J.Army   作:Gintoku

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第24話「終幕 一杯の盃」

J.Army W.S. DB×銀魂

24ドラゴンボール×銀魂 夢のクロスオーバー

トキの守護者篇 最終話

第24話 「終幕 一杯の酒」

 

あの戦いから、1ヶ月が過ぎた。

 

暗闇の中点々と光る星々の中を通り抜ける、飛行機と同様の形状ながら大きさは数倍に値する宇宙船が宇宙を駆る。

内部にて、長い通路を歩く龍馬。

その果ては眼では見えないほどの長い通路の左右に並ぶ膨大な数の部屋。

 

そして、医療部屋と書かれた部屋のドアを開け、龍馬が中に入ると、そこはまるで病室の様な光景。

依然と並ぶ医療機器に包まれたベッドに、ジャックは仰向けで寝ている。

病院独特の白い胸元の開いた患者衣を身に付け

頭、左腕に包帯が巻かれ、また胸元にも包帯がチラッと見え、恐らく腹部の傷にも包帯が巻かれているだろう。

左頬と左眼の上には白いパッドが張られている。その他にもまだ身体には戦いの傷跡が残っている。

 

ジャックは病室に入った龍馬を見て「傷の治り早えなお前ら」とちょっと皮肉な風に口走る。

龍馬の髑髏の顔に表情が現れる事はなく「あの戦いで一番の重傷を負ったのはお前だ。白夜兎はその独特の回復力で5日も経たぬ内に全快し牛鬼も俺も半月で完治した。お前は相当深傷だったからまだ時間はかかるだろうよ」と口走る。

ジャックは笑みを浮かべ「そうか......。ところで龍馬よォ、お前いつからそんな口達者になったんだ?」とジャックの問いに龍馬は無表情のまま「少なくともお前が明るくなる前だな」と答える。

 

ジャックは笑みを浮かべ「そうかい」と口走る。

龍馬は「これからどうするんだ?」とジャックに問うと「どうもこうもねェよ......。目的が無くなった今、前も後ろも見えてねェよ......。ただ......」と言いかけそのまま窓の方を眺めるジャックは「お前らと一緒に色々な世界をしばらく旅をするってのも悪くはねェか」と、どこか憎しみの消えた笑みがジャックの唇を包み込んだ。

 

そして同時刻の地球。

晴天に見舞われ、鳥が大空を飛び、地球は平和一色だった。

そんな中、パオズ山では......。

まるで茶碗を裏返した様な形の二軒の家が並ぶ。

そのベランダで悟飯と一緒に本を読む新八。

 

悟飯は「これでようやく超新星爆発の理論が分かったね?次に行く?」

と新八に問うと「ええ!寺子屋に通えなかった僕にとってはこれは宝の山ですよ!」と意外にも勉強に熱心な一面を見せる。

一方、庭の方で神楽と悟天がかめはめ波の練習をしている。

「「か〜め〜は〜め......、波〜〜!!」」

当然の如く、神楽の両手から放たれる事は無かった。

 

そして洗濯物を干すチチが悟天に対し「なぁ、悟空さどこだべー?」と問うと悟天は「多分銀さんと一緒に釣りに行ったと思うよー!」と答える。

チチは溜め息を吐き「まーった悟空さは部屋から銀時を連れ出したんだべか......、まだ銀時の怪我が治ってないのに」

と独り言を呟いた。

 

そして山奥の川沿いで悟空と銀時は座り、釣竿を川に下ろし獲物をゆったりと待ち構えて居た。

銀時は頭と左肘に包帯が巻かれており、左頬にはパッドが貼られている。

銀時の着物から見える胸元には、服の下から包帯が覗き込んでいる。

腹や胸の傷への処置だろう。

そして銀時の横には歩けない者が使う杖が一本置かれている。

 

そして銀時と悟空の間には酒の瓶と、猪口が二つ置かれている。

銀時は「釣れねェな」と溜め息を吐き出す。

悟空は笑みを浮かべ「そうでもねぇぞ?」と口走った途端、釣竿を引き上げると文字通り巨大な魚を釣り上げる。

その大きさは人の20倍はあるだろう。

それを見た銀時の目は些かつってしまう。

 

悟空は笑顔で「でけーだろ?さー、もっと釣るぞー!!」と元気いっぱいに口走った。

銀時は「まだやんの!?」とツッコミを入れると「あたりめーだろ〜。こんなのオラにとっちゃ茶碗いっぱいでもねーかんな!」と答える。

そして再び川に釣竿を下す2人。

 

銀時は「あんた化け物ですか」と問うと「おめーにもできるさ!」と悟空が答え「たった5日で治って修行してた人から言われてもできる気がしないんだけど」と銀時がツッコミを入れる。

 

銀時は笑みを浮かべながら「しかし甚だ恐れいったよ......、文字通り化け物レベルだなサイヤ人ってのは......。こっちはまだまともに歩くことすらままならねーのに、そっちは僅か5日で完治して修行してる始末だからな」と口走る。

すると悟空もまた笑みを浮かべながら「無理もねぇさ。オラ達はそーゆーつくりらしいからな。それにあの戦いで一番怪我したのおめーとジャックだろ。残ってた仙豆2粒もおめェは新八と神楽にあげたし」と答える。

 

銀時は笑みを浮かべながら何も言わなかった。

悟空は「自分の深傷より、あいつらの怪我の方が心配だったか?」と若干揶揄いを込めながら笑みと共に口を開いた。

銀時はその笑みを絶やさず「心配なんざした覚えはねェさ......、ただ......」そう言いながらそよ風に髪を揺られ空を見上げて「あいつらの元気な姿見てると、こっちも治った気になれるのさ」と口走った。

 

悟空はそんな銀時を見て「おめー、良い父ちゃんになれっぞ」と口走る。

銀時は「そうかい」と笑みと共に口走った。

 

そして2人の後ろに、ルミネが現れる。

「時空の歪みが解消できました。これも悟空さん、銀時さん、あなた達のおかげです......。ありがとうございました!!」

とその頭を下げ、心より礼を言う。

銀時と悟空はルミネを見て、銀時は微笑みと共に、悟空は顔面いっぱいの笑顔と共にたった一言だけ言う。

「「気にすんな」」

 

そしてルミネば笑顔と共に「さようなら、また会いましょう」と言って、姿を消した。

 

そして酒の入った猪口で2人は乾杯し、酒を口に運んだ。

2人は空を見上げ「「うめぇ」」と一緒に口走った。

 

数日後、ブルマの手に寄り、世界と世界を繋ぐ装置が完成し、銀時達は元の世界に帰った。

奇妙な出来事が巡り合わせ出会いは、彼らの胸に永劫刻まれるだろう。

運命の歯車は再び回り出す。

また新たな巡り合わせを求めて。

 

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