中で喜びを得ながら、龍馬の放った技は悟空のかめはめ波を押し始める。
押され行く悟空は、歯を食い縛る。
龍馬は(こんなに......、嬉しく思ったのは死を経て初めてだ......。
初めてだ......。負けを......、誇らしく思ったのは...!!)
と心の中で呟いた瞬間、龍馬の技はかめはめ波に押されて掻き消え、漆黒のかめはめ波は龍馬の眼前に迫った。
(ありがとう)
龍馬は心の中で悟空に礼を呟き死を覚悟したーー
だがかめはめ波が逸れ、それは天へ駆け巡り宇宙を目指して消えて行った。
静まり返る一帯。
龍馬は疑問を思い「なぜ殺さない?」と悟空に問う。
悟空はオレンジの上の道着を破り捨て、青Tシャツになり「勝敗に、生死はいらねーだろ?」と言い残しその戦場を背にする。
龍馬は笑みを浮かべ悟空の背中を見て「やはり貴様は不思議な男だな」と言って剣を鞘に収め、歩き出す。
そして龍馬も悟空に背を向け、飛び去る悟空も龍馬も「また戦おう」と言い残しお互い立ち去った......。
続く......。
戦況纏め
銀時 vs ジャック
(戦闘中)
悟空
龍馬との一騎打ちに勝利。
新八達の所へ進行中。
龍馬
悟空との一騎打ちに敗北。
ジャックの元へ進行中。
ベジータ
牛鬼との一騎打ちに勝利。
新八達の所へ進行中
牛鬼
ベジータとの一騎打ちに敗北。
そのまま気絶。
ルミネ&新八&神楽 vs 兵隊
(戦闘中)
次回予告
第15話 「最終決戦」
4月21日更新予定